バナナは皮をむくだけで食べられる手軽な果物ですね。その手軽さ故、そのまま食べるだけで満足していないか?バナナにはひと手間加えるだけで違った美味しさが味わえるレシピがいくつもあるぞ。今回はバナナのおすすめの食べ方に加えて、保存方法や変色を防ぐ方法について管理栄養士のツキアオイと一緒に解説していきます。

ライター/ツキアオイ

1児の母として育児に奮闘中の管理栄養士ライター。離乳食のおやつ作りに砂糖の代用としてバナナを多用している。病院や介護施設での経験を活かし、食に関して分かりやすく解説する。

バナナの変色を防ぐ方法

image by iStockphoto

バナナは皮をむいたり切ってしばらく置いておくと黒く変色してしまいますよね。これはバナナに含まれているポリフェノールが空気に触れることで酸化するからです。食べても問題はありませんが、見栄えが悪くなるのは気になるところ。

そんなバナナの変色を防ぐ方法がいくつかあるので以下でご紹介します。食材を使用する方法ではバナナ本来の風味が変わってしまうので、ご自分に合った方法を試してみてくださいね。

1.レモン汁にさっと浸す
2.砂糖水や缶詰のシロップに浸す
3.空気に触れないようラップで覆う

おすすめの食べ方4選

image by iStockphoto

そのままでも美味しいバナナですが、いつもと違った食べ方に挑戦してみませんか?新たな美味しさに出会えるかもしれませんよ。ここからはバナナを生かしたおすすめの食べ方をご紹介していきます。

\次のページで「その1.とろける甘さの焼きバナナ」を解説!/

その1.とろける甘さの焼きバナナ

焼きバナナはバナナがトロっととろけて甘味もさらに増す、やみつきになる食べ方です。買ったバナナの甘味が少なかった場合でも、焼きバナナにすれば美味しく食べられますよ!

作り方はとても簡単。熱したフライパンにバターを入れ、皮を剥いたバナナを入れて焼きます。全体に焼き色が付いたら砂糖をまぶし、カラメル色になるまで煮詰めれば完成です。とても柔らかくなっているので、取り出す時に崩れないよう注意してくださいね。トーストやアイスに添えても美味しいですよ。

その2.混ぜて焼くだけバナナケーキ

バナナはパウンドケーキやマフィンといった焼き菓子に向いています。フォークで潰したバナナを他の材料と混ぜ合わせて焼くだけで、簡単にバナナケーキが作れますよ。バナナはチョコレートやナッツ類など様々な食材に合います。加える材料を変えてレシピをアレンジしやすいのもバナナケーキの特徴です。使うバナナは、より甘味が増している完熟バナナで作るのをおすすめします。熟しすぎてしまったバナナの救済レシピにもなりますよ。

小さなお子さんのおやつとして作る場合は、砂糖は入れずにバナナだけの甘味で作ってみましょう。バナナならではの優しい甘さのデザートになりますよ。

その3.朝食におすすめバナナジュース

バナナと牛乳をミキサーにかけるだけのバナナジュース。忙しい朝でも手軽に栄養を補うことができます!バナナケーキ同様、バナナジュースも完熟バナナを使用することで砂糖無しでも甘くて美味しい仕上がりに。

バナナ1本に対してコップ1杯(約180ml)の牛乳が目安ですが、牛乳の量はお好みで調整してくださいね。少ないほどにドロッとした仕上がりになりますよ。アレンジとして黒ゴマやきな粉を加えてもとても合います。冷たいものがお好みの場合は、凍らせたバナナを使用するとスムージー状になりますよ。

その4.屋台の定番チョコバナナ

お祭りの屋台でよく見かけるチョコバナナですが、ご家庭でも簡単に作れてしまいます!材料さえ揃えてしまえばリーズナブルに美味しいチョコバナナが食べられますよ。バナナとチョコレートがあれば作れますが、カラーチョコスプレーがあると見栄えも良くなります。

作り方のコツはバナナをあらかじめ割り箸に刺して冷やしておくこと。こうすることで溶かしたチョコレートが固まりやすくなりますよ。割り箸に刺す時はバナナが割けてしまいやすいので注意が必要です。割り箸は奥まで刺さずに真ん中ぐらいで止めておきましょう。

また、チョコレートにサラダ油を少量(板チョコ1枚に対して油を約小さじ1)加えるのもポイントです。表面にツヤが出て滑らかな仕上がりになりますよ。

\次のページで「美味しさを保つ保存方法」を解説!/

美味しさを保つ保存方法

image by iStockphoto

バナナは追熟する果物です。保存方法によってはあっという間に完熟してしまい、すぐに食べ切らないといけなくなる事も。バナナの美味しさを保つためにも保存方法のポイントを押さえておきましょう。

1.基本は常温保存!

