今回の記事はいちじくについてです。いちじくにはどんな栄養素が含まれているか知ってるか?メジャーな果物ですが、青果店やスーパーに並ぶ時期は短く、フレッシュな果実を堪能できる回数は限られてしまうよな。いちじくはドライフルーツとしても人気があるんです。生のいちじくとドライフルーツにした場合の栄養価の違い、効能や注意点も料理が趣味のいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。果物全般に好きですが、いちじくはつぶつぶの食感が気に入っています。包丁を使わなくても手軽に食べられるところも魅力の一つです。食べ切れない分は、冷凍して保存ができます。解凍せずにシャーベットで食べる方法がおすすめです。

いちじくってどんな果物?

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栄養素の多さから、「不老長寿」の果物と呼ばれることもあるいちじくは昔から食べられてきた果物です。漢字では「無花果」と書きます。漢字を見ると花や実が無い果物のように思われますが、いちじくは他の果実とは違い、実の中に花が咲くので外からは見えません。上品な甘みを味わえる果物で、生のまま食べる以外に、料理に使ったり、いちじくが主役のお菓子作りにも活用できますよ。

いちじくにはどんな栄養があるの?

いちじくは夏から秋にかけて旬を迎える果物で、販売も盛んになります。完熟した状態のいちじくはねっとりした甘さがあっておいしいですよね。そんないちじくにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか。

その1.腸内をキレイに!ペクチン

いちじくには、水溶性食物繊維の一種であるペクチンが含まれています。ペクチンは水分を保つ性質があるので、小腸での栄養素の消化吸収スピードを遅らせるのに役立っているのです。また、水溶性の食物繊維にはコレステロールや糖質の吸収を抑える働きがあるため、食後の血中コレステロールや血糖値の上昇を抑えてくれます。

ペクチンはレモンやオレンジなどの柑橘類やリンゴ、バナナなどにも多く含まれていますよ。

その2.皮膚や目を健康に!アントシアニン

アントシアニンはポリフェノールの一種で、ブルーベリーに含まれているのは有名ですね。いちじくの他にもブドウやイチゴ、赤紫蘇などにも含まれています。イチジクの果肉の赤紫色は、このアントシアニンによるものです。

ポリフェノールには高い抗酸化作用があり、動脈硬化や老化の原因になる活性酸素を取り除いてくれる働きがあります。いちじくに含まれるアントシアニンには、有害な紫外線やブルーライトの刺激から目を守り、疲れ目予防にも期待ができるのです。

その3.胃腸を守る!フィシン

いちじくを切ったときに出てくる白い液にはフィシンという酵素が含まれています。フィシンは、タンパク質を分解する酵素です。肉料理の下準備で使うことで肉を柔らかくする効果や、食後にいちじくを食べること、で肉や魚などのタンパク質を分解し消化を助けてくれる効果が期待できます。

また、お酒を飲んだ後に食べると、二日酔いにもなりにくくなるのです。いちじくの他に、キウイフルーツやパイナップルにも多く含まれていますよ。

その4.女性の味方!植物性エストロゲン

植物性エストロゲンは、いちじくのつぶつぶの部分に多く含まれている栄養素です。この栄養素は、女性ホルモンとよく似た働きをするもので、女性特有の月経前症候群生理痛の軽減更年期障害を和らげる効果があると言われています。いちじくは、女性にとってスーパーフードですね!

ドライいちじくに含まれる栄養素は?

ドライフルーツになると、生の時より水分が減るため栄養素がぎゅっと凝縮されます。葉酸とビタミンCは熱や光に弱いため、ドライにする過程で減少しますが、食物繊維や鉄、カリウムやカルシウムの数値は1.5~2倍になるのです。ドライいちじくも普段の生活に取り入れたいですね。生のいちじくが手に入らない時期には重宝しますよ。

いちじくの主な栄養素をご紹介しましたが、その他にもカリウム、鉄分、カルシウム、マグネシウム、葉酸、ビタミンCなども含まれていますよ。不老長寿と言われている理由も納得できますよね。

\次のページで「いちじくを食べるとどんな効果や効能があるの?」を解説!/

いちじくを食べるとどんな効果や効能があるの?

