キンメダイはどんな魚?栄養や効能もフードアナリストが詳しくわかりやすく解説
キンメダイと間違えやすい魚4選
キンメダイは鮮やかな赤い色と大きな目が特徴の魚ですが、海には他にも、赤い魚や大きな目を持った魚がたくさんいるんですよ。今回はキンメダイとよく間違えられる魚を4種類解説していきます。
1.名前も似ているキントキダイ
キントキダイはスズキ目キントキダイ科の魚です。キンメダイと似た赤い魚で、体長はキンメダイは大きいものだと50cmほどですが、キントキダイは70cmほどまで大きくなります。また、ウロコにも違いがあり、キンメダイはウロコが簡単に剥がせるのに対し、キントキダイのウロコは細かくしっかりとしているため、剥がすのが難しい魚です。
白身の魚で刺身や煮つけても美味しく、食通のあいだでは好まれる魚ですが、まとまって漁獲されないこともあり、あまり出回ることがありません。売値はキンメダイの方が高いとされています。
2.かわいい小魚キンメモドキ
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キンメモドキはスズキ目ハタンボ科の魚です。キンメダイに似ていることからこの名前がついている魚で、体長は2〜5cmほどと小さく、高知県では「ハリメ」と呼ばれ煮干しに加工されるか唐揚げにして食べられています。
食用としてはあまり出回らない魚ですが、腹側に発光腺があるのが特徴で、観賞用として人気があるんですよ。群れで泳ぐ姿はとても美しく水族館でも展示されるような魚なのです。
3.高級魚のキチジ
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正式名称はキチジですがキンキとも呼ばれている魚です。その他にも地方によってメンメ、キンキン、アカジなどの呼び名があります。キチジは非常に脂が乗った魚で、とろけるような味わいが特徴の超がつくほど高級魚なんです。北海道の網走漁港では、「釣キンキ」というブランド名で売られており一匹一万円を越えることもあるんですよ。
4.キンメダイではなくギンメダイ
ギンメダイもキンメダイと同様の深海魚で、銀色の目と体をしており顎の下のヒゲが特徴の魚です。ギンメダイ目ギンメダイ科の魚であまり食用としては流通せず、練り物の原料などに使われています。キンメダイやキチジなどとは違い高級魚ではありません。ちなみに金、銀ときたら銅目鯛もいそうな気がしますが存在しないそうです。
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