いわゆる筋トレグッズとしてメジャーな「鉄アレイ」と「ダンベル」。
自宅に置いている人も結構多いんじゃないか?ですが両者の違いまで明確に知っている人は少ないはずです。
今回は日々ジムや自宅でトレーニングに励んでいるというおおつけと一緒に解説していきます。

ライター/おおつけ

現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。

鉄アレイとダンベルの違い

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腕を鍛えるためのトレーニング器具の代表格が「鉄アレイ」と「ダンベル」です。しかしこの両者、見た目はほとんど一緒ですよね。いったい何が違うのでしょうか。ここでは両者の違いについて解説していきます。

鉄アレイは日本語

「鉄アレイ」は漢字で「鉄亜鈴」と書きます。なかなか無骨な字面ですよね。「鉄」は文字通り材料としての鉄を、「亜鈴」は「音の出ない釣り鐘」という表しています。確かに見た目が両端に釣り鐘がついているように見えなくもないですね。

ダンベルは英語

「ダンベル」は英語表記すると「dumbbell」で、意味は「音の出ない釣り鐘」。ここでお気づきかと思いますが、「鉄アレイ」と「ダンベル」は同一の器具で、日本語で表記するか英語で表記するかの違いでしかなかったんです。ちなみに「ダンベル」は古代ギリシア時代から「ハルテレス」という名前で使用されていたほど、歴史の深いトレーニング器具なんですよ。

「違いは重さ調節の有無」は本当?

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実は同じ器具で、呼び方が違うだけだった「鉄アレイ」と「ダンベル」。しかしネットなどで両者の違いを検索すると「鉄アレイは重さの調節ができないもので、ダンベルは重さの調節ができるもの」という記述も多く見受けられます。これらの俗説は事実なのでしょうか。ここではその真偽に迫っていきます。

\次のページで「鉄アレイは重さの調節ができないものがほとんど」を解説!/

鉄アレイは重さの調節ができないものがほとんど

現代日本で「鉄アレイ」として売られている商品は、重さの調節ができないものがほとんどとなっています。そのため「鉄アレイは重さ調節ができない」ことがデファクトスタンダード(事実上の標準)となってしまっているようです。

ダンベルは重さの調節ができるものもある

一方の「ダンベル」は、一部の商品に重さの調節ができるものがあります。両端の重りが着脱可能で、自由に付け替えることができる仕様です。ただしすべての「ダンベル」が重さ調節できるわけではないので、「ダンベルは重さ調節ができるもの」という定義は適していないと言えるでしょう。

本来は同じ意味だが使われ方が変わってきている

結論として、本来は同じ意味の「鉄アレイ」と「ダンベル」の使われ方が変わってきていると言えます。どちらも「重りで腕を鍛える」というおおまかな意味しか定義されていない器具。しかし市場の動向にともない、「鉄アレイ」は重量調節不可、「ダンベル」はものによって重量調節可能という感覚が消費者の間に広がっているようです。

おすすめのトレーニング

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腕を鍛える器具として有名な「鉄アレイ(ダンベル)」ですが、実は腕以外の部位も鍛えることができるんです。ここでは「鉄アレイ(ダンベル)」を使ったおすすめのトレーニングを紹介します。どれも自宅で簡単にできるくらいお手軽ですよ。

腕にはダンベルカール

まずは王道のトレーニング「ダンベルカール」です。手の平を上に向ける形でダンベルを持ってください。そのまま背筋を伸ばした状態でゆっくりと「鉄アレイ(ダンベル)」を上げ下げします。上腕二頭筋(力こぶ)によく効くトレーニングです。

\次のページで「肩にはショルダープレス」を解説!/

肩にはショルダープレス

「ショルダープレス」は肩関節の上にある三角筋という筋肉を鍛えるトレーニングです。三角筋を鍛えると肩幅が広がったり、メロン肩(丸く盛り上がった肩)ができあがったりします。まず椅子に座って肩の上に「鉄アレイ(ダンベル)」を乗せるように持ってください。そのまま垂直に「鉄アレイ(ダンベル)」を上げ下げします。