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いちじくには豊富な栄養成分が入っていることがわかりましたね。では、実際に成分がどのような効果をもたらすのかみていきましょう。

1.食物繊維で腸内環境が整う!

食物繊維には不溶性と水溶性の2種類ありますが、いちじくにはどちらの食物繊維も含まれています。不溶性食物繊維には腸の動きを刺激する働きがあり、便秘予防の効果も期待できるのです。水溶性食物繊維は、腸内で水分を抱え込みゲル状成分となり胃腸内をゆっくり移動するので、空腹感を感じにくく、食べすぎを防ぐ効果があります。

善玉菌の働きを活発にすることで悪玉菌の増殖を抑えてくれるのです。ヨーグルトと相性がよく、ヨーグルトの乳酸菌といちじくの食物繊維の相乗効果で腸内環境をよりよくしてくれます。

2.抗酸化作用で美肌効果!

紫外線の刺激やストレスにより増えた活性酸素は、シミやくすみ、たるみなどの肌トラブルを引き起こすことがあります。いちじくに含まれている強い抗酸化作用を持つアントシアニンは、活性酸素から肌を守る役割を果たしているのです。またアントシアニンには、コラーゲン生成を促す作用があり、肌の調子を整えてくれます

3.酵素が消化を助ける!

いちじくにはフィシンという酵素が含まれています。酵素の力でタンパク質を分解するので、デザートにいちじくを食べると消化を促し、胃もたれを防ぐ効果が期待できるのです。

いちじくを食べる時に気を付けることは?

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いちじくは独特の食感と甘さが人気の果物ですが、食べる時に気を付けることはあるのでしょうか?注意点についてみていきましょう。

\次のページで「食べ過ぎると下痢になる可能性がある」を解説!/

食べ過ぎると下痢になる可能性がある

いちじくには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が、バランスよく含まれています。水溶性食物繊維には、便をやわらかくする作用があり、摂り過ぎると下痢になるおそれがあるのです。

また、大腸の収縮が強いことが原因の便秘の場合、不溶性食物繊維を摂ると大腸が刺激されて便秘がさらにひどくなることがあります。特にドライいちじくは食物繊維を多く含むため、摂り過ぎには注意してください。

食べ過ぎると肥満に繋がる

いちじくは他の果物と比較すると低カロリーな部類に属しますが、食べ過ぎるとカロリーや糖質の摂りすぎになってしまします。一日の間食の目安は200 kcalで、いちじくの他にも間食する場合は少し調整が必要ですよ。

甘くておいしいものはつい食べ過ぎてしまいますよね。ドライフルーツは大袋に入って販売されていることも多く、どれだけ食べたのか分からず、知らず知らずのうちに食べ過ぎてしまうことは問題ですよね。事前に小分けしておいて、一回の摂取量を決めておくなど上手に摂取量をコントロールしましょう。

食べ過ぎに気を付けながら栄養価の高いいちじくを食べよう!

いちじくには、豊富な栄養素がたくさん含まれていることがわかりましたね。その栄養価にともない、嬉しい効果や効能も期待できます。いちじくの食べ方としては生で食べる以外にも、チーズや粗びき黒こしょう、野菜とも相性がいいのでカットしてサラダにしてもいいですね。

保存は2~3日以内ならペーパータオルで水気を拭き取り、一つづつラップに包んで冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。ドライやコンポートに加工することで保存期間を延ばすこともできますよ。食べ過ぎに気をつけながらいちじくを毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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いちじくにはどんな栄養が含まれてるの?特徴や効能・注意点も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!

