よもぎにはどんな栄養が含まれているの?効能や注意点もフリーランス管理栄養士がくわしくわかりやすく解説
よもぎの注意点
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ここからは、よもぎを食べるときの注意点をみていきましょう。よもぎは栄養価の高い食材ですが、食べすぎはよくありません。また、体質に合わない場合もあります。よもぎを食べるときは、これから解説する注意点を参考にしてみてください。
よもぎを食べすぎるとどうなるの?
よもぎを食べすぎると下痢や便秘を引きおこす可能性があります。先ほど、よもぎに含まれている食物繊維には便秘を改善するという効果があると解説しました。しかし、食物繊維をとりすぎると、便通が乱れて逆に便秘や下痢を誘発する可能性が指摘されています。よもぎの食べすぎは消化に負担がかかるので、控えるようにしましょう。
アレルギーを引きおこすことも
よもぎはアレルギーに注意が必要な食材です。よもぎはキク科の植物なので、同じキク科の植物(ブタクサなど)にアレルギーを持っている方は、よもぎにもアレルギー反応が出ることがあります。よもぎを食べて、くしゃみや鼻水といった花粉症の症状が出たり、口や喉がかゆくなったり、違和感が出たりといった口腔アレルギー症候群の症状が出たりした場合は、すみやかに医師に相談しましょう。
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妊婦は特に注意が必要
妊娠中でもよもぎを食べて問題ありませんが、食べる量には気をつけてください。よもぎに含まれている香り成分のツヨンには、子宮を収縮する作用があり、過剰に摂取すると流産や早産のリスクが上がりるそうです。よもぎの食べすぎや、よもぎが含まれているサプリメントのとりすぎは控えましょう。
子どもはいつから食べてもいいの?
よもぎは生後7~8か月(離乳食中期)から食べさせてもよいといわれています。よもぎはアクがあり、食物繊維も豊富で硬いので、やわらかく茹でてすり潰したものを与えるようにしましょう。アレルギーの心配もありますので、スプーンで少量を少しずつ与えることからはじめてください。
また、よもぎ餅を子どもに食べさせるのは、3歳以降を目安にするのがよいそうです。よもぎ餅は弾力があり、よく伸びるので、嚙み切る力が弱いと餅を喉に詰まらせてしまう可能性も。子どもに噛み切る力がしっかりついてきたことを確認してから、与えるようにしましょう。
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