温暖な地域で育ったバナナは保存する温度が重要です。室温が15~20度の常温保存がおすすめですよ。バナナスタンドのようにバナナを吊るして保存する事が出来れば理想ですが、無い場合はカーブした方を上にして伏せて置いてくださいね。接触面を少なくすることで接触部の傷みを防ぎます。完熟したバナナは傷みが早くなるので1本ずつ新聞紙に包み、ビニール袋へ入れて冷蔵保存するのがおすすめです。

2.アイスのように食べられる冷凍保存!

食感は変わりますが、完熟したバナナは冷凍保存もおすすめですよ。皮をむいてラップをしてから冷凍庫へ入れてくださいね。あらかじめ食べやすい大きさに切っておくのも使い勝手が良いですよ。凍ったバナナは常温に出して15分程度置いておくとアイスクリームのように食べることができます!

完全に解凍してしまうとブヨブヨの食感になってしまうので、そのまま食べるのはあまり向いていません。半解凍にしてパウンドケーキやホットケーキに使用すると美味しく食べられますよ。

3.バナナが腐敗している?その見分け方とは?

バナナは皮に黒い斑点(シュガースポット)ができても美味しく食べられるので、腐敗の目安が分かりにくいですよね。以下に腐敗の目安を挙げたので参考にしてください。いつもと違う状態であれば食べずに廃棄してくださいね。

1.酸っぱい臭いがする
2.ブヨブヨしていて皮が綺麗にむけない
3.味に苦味がある

\次のページで「いつもと違った食べ方でバナナの美味しさを堪能しよう!」を解説!/

いつもと違った食べ方でバナナの美味しさを堪能しよう!

この記事ではバナナの食べ方や保存方法について解説しました。切ったバナナは空気に触れないようにコーティングすることで変色を防ぐことができます。お弁当やデザートのデコレーションのようにすぐに食べられない時は試してみてくださいね。バナナの自然な甘さは色々なデザートで活躍します。ぜひご自分の好きな食べ方を見つけてバナナの美味しさを堪能してくださいね。

" /> バナナは焼くだけでも美味しい!おすすめの食べ方や保存方法、変色の防ぎ方も管理栄養士がわかりやすく解説! – Study-Z
家庭科

バナナは焼くだけでも美味しい!おすすめの食べ方や保存方法、変色の防ぎ方も管理栄養士がわかりやすく解説!

バナナは皮をむくだけで食べられる手軽な果物ですね。その手軽さ故、そのまま食べるだけで満足していないか?バナナにはひと手間加えるだけで違った美味しさが味わえるレシピがいくつもあるぞ。今回はバナナのおすすめの食べ方に加えて、保存方法や変色を防ぐ方法について管理栄養士のツキアオイと一緒に解説していきます。

ライター/ツキアオイ

1児の母として育児に奮闘中の管理栄養士ライター。離乳食のおやつ作りに砂糖の代用としてバナナを多用している。病院や介護施設での経験を活かし、食に関して分かりやすく解説する。

バナナの変色を防ぐ方法

image by iStockphoto

バナナは皮をむいたり切ってしばらく置いておくと黒く変色してしまいますよね。これはバナナに含まれているポリフェノールが空気に触れることで酸化するからです。食べても問題はありませんが、見栄えが悪くなるのは気になるところ。

そんなバナナの変色を防ぐ方法がいくつかあるので以下でご紹介します。食材を使用する方法ではバナナ本来の風味が変わってしまうので、ご自分に合った方法を試してみてくださいね。

1.レモン汁にさっと浸す
2.砂糖水や缶詰のシロップに浸す
3.空気に触れないようラップで覆う

おすすめの食べ方4選

image by iStockphoto

そのままでも美味しいバナナですが、いつもと違った食べ方に挑戦してみませんか?新たな美味しさに出会えるかもしれませんよ。ここからはバナナを生かしたおすすめの食べ方をご紹介していきます。

\次のページで「その1.とろける甘さの焼きバナナ」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: