宅配:出前と区別するため
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日本では、出前が江戸時代から使われるようになったのでしたね。そんな中、1985年頃にアメリカで大人気だったデリバリーピザの形式を広めるために、「宅配」という言葉を使われるようになったと言われています。店内で料理を提供し配達も行う出前と異なり、宅配を行うお店は、これまで日本にはなかった配達に特化したスタイルです。
その出前と区別するために、宅配を使うようになりました。
番外編:ケータリングって何?
ここでは、番外編として「ケータリング」の意味についてもみていきましょう。ケータリングは英語でCateringと表します。Caterとは、「料理を賄う」や「要求を満たす」という意味。そのため、出前や宅配のように「料理を届ける」だけではなく、お客さんの要求を満たすために、その他のサービスも提供するのです。
ここではケータリングついて詳しく解説していきます。
ケータリング:その場でシェフが料理を提供する
ケータリングは、お弁当などを宅配することを指すこともあります。しかし、ほとんどの場合ケータリングとは、パーティーなどでホテルやレストランからシェフを招いて、その場でお客さんに料理を提供するサービスのことを指すのです。さらに、会場の設営や片付け、運営も請け負うところもあります。
パーティーなどのイベントで食事を振る舞う時は、ケータリングを利用してみてもよいかもしれませんね。
出前は配達がメイン、宅配は配達がサービス
出前と宅配の違いについて解説しました。出前と宅配は混同されがちですが、実は細かい違いがあるのでした。出前を行う店は配達をメインにしますが、出前は店内で飲食できるお店がサービスとして配達する場合のことを言います。そして、この2つの用語の由来は全く異なるのでしたね。
皆さんも、出前と宅配の違いを意識しながら注文してみてくださいね。