
PublisherとPowerPointの違いとは?機能や特徴・用途も元社内SEがわかりやすく解説

今回はそんなPublisherとPowerPointの違いを、元社内SEのライター佐倉晃次郎と一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/佐倉晃次郎
PCの電話サポート、社内SEを経験。現在は企業で記事校正やVBAを使ったプログラミングをしながらWebライターをしている。
PublisherとPowerPointの違いとは?
PublisherとPowerPointの違いをひと言で言うと、「チラシやリーフレットの作成に使用するアプリケーション」「プレゼン資料の作成に使用するアプリケーション」となります。では、その違いはどこからくるものなのでしょうか。
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Publisherで出来ることは?
Publisherと比べて、PowerPointは使用したことがある方が多いのではないでしょうか。この記事を読んでいる方も「PowerPointは使ったことがあるけど、Publisherは使ったことがない(もしくは知らなかった)」という方のほうが多いのではないかと思うので、ここではPowerPointの機能は深く掘り下げず、Publisherについて、より詳しく解説します。
テキスト・画像の編集

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Publisherでは紙面上のテキストボックスや画像の配置を行うことが可能です。中でも特徴的な機能として、「図のプレースホルダー」というものがあります。これは、画像の選定が終わっていない段階でも、一旦仮の場所として枠を設けておくことができる機能で、画像が確定次第、設定しておいた箇所に配置することができるというものです。
「カラーモード」の使用

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もうひとつのPublisherの大きな特徴は「CMYK」というカラーモードが使えるという点です。一般的にモニタに表示されるカラーモードは「RGB」ですが、印刷時には「CMYK」というカラーモードが使用されることになります。そのため、より印刷時に近い色をPublisher上で確認することが可能です。
「RGB」は光の三原色の「赤(Red)」「緑(Green)」「青(Blue)」の頭文字を取ったもので、パソコンのモニタだけでなく、テレビなど、液晶パネルで採用されている表現方法です。また、「CMYK」は「シアン(Cyan)」「マゼンタ(Magenta)」「イエロー(Yellow)」「ブラック(Black)」の頭文字を取ったものであり、印刷物ではインクの色がこの4つをベースにしているため、「CMYK」での色の表現がされることになります。
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