いちじくにはどんな栄養が含まれてるの?特徴や効能・注意点も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!
ライター/いわ さゆこ
4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。果物全般に好きですが、いちじくはつぶつぶの食感が気に入っています。包丁を使わなくても手軽に食べられるところも魅力の一つです。食べ切れない分は、冷凍して保存ができます。解凍せずにシャーベットで食べる方法がおすすめです。
いちじくってどんな果物?
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栄養素の多さから、「不老長寿」の果物と呼ばれることもあるいちじくは昔から食べられてきた果物です。漢字では「無花果」と書きます。漢字を見ると花や実が無い果物のように思われますが、いちじくは他の果実とは違い、実の中に花が咲くので外からは見えません。上品な甘みを味わえる果物で、生のまま食べる以外に、料理に使ったり、いちじくが主役のお菓子作りにも活用できますよ。
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いちじくにはどんな栄養があるの?
いちじくは夏から秋にかけて旬を迎える果物で、販売も盛んになります。完熟した状態のいちじくはねっとりした甘さがあっておいしいですよね。そんないちじくにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか。
その1.腸内をキレイに!ペクチン
いちじくには、水溶性食物繊維の一種であるペクチンが含まれています。ペクチンは水分を保つ性質があるので、小腸での栄養素の消化吸収スピードを遅らせるのに役立っているのです。また、水溶性の食物繊維にはコレステロールや糖質の吸収を抑える働きがあるため、食後の血中コレステロールや血糖値の上昇を抑えてくれます。
ペクチンはレモンやオレンジなどの柑橘類やリンゴ、バナナなどにも多く含まれていますよ。
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その2.皮膚や目を健康に!アントシアニン
アントシアニンはポリフェノールの一種で、ブルーベリーに含まれているのは有名ですね。いちじくの他にもブドウやイチゴ、赤紫蘇などにも含まれています。イチジクの果肉の赤紫色は、このアントシアニンによるものです。
ポリフェノールには高い抗酸化作用があり、動脈硬化や老化の原因になる活性酸素を取り除いてくれる働きがあります。いちじくに含まれるアントシアニンには、有害な紫外線やブルーライトの刺激から目を守り、疲れ目予防にも期待ができるのです。
その3.胃腸を守る!フィシン
いちじくを切ったときに出てくる白い液にはフィシンという酵素が含まれています。フィシンは、タンパク質を分解する酵素です。肉料理の下準備で使うことで肉を柔らかくする効果や、食後にいちじくを食べること、で肉や魚などのタンパク質を分解し消化を助けてくれる効果が期待できます。
また、お酒を飲んだ後に食べると、二日酔いにもなりにくくなるのです。いちじくの他に、キウイフルーツやパイナップルにも多く含まれていますよ。
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その4.女性の味方!植物性エストロゲン
植物性エストロゲンは、いちじくのつぶつぶの部分に多く含まれている栄養素です。この栄養素は、女性ホルモンとよく似た働きをするもので、女性特有の月経前症候群や生理痛の軽減、更年期障害を和らげる効果があると言われています。いちじくは、女性にとってスーパーフードですね!
ドライいちじくに含まれる栄養素は?
ドライフルーツになると、生の時より水分が減るため栄養素がぎゅっと凝縮されます。葉酸とビタミンCは熱や光に弱いため、ドライにする過程で減少しますが、食物繊維や鉄、カリウムやカルシウムの数値は1.5~2倍になるのです。ドライいちじくも普段の生活に取り入れたいですね。生のいちじくが手に入らない時期には重宝しますよ。
いちじくの主な栄養素をご紹介しましたが、その他にもカリウム、鉄分、カルシウム、マグネシウム、葉酸、ビタミンCなども含まれていますよ。不老長寿と言われている理由も納得できますよね。
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