胸にはダンベルプレス

「ダンベルプレス」は胸筋を鍛えるの適したトレーニングです。まずはベンチ(縦長の椅子)に背中をつけて寝転がります。そこで「鉄アレイ(ダンベル)」を胸の高さで構えて、そのまま垂直に上げ下げするのです。ベンチを用意するのが難しければ、ベッドなどでも工夫次第で代用できます。

著者としては専用の器具が必要な「ベンチプレス」よりもおすすめです。理由としては大きな器具の準備が不要なことと、胸より後ろ側まで「鉄アレイ(ダンベル)」を下げることができるのでより広範囲を鍛えられることが挙げられます。

脚にはダンベルスクワット

実は日常生活の中で一番使われている筋肉が下半身の筋肉です。「ダンベルスクワット」は大臀筋(お尻)、大腿四頭筋(太ももの表側)、ハムストリング筋(太ももの裏側)を鍛えるのに役立ちます。やり方はシンプルで、両手に「鉄アレイ(ダンベル)」を持ち、スクワットをするだけです。足は肩幅に開き、膝は90度くらいまで曲がるようにやってみましょう。

「鉄アレイ」と「ダンベル」の違いは日本語か英語かの違い

ここまで「鉄アレイ」と「ダンベル」の違い、現代では「鉄アレイ」と「ダンベル」の意味が変化していること、そして「鉄アレイ(ダンベル)」で実施できるおすすめトレーニングについて解説してきました。

自宅でのトレーニングが普及している現代ですが、いきなり大規模なトレーニング器具を導入するのはいろいろな意味でハードルが高いですよね。まずは場所もとらず、コストもそこまでかからない「鉄アレイ(ダンベル)」から始めてみることをおすすめします。

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3分でわかる鉄アレイとダンベルの違い!重量調節の有無が違う?おすすめトレーニングまで雑学好きライターがわかりやすく解説

いわゆる筋トレグッズとしてメジャーな「鉄アレイ」と「ダンベル」。
自宅に置いている人も結構多いんじゃないか?ですが両者の違いまで明確に知っている人は少ないはずです。
今回は日々ジムや自宅でトレーニングに励んでいるというおおつけと一緒に解説していきます。

ライター/おおつけ

現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。

鉄アレイとダンベルの違い

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腕を鍛えるためのトレーニング器具の代表格が「鉄アレイ」と「ダンベル」です。しかしこの両者、見た目はほとんど一緒ですよね。いったい何が違うのでしょうか。ここでは両者の違いについて解説していきます。

鉄アレイは日本語

「鉄アレイ」は漢字で「鉄亜鈴」と書きます。なかなか無骨な字面ですよね。「鉄」は文字通り材料としての鉄を、「亜鈴」は「音の出ない釣り鐘」という表しています。確かに見た目が両端に釣り鐘がついているように見えなくもないですね。

ダンベルは英語

「ダンベル」は英語表記すると「dumbbell」で、意味は「音の出ない釣り鐘」。ここでお気づきかと思いますが、「鉄アレイ」と「ダンベル」は同一の器具で、日本語で表記するか英語で表記するかの違いでしかなかったんです。ちなみに「ダンベル」は古代ギリシア時代から「ハルテレス」という名前で使用されていたほど、歴史の深いトレーニング器具なんですよ。

「違いは重さ調節の有無」は本当?

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実は同じ器具で、呼び方が違うだけだった「鉄アレイ」と「ダンベル」。しかしネットなどで両者の違いを検索すると「鉄アレイは重さの調節ができないもので、ダンベルは重さの調節ができるもの」という記述も多く見受けられます。これらの俗説は事実なのでしょうか。ここではその真偽に迫っていきます。

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