この記事ではコンセントとプラグの違いについてみていきます。電化製品を作動させるためにはコンセントとプラグが必要不可欠です。コンセントとプラグを接続することで電化製品を使えるようになるが、どっちがコンセントで、どっちがプラグか説明できるでしょうか。
今回はそんなややこしいコンセントとプラグの違いを、形状についても触れながら、雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

コンセントとプラグの違いとは?

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日常生活で家電製品を使う時に欠かせないコンセントとプラグ。「コンセントを挿して!」などと何気なく使われる言葉ですが、その使い方は本当に正しいのでしょうか。ここでは、誰もが勘違いしてしまいがちなコンセントとプラグの違いについて解説します。

コンセント:差し込むための穴

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コンセントとは、家庭や職場などの壁に埋め込まれている穴のこと。日本の場合、コンセントは縦型の穴が2つあります。挿す方も挿される方もコンセントと思われがちですが、壁に付いている挿される方がコンセントなのです。

プラグ:突起の部分

コンセントは、壁に付いている2つの差し込み口のことを言うのでしたね。一方で、プラグは、電化製品のコードの先端についている突起部分のことを指します。日本の電化製品のコードの先には、銀色をした2本の突起がありますよね。それは、コンセントではなく正しくはプラグだったのです。

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プラグの形状とは?

ここまで、コンセントとプラグの違いについて解説しました。コンセントやプラグと一口に言っても、実は世界中に様々な形状があるのです。日本で採用されているプラグは2本の突起で、それに合わせてコンセント2本の縦型の穴があるものでしたね。世界中には、どのような形状のプラグがあるのでしょうか。ここでは、プラグの種類について解説していきます。

8種類の形状がある

日本のプラグを含めて、世界には合わせ8種類のプラグがあります。日本の電化製品でよく目にするプラグは、2本の突起になっていますよね。このタイプのプラグをA型と呼ばれており、それに合わせて、コンセントは縦型の穴が2つ並んでいます。A型を含めたその他のプラグの種類を以下にまとめました。

A型:2本の縦型の突起。
B型、SE型、C型:丸い突起が左右に1本ずつある。この3種類はわずかに太さが違う。
B3型:丸い突起が左右に1本ずつあり、その上に少し太めの丸い突起が1本。
BF型:B3型のように四角い突起が左右に1本ずつあり、その上に少し太めの四角い突起が1本。
O型:上部に2本の四角い突起がハの字になっており、その下に四角い突起が1本。
O2型:O型を上下逆にしたようなもの。

国ごとに採用されているプラグの種類とは?

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A型のコンセントは日本では馴染み深いですが、海外では珍しいと思われることも。さらに、コンセントの形状だけでなく、電圧も国によって異なります。海外を訪れる前に、その国が採用しているコンセントと電圧を確認しておくようにしましょう。以下に8種類のコンセントと、それを採用している国や地域を簡単にまとめました。

A型:日本、アメリカ、カナダ、中国、台湾、韓国、タイ、イタリア、フィンランドなど様々な地域
B型:一部のアフリカ諸国、ヨーロッパ諸国、ネパールやミャンマー、マレーシアなどのアジアなど
SE型:多くのヨーロッパ諸国、一部のアジア諸国、トルコ、サウジアラビアなどの中近東など
C型:ほとんどのヨーロッパ諸国とアフリカ諸国、インド、ベトナム、中国、台湾、韓国など
B3型:ネパールやミャンマー、マレーシアなどのアジア、サウジアラビアやクウェートなどの中近東
BF型:ベトナム、マレーシアなどのアジア、アルゼンチンやキューバなどの中南米、中近東など
O型:オーストラリア、フィジー、ツバル、トンガなどのオセアニア
O2型:中国

使用されている形状は、国によってバラバラですよね。同じ国であっても地域やその建物が建設された時期によってもコンセントの種類が異なることがあるので注意しましょう。

番外編:ソケットって何?

ここでは、番外編として「ソケット」の意味についても解説していきます。実は、「コンセント」は和製英語で、海外に行ってもコンセントは通じないのです。コンセントの英語は「socket(ソケット)」もしくは「outlet(アウトレット)」と言います。そのこともあってか、日本でのコンセントとソケットの違いが曖昧になってしまうこともあるのです。

そこで、ここでは日本でのソケットの使い方について解説します。

ソケット:電球を差し込むときの受け口のこと

日本でのソケットは、主に電球を差し込む時の受け口のことを指します。古くなった電球を新しいものに取り換える時に接続部分がありますよね。それをソケットと呼ぶのです。ちなみに、英語でもソケットは「電球受け」という意味もあるので、海外でも通じますよ。このように、日本ではソケットとコンセント、プラグは全く別物なのです。

コンセントは挿される側、プラグは挿す側!

コンセントとプラグの違いについて解説しました。コンセントとプラグは同じものと思われがちですが、全く意味が異なるのでしたね。コンセントは壁に埋め込まれている穴のことで、プラグは電化製品のコードの先に付いている突起のことを言うのでした。また、プラグには様々な形状があり、国ごとに異なるのでしたね。

コンセントとプラグの意味を理解し、正しく使うように心がけましょう。

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コンセントとプラグの違いとは?ソケットとの違いやプラグの形状も雑学好き現役大学院生がわかりやすく解説

この記事ではコンセントとプラグの違いについてみていきます。電化製品を作動させるためにはコンセントとプラグが必要不可欠です。コンセントとプラグを接続することで電化製品を使えるようになるが、どっちがコンセントで、どっちがプラグか説明できるでしょうか。
今回はそんなややこしいコンセントとプラグの違いを、形状についても触れながら、雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

コンセントとプラグの違いとは?

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日常生活で家電製品を使う時に欠かせないコンセントとプラグ。「コンセントを挿して!」などと何気なく使われる言葉ですが、その使い方は本当に正しいのでしょうか。ここでは、誰もが勘違いしてしまいがちなコンセントとプラグの違いについて解説します。

コンセント:差し込むための穴

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コンセントとは、家庭や職場などの壁に埋め込まれている穴のこと。日本の場合、コンセントは縦型の穴が2つあります。挿す方も挿される方もコンセントと思われがちですが、壁に付いている挿される方がコンセントなのです。

プラグ:突起の部分

コンセントは、壁に付いている2つの差し込み口のことを言うのでしたね。一方で、プラグは、電化製品のコードの先端についている突起部分のことを指します。日本の電化製品のコードの先には、銀色をした2本の突起がありますよね。それは、コンセントではなく正しくはプラグだったのです。

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