今回の記事はいちじくについてです。いちじくにはどんな栄養素が含まれているか知ってるか?メジャーな果物ですが、青果店やスーパーに並ぶ時期は短く、フレッシュな果実を堪能できる回数は限られてしまうよな。いちじくはドライフルーツとしても人気があるんです。生のいちじくとドライフルーツにした場合の栄養価の違い、効能や注意点も料理が趣味のいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。果物全般に好きですが、いちじくはつぶつぶの食感が気に入っています。包丁を使わなくても手軽に食べられるところも魅力の一つです。食べ切れない分は、冷凍して保存ができます。解凍せずにシャーベットで食べる方法がおすすめです。

いちじくってどんな果物?

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栄養素の多さから、「不老長寿」の果物と呼ばれることもあるいちじくは昔から食べられてきた果物です。漢字では「無花果」と書きます。漢字を見ると花や実が無い果物のように思われますが、いちじくは他の果実とは違い、実の中に花が咲くので外からは見えません。上品な甘みを味わえる果物で、生のまま食べる以外に、料理に使ったり、いちじくが主役のお菓子作りにも活用できますよ。

いちじくにはどんな栄養があるの?

いちじくは夏から秋にかけて旬を迎える果物で、販売も盛んになります。完熟した状態のいちじくはねっとりした甘さがあっておいしいですよね。そんないちじくにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか。

その1.腸内をキレイに!ペクチン

いちじくには、水溶性食物繊維の一種であるペクチンが含まれています。ペクチンは水分を保つ性質があるので、小腸での栄養素の消化吸収スピードを遅らせるのに役立っているのです。また、水溶性の食物繊維にはコレステロールや糖質の吸収を抑える働きがあるため、食後の血中コレステロールや血糖値の上昇を抑えてくれます。

ペクチンはレモンやオレンジなどの柑橘類やリンゴ、バナナなどにも多く含まれていますよ。

その2.皮膚や目を健康に!アントシアニン

アントシアニンはポリフェノールの一種で、ブルーベリーに含まれているのは有名ですね。いちじくの他にもブドウやイチゴ、赤紫蘇などにも含まれています。イチジクの果肉の赤紫色は、このアントシアニンによるものです。

ポリフェノールには高い抗酸化作用があり、動脈硬化や老化の原因になる活性酸素を取り除いてくれる働きがあります。いちじくに含まれるアントシアニンには、有害な紫外線やブルーライトの刺激から目を守り、疲れ目予防にも期待ができるのです。

その3.胃腸を守る!フィシン

いちじくを切ったときに出てくる白い液にはフィシンという酵素が含まれています。フィシンは、タンパク質を分解する酵素です。肉料理の下準備で使うことで肉を柔らかくする効果や、食後にいちじくを食べること、で肉や魚などのタンパク質を分解し消化を助けてくれる効果が期待できます。

また、お酒を飲んだ後に食べると、二日酔いにもなりにくくなるのです。いちじくの他に、キウイフルーツやパイナップルにも多く含まれていますよ。

その4.女性の味方!植物性エストロゲン

植物性エストロゲンは、いちじくのつぶつぶの部分に多く含まれている栄養素です。この栄養素は、女性ホルモンとよく似た働きをするもので、女性特有の月経前症候群生理痛の軽減更年期障害を和らげる効果があると言われています。いちじくは、女性にとってスーパーフードですね!

ドライいちじくに含まれる栄養素は?

ドライフルーツになると、生の時より水分が減るため栄養素がぎゅっと凝縮されます。葉酸とビタミンCは熱や光に弱いため、ドライにする過程で減少しますが、食物繊維や鉄、カリウムやカルシウムの数値は1.5~2倍になるのです。ドライいちじくも普段の生活に取り入れたいですね。生のいちじくが手に入らない時期には重宝しますよ。

いちじくの主な栄養素をご紹介しましたが、その他にもカリウム、鉄分、カルシウム、マグネシウム、葉酸、ビタミンCなども含まれていますよ。不老長寿と言われている理由も納得できますよね。

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