キウイの食べ頃は調整できる?おすすめの食べ方や保存方法も管理栄養士が詳しくわかりやすく解説
君たちはキウイ食べたことがあるかい?君の食べたキウイは甘くてフルーティーだったかな?それとも酸っぱくて口をすぼめてしまうほどだったかい?実は、キウイには食べ頃があるらしのです。ここでは、そのキウイについて食べ頃の見分け方や食べ方、上手な保存方法のポイントを、主婦歴26年の元管理栄養士mimikaと一緒に解説していきます。
ライター/mimika
主婦歴26年の元管理栄養士。趣味は家庭菜園。新鮮野菜やハーブの素材を生かした調理が好き。「食べるもので体は作られる」という思いから、家族の健康を思い食材の持つエネルギーを生かした料理をモットーにしている。これらの経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問をわかりやすく紹介・解説していく。
栄養満点で使い方も豊富なキウイは、果物大好きな筆者宅でもほぼ年中貯蔵してあるんですよ。
キウイのおいしい食べ方4選
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2個食べると1日に必要な栄養素がとれるといわれるほど栄養豊富なキウイには、美肌効果や整腸作用など体の内側からきれいになれる栄養素があります。しかも年中必要な時に手に入れられるので、日常的に利用したい果物ですよね。実はキウイを美味しく食べるには食べ頃の見極めが重要で、軸とお尻を挟むように持ち少しへこむくらいの弾力があるものが食べ頃。
さて、食べ頃になったキウイをあなたはどのように食べますか?ここでは、代表的なおいしい食べ方を4つ解説します。
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1.フレッシュをそのままがやっぱりおいしい
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キウイだけではなくほとんどの果物は、完熟したフレッシュなものをそのまま食べるのが一番美味しいのではないでしょうか?また、キウイに含まれる成分や栄養には熱に弱いものもあるので、栄養を無駄なく摂取するためには生のまま食べるのがおすすめです。皮をむいてからカットしたり、皮がついたまま半分にカットしたものをスプーンでかきだして食べたりと、普段の食生活でも気軽に利用しましょう。
2.冷凍してアイス にも
暑い夏に冷凍したキウイをそのままアイスとして食べたり、ヨーグルトや牛乳とミキサーにかけ、ひんやり美味しいスムージーにして飲んだりするのは、体温を下げながら、夏に失いがちなミネラルをはじめとする多くの栄養が補給できる「一石二鳥」の利用の仕方です。キウイは年中手に入るので、一度にたくさん手に入れた時は冷凍保存しておいて上手に利用したいですね。
冷たいと甘みを感じにくくなるので、砂糖やはちみつを少量加えてもいいでしょう。はちみつを加えてシャリシャリとしたシャーベットのようにして食べるのもおすすめですよ。
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3.ソースとして
キウイをピューレ状にして、シャーベットやソースに使用するのはいかがですか?冷凍してシャーベットにしたり、甘酸っぱさを活かした前菜やメイン料理のソース、サラダのトッピングとして、さらにパイナップルのような使い方で豚肉料理にも利用できますよ。ミキサーにかけると種がつぶれ茶色くなることが多いので、できればミキサーではなく裏ごしすることをおすすめします。
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4.料理の下ごしらえに
キウイにはアクチニアジンというたんぱく質を分解する消化酵素が含まれていて、キウイ入りの汁に漬け込むことで、肉のたんぱく質を分解し、やわらかく仕上げることができます。ソテー肉や唐揚げの下味などにぜひ試してみてくださいね。
ただしフルーツゼリーやゼリー寄せのように、生のままでゼラチン料理に利用すると、ゼラチンのたんぱく質を分解してしまうため固まりません。この場合はキウイを加熱することで、酵素の働きを抑えることが出来ますよ。
キウイの皮も 食べられる?
キウイが多く栽培されているニュージーランドでは、皮をむかずそのまま食べられているのをご存じですか?皮には多くのポリフェノールが含まれているので、抵抗がない方は皮ごと食べるのもおすすめです。また産毛が気になる場合は、表面を水で濡らしアルミホイルで軽くこすって落とすと良いでしょう。それでも食感が悪い場合は、皮ごとミキサーにかけてスムージーにしましょう。
ただし、皮は消化が良くないため、胃腸が弱い方やお腹の調子が悪い人にはおすすめしません。
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