この記事では木綿豆腐のおすすめの食べ方などについてみていきます。冷ややっこや湯豆腐、麻婆豆腐など豆腐料理は同じようなパーターンで定番化しがちな人が多いんじゃないか。そんな木綿豆腐の使い方ですが、おすすめの食べ方や調理法があるみたいです。また、木綿豆腐の長持ちする保存方法もあるらしいぞ。
今回は木綿豆腐の食べ方や保存方法について管理栄養士のミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

給食施設で働く現役管理栄養士。おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。豆腐は素もまま食べても味噌汁にしてもお菓子にしてもおいしいからよく購入している。

木綿豆腐のおすすめの食べ方6選

木綿豆腐は安価で購入できるので、まとめ買いしたり買い置きしたりしている方も多いのではないでしょうか。そんな木綿豆腐の食べ方を定番からアレンジ方法まで見ていきましょう。

1.スタンダードに豆腐のまま

冷やすだけの冷ややっこや、温めるだけの湯豆腐そのまま豆腐を味わえて簡単でスタンダードな食べ方です。醤油以外のものをかけてみたり薬味を変えたりすれば雰囲気も変わります。崩したり小さくカットしたりしてサラダに乗せるのもおいしいですよね。みそ汁の具にもぴったりです。健康にいい栄養がたっぷりなので、副菜に使用するなど毎日少しずつ取り入れるのもおすすめになります。

2.お豆腐ステーキ

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木綿豆腐を焼いて濃い目の味を付けたもので、豆腐だけなのにご飯が進み低カロリーで人気メニューです。また、安く作れることからも好まれるメニューですね。給食で提供した経験もあります。ダイエットメニューにもおすすめです。

水切りした豆腐に小麦粉か片栗粉をまぶしてフライパンでよく焼いて、醤油ベースのたれにからめて作ります。油の代わりにバターや牛脂、ごま油などを使うと、よりうまみが際立って満足感のある仕上がりです。豆腐のまま食べるのが苦手な方にも、大豆風味が薄れておすすめの食べ方となっています。

\次のページで「3.おなべや肉豆腐にも木綿豆腐」を解説!/

3.おなべや肉豆腐にも木綿豆腐

木綿豆腐は、鍋でぐつぐつ煮るおなべや肉豆腐にも定番ですね。肉豆腐にするとお肉のうまみを含むだしを豆腐が吸って、豆腐が一段と美味しく食べられます。和風でも洋風の味にも合う豆腐はどんなおなべにもぴったりです。木綿豆腐に焼き目を付けた焼き豆腐を使用するとさらに崩れにくいですが、木綿豆腐を水切りしても同じように使用できます。

4.あと一品の副菜に「白和え」

木綿豆腐を泡だて器でペースト状にして野菜と和えたもので、あと一品ほしい時の副菜にぴったりです。ゴマを入れて和風に仕上げることが多い白和えですが、子供は苦手なこともありますよね。そんな時は洋風白和えもおすすめです。マヨネーズやヨーグルトを入れてさっぱりした味付けにすると、和風の白和えが苦手な方も食べやすくなりますよ。

白和えをサラダに乗せたりクラッカーに乗せたりして使うこともできます。ソースのように使うこともできるので、副菜で作って余ってしまっても次の使い方がありそうです。

5.木綿豆腐はチーズとの相性抜群

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木綿豆腐とチーズは相性抜群で一緒に料理するととてもおいしいです。木綿豆腐にもチーズにもうまみ成分のグルタミン酸が豊富に含まれています。

チーズと豆腐で作る料理は、グラタンやキッシュ、オムレツなどです。豆腐にチーズをのせて電子レンジでチンするだけやトースターで焼くだけでもちょっとした一品になりますよ。豆腐もチーズもどんな食材にも合うので、季節に合わせた食材と組み合わせて料理すると飽きずに食べられそうです。

6.木綿豆腐でお菓子づくり

さまざまな料理に合う木綿豆腐ですが、お菓子でも使用できます。木綿豆腐をお菓子に使うと、もちもちした食感に仕上がるのが特徴です

ホットケーキや蒸しパンの生地に使用するともちもちふんわりでおいしく仕上がります。私が特におすすめするのは、木綿豆腐を使ったドーナツと白玉です。泡だて器でなめらかなペースト状にした木綿豆腐をホットケーキミックスに入れて揚げて砂糖をまぶせばもちもち豆腐ドーナツに。白玉粉に入れてゆでれば、もちもちだけどさっぱりした白玉に。どちらも豆腐の水分だけで作れます。もちもちの歯ごたえが好きな方は、ぜひ試してみてください。

木綿豆腐の水きり3つの方法

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豆腐は水分が多く含まれているので、水切りをすることで料理の味が薄くなったり水っぽくなったりすることを防ぎます。その3つの方法をみていきましょう。

その1.電子レンジなら時短で簡単

木綿豆腐の水切りは、電子レンジが最も短時間できます。豆腐をキッチンペーパーで包み、ラップをせず2~3分電子レンジで加熱するだけです。

その2.お湯と鍋だけ!昔ながらの水切り

鍋にお湯を沸かし、木綿豆腐を入れて数分間弱火でゆでると水切りできます。ザルやキッチンペーパーにとって数十分置くと水切り完了です。昔から行われてきた水切りの方法で、電子レンジを使用中に水切りしたいときにもおすすめとなります。

その3.電気とガスを使わない!重石で待つだけ水切り

木綿豆腐の上に重石を乗せて数十分待つだけで、お湯や電子レンジなしでも水切りできます。平たいバットで重さが均一に豆腐にかかるようにするのがポイントです。時間とスペースに余裕があるときは、待つだけのこの方法でも簡単にできます。キッチンペーパーをまいて重石を乗せたほうが効率よく水切りできますが、そのままでも十分水切り可能です。

どの方法においても、豆腐をある程度薄く切ってから水切りを行うと時短になります。カットすることで表面積が増え、水が抜けやすくなるためです。また、絹豆腐でも3つの方法で水切り可能ですが、木綿豆腐よりさらに水分量が多く崩れやすい為注意が必要となります。絹豆腐を水切りする場合は、木綿豆腐よりも注意して行ってください。

木綿豆腐の保存方法と日持ちの目安

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木綿豆腐は基本的に冷蔵保管ですが、どのように保管するのが良いのかみていきましょう。

\次のページで「1.タッパーで保存は5日程度」を解説!/

1.タッパーで保存は5日程度

タッパーに木綿豆腐と豆腐が浸るくらいの水を入れて冷蔵保管すると、5日程度日持ちします。水分が多い豆腐は傷みやすいので、水を毎日交換するのがポイントです。冷蔵庫の目につくところに保存しましょう。しかし、水につけることでうまみが逃げてしまいがちです。早めに使い切るか大豆の香りをあえて飛ばしたい料理にはこの方法でも良いでしょう。

2.そのまま冷蔵保存はすぐに消費

木綿豆腐を水に浸さずに保管するなら2日以内には使用しましょう。水につけておくよりも早く傷んでしまいますが、キッチンペーパーで包んで保存すると水切りしながら保存することができます。使用する予定が決まっている場合はおすすめです。

3.ずぐ使わない余った豆腐は冷凍で3週間

余った木綿豆腐は、冷凍保存で3週間程度保管できます。長めに保管できるので、いつ使うか分からないときはこの方法がおおすすめです。水気をふき取ってから厚手の袋に入れて保管しましょう。冷凍することで豆腐の水分が凍って、解凍したときに固くしっかりした状態になります。味をしみこませる料理や焼く料理に使いやすいです。

4.期限が切れそう!パックごと冷凍で1ヶ月

気づいたら木綿豆腐の期限が迫っていた!そんな時はそのまま冷凍庫へ入れれば大丈夫です。解凍に時間がかかるので、夜使うときは朝には冷蔵庫に移動させましょう。水切りしたように固くなるので、ひき肉のかさ増しにも使いやすくておすすめです。

木綿豆腐でおいしくヘルシーな料理をつくろう!

木綿豆腐のおすすめの食べ方や、水切りの方法、保存方法が分かりました。いつも同じような料理になりがちな木綿豆腐ですが、洋風にも和風にもお菓子にもできる万能な食材でしたね。水切りは電子レンジが簡単で、保存は冷凍が長く日持ちするので良さそうですね。木綿豆腐を活用して、さまざまな料理にチャレンジしてみてほしいです。

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家庭科

木綿豆腐のおすすめの食べ方6選!時短で簡単な水切り方法や保存方法も管理栄養士が分かりやすくわかりやすく解説

この記事では木綿豆腐のおすすめの食べ方などについてみていきます。冷ややっこや湯豆腐、麻婆豆腐など豆腐料理は同じようなパーターンで定番化しがちな人が多いんじゃないか。そんな木綿豆腐の使い方ですが、おすすめの食べ方や調理法があるみたいです。また、木綿豆腐の長持ちする保存方法もあるらしいぞ。
今回は木綿豆腐の食べ方や保存方法について管理栄養士のミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

給食施設で働く現役管理栄養士。おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。豆腐は素もまま食べても味噌汁にしてもお菓子にしてもおいしいからよく購入している。

木綿豆腐のおすすめの食べ方6選

木綿豆腐は安価で購入できるので、まとめ買いしたり買い置きしたりしている方も多いのではないでしょうか。そんな木綿豆腐の食べ方を定番からアレンジ方法まで見ていきましょう。

1.スタンダードに豆腐のまま

冷やすだけの冷ややっこや、温めるだけの湯豆腐そのまま豆腐を味わえて簡単でスタンダードな食べ方です。醤油以外のものをかけてみたり薬味を変えたりすれば雰囲気も変わります。崩したり小さくカットしたりしてサラダに乗せるのもおいしいですよね。みそ汁の具にもぴったりです。健康にいい栄養がたっぷりなので、副菜に使用するなど毎日少しずつ取り入れるのもおすすめになります。

2.お豆腐ステーキ

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木綿豆腐を焼いて濃い目の味を付けたもので、豆腐だけなのにご飯が進み低カロリーで人気メニューです。また、安く作れることからも好まれるメニューですね。給食で提供した経験もあります。ダイエットメニューにもおすすめです。

水切りした豆腐に小麦粉か片栗粉をまぶしてフライパンでよく焼いて、醤油ベースのたれにからめて作ります。油の代わりにバターや牛脂、ごま油などを使うと、よりうまみが際立って満足感のある仕上がりです。豆腐のまま食べるのが苦手な方にも、大豆風味が薄れておすすめの食べ方となっています。

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