キンメダイはどんな魚?栄養や効能もフードアナリストが詳しくわかりやすく解説
キンメダイに含まれる主な栄養と効能は?
イワシやサバの青魚には、栄養素が豊富に含まれていることは、なんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか?しかし、キンメダイも青魚に劣らないほど栄養素を多く含まれている魚なんですよ。ここではキンメダイにはどのような栄養素があり、どのような効能が期待できるのかご紹介します。
1.DHAとEPAで高血圧予防
DHAとはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペンタエン酸を指します。DHAとEPAは不飽和脂肪酸の一種で、人間の体で作ることが出来ないため、魚類をはじめとする食物から摂取する必要があるのです。DHAとEPA は青魚に多く含まれていることで有名ですが、白身魚のキンメダイにも多く含まれているんですよ。
この2つの不飽和脂肪酸には中性脂肪やコレステロールを減らす作用があるので、高血圧予防のほかにも、脳梗塞や心筋梗塞の予防、認知症の予防などにも効果が期待出来ます。
2.リンで骨や歯を丈夫に
キンメダイにはリンが多く含まれており、その量は鮭の1.5〜2倍もの含有量といわれています。リンは体を構成するミネラルの一種で、カルシウムやマグネシウムと摂取をすると骨や歯を丈夫にする働きがあるのです。キンメダイは魚の中でもマグネシウムも多く含んだ魚でもあるので、リンとマグネシウムの働きで骨や歯を強くする効果が、より期待できるんですよ。
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3.ビタミンB12で貧血予防
ビタミンB群のひとつであるビタミンB12は、水溶性ビタミンの1つで、血液を作るのを助ける役割や神経の機能を正常に保つ働きがあります。ビタミンB12が不足してしまうと血液中の赤血球がうまく作られなくなり、貧血の症状が起きてしまうのです。
また、胎児や乳児にも重要な栄養素で、妊娠中や授乳期に不足してしまうと発育不全や運動障害などを起こる可能性があるので、 しっかりと摂取しなければならない栄養素なんですよ。
栄養の豊富なキンメダイを知ろう
キンメダイは美味しいだけでなく、豊富な栄養素がある魚だったんですね。タンパク質も多く含んでおり体力強化にも良い魚なので、キンメダイを食べて健康な体をめざしましょう。