端的に言えば蚯蚓ののたくったようの意味は「下手な字」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「蚯蚓ののたくったよう」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「蚯蚓ののたくったよう」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「蚯蚓ののたくったよう」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「蚯蚓ののたくったよう」は分類としては日本語の慣用句であるという点もおさえておきましょう。
「蚯蚓ののたくったよう(みみずののたくったよう)」の意味は?
「蚯蚓ののたくったよう」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1.へたな筆跡のたとえにいう。「蚯蚓ののたくったような字」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「蚯蚓ののたくったよう」
「蚯蚓ののたくったよう」は、へたな筆跡の例えとして使われている言葉です。へたな筆跡がちょうど、蚯蚓がくねり、這い動いた跡のようであると表現している言葉となっています。字が汚く、下手なことを表す際の表現という点に注意して、しっかりと覚えておきましょう。
「蚯蚓ののたくったよう」は書籍・新聞等の文章中を中心として使われている言葉です。古風な表現となっており、現在はあまり頻繁に使用されていない言葉である点に注意しましょう。この機会に「蚯蚓ののたくったよう」の意味・用法を覚えておき、自身の語彙力を高めていきましょう。
「蚯蚓ののたくったよう」の語源は?
次に「蚯蚓ののたくったよう」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「蚯蚓ののたくったよう」の語源は現在はっきりとはしていません。「蚯蚓ののたくったよう」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。またあわせて、実際にどのような場面で使用されている言葉なのか確認しておきましょう。
狂言・腹不立においては「手を書くと申す程の事では御座らね共、蚯蚓ののたくったような事や又雀の踊つた足跡の様な事を致いて」としてこの言葉が登場しています。参考としてこちらの点についても覚えておきましょう。「蚯蚓ののたくったよう」という言葉は古くから使われている言葉です。
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