
3分で分かるローレルとローリエの違い!どんなハーブ?おすすめの料理や代用品も文学部卒のライターがわかりやすく解説

ライター/海辺のつばくろ
ピザソースやミートソースを作る時、ローレルかローリエのどちらを加えるか考え込んだ文学部卒ライター。
ローレルとローリエの違いは?

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料理に入れるハーブといえば、ローレルやローリエといった名前の葉や刻んだ粉状のスパイスを思い浮かべる方もいるかもしれません。ホールタイプの葉を見ても、ローレルもローリエも同じよう細長い葉という見た目で、さわやかな香りがするのでは。どのように見分けたら良いのか見当がつかないかもしれません。
実は2つとも同じ種類の葉で、言語の違いによって呼び名が違うだけなのです。ローレル”laurel”は英語、ローリエ”laurier”はフランス語という違いしかありません。
ローレルは料理のレシピ本でよく使われている名前です。ハーブやスパイスの名前よりも、以前製造されていた国産メーカーの高級車の車名にもなっていたため、車をイメージする方も多いかもしれません。一方、ローリエの名はスパイスやドライハーブを扱うメーカーで使われていることが多いです。
ローレル・ローリエ:月桂樹の葉

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ローレル・ローリエはクセのない穏やかな清涼感のある香りの葉で、日本語でいうとクスノキ科の月桂樹。ローレルやローリエは生食せずに、月桂樹の葉を乾燥させたハーブのこと。西洋では塩やコショウ、オリーブオイルなどとともに料理に用いられている定番の調味料。原産地は地中海沿岸で、古代ギリシャ時代にはスパイスとして使われていたそうです。
月桂樹の葉がよく分からないという方は、マラソンなどのスポーツを思い浮かべてみてはいかがでしょう。ベストタイムを出した優勝者が、笑顔で月桂冠をかぶってインタビューを受けているシーンが印象的です。月桂冠の青々とした葉がローレルやローリエのもともとの姿。
古代ギリシャ時代から特定の競技会やオリンピックなどで、神聖な霊木の月桂樹をあしらった冠を優勝者に授与していたのだそうですよ。
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