キンメダイの美味しい食べ方は?下処理や保存方法もフードアナリストが詳しくわかりやすく解説
キンメダイの保存方法と注意点
キンメダイは高価な魚なので無駄にはしたくないですよね。ここでは、キンメダイの保存方法と食べる際の注意点について解説していきます。
冷蔵庫での保存方法は?
まるごと一尾で保存したい場合でもウロコとエラ、腹わたは取り除きましょう。エラと腹わたには菌が多くいるので繁殖しないように、早く取り除くことが大事です。取り除いたら血合いをしっかり取り、腹わたがあった腹の部分にキッチンペーパーを詰めます。腹に詰めておくことで余計な水分や臭みを吸収してくれるのです。こまめにキッチンペーパーを変えてあげることで嫌な臭いが身に移りにくくなります。
全体が乾かないようにキッチンペーパーで包みラップで巻いておくと2〜3日は持つでしょう。ただ、状態は魚によって違うのであくまでも目安として下さいね。切り身の場合も乾かないようにするのは同じですが、切り身にした方が傷みが早い傾向があるため、1〜2日で食べるようにしましょう。
冷凍はできるの?
もちろん冷凍も可能です。しかし、冷凍したから鮮度が良くなるということはありませんし、解凍する際にドリップが出てしまうので、もし冷凍する場合は鮮度の良い状態で早めに冷凍することを心がけましょう。
また、冷凍する際に注意するのは空気に触れさせないことです。空気に触れた状態で冷凍をすると、白くなり冷凍焼けをしてしまいます。冷凍焼けは酸化の一種なのでなるべくラップをぴったり巻いてから保存袋に入れるなどして、酸化するのを防ぎましょう。
食べる際の注意点はある?
キンメダイは小骨が少なく身も柔らかく食べやすいので、子供から年配者まで食べやすい魚です。しかし、キンメダイには微量の水銀が含まれており、1週間あたりの摂取量は80g以下となっています。これは厚生労働省の食品安全基準で決められており、特に妊婦さんは食べる量を注意しなければなりません。普通に食べるには栄養価の高い魚ですが、食べすぎには注意が必要なんですよ。
キンメダイを使った色々な料理を食べてみよう
キンメダイは煮付けや干物といった和食のイメージがありますが、さまざまな料理に使える高級魚なんですよ。クセがなく上品な白身なので洋食にしても美味しい魚です。ぜひ、色々なキンメダイを使った料理を食べてみて下さいね。