
白菜のおいしい時期はいつ?選び方や種類も元管理栄養士がわかりやすく解説
出回りの時期はいつくらい?
一年中手に入る白菜ですが、市場に出回りだすのが増えるのが10月、その後2月くらいまでは多く出回ります。多く出回る分、天候には左右されるものの価格もお手頃になることが多いようです。
元々の白菜の旬は「冬」。外気温が下がって霜が降りる頃が一番おいしいとされていて、この時期の白菜は甘味があり柔ら白菜となります。旬の終わりの時期の白菜は反対に葉や筋がしっかりとしてきますのでじっくりと煮込む料理で美味しく味わうことができますよ。
また、春夏に収穫される白菜もあり、出荷量は多くありませんが柔らかく甘味が強めな白菜となります。収穫の時期によって料理法を変えてみるのもよいですね。
その1.キムチや漬物に向いている「国宝65日白菜(キムチ白菜)」
白菜の種類の1種である「国宝65日白菜(キムチ白菜)」は、葉質はやや硬めですが、漬物にすると甘味が高い種類です。ほかにもキムチ用に作られた「オモニ」シリーズという品種もあります。
日本の白菜は水分が多く、浅漬けなどには向いていてもキムチづくりには向かないとされていましたが、日本でのキムチ製造や消費が増えるにしたがって国内でもキムチに向いた品種の需要が高まっているのですね。
ただ、これらの白菜は生産用に種で販売されることが多くスーパーなどで見かけることは難しいようです。漬物に適した白菜は「漬物用白菜」として通信販売で販売されていることもようなので利用してみるのも良いかもしれません。また、日本の水分の多い白菜を漬物にする場合は、「天日干し」のひと手間を加えることでよりおいしい漬物を作ることができますよ。
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その2.ミニ白菜ならプランター栽培もできる!
通常の白菜が2~4Kgに対して、ミニ白菜は1Kgほどの白菜です。主な品種として「お黄にいり」「黄味小町」「娃々菜」などがあります。プランターでも結球することができ、栽培期間も短いので育てやすい野菜と言えるでしょう。ただし、プランターで栽培できるミニ白菜と言っても通常の白菜と同じく虫の被害は多いので防虫ネットでしっかりと虫を防いで、自家製白菜を育ててみるのも良いですね。
自分で育てた自家製白菜を使って鍋にしたり、漬物を作ってみたりすればより楽しい食卓になるかもしれませんね。
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