この記事では「見る」と「観る」の違いについて見ていきます。どちらも何かをみる時に使う漢字ですが、違いを説明できる人は少ないんじゃないか。違いはずばり意識の差のようですが、よく調べてみると使い方・表現などいろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんな「見る」と「観る」の違いから、使い分け方、他の「みる」漢字、英語表記の違いまで雑学好きライターのよっこいと一緒に解説していきます。

ライター/よっこい

飲食業、映像職、エンジニアを経てwebライターへ。さまざまな職を経験した観点から、雑学の知識を分かりやすく解説していく。

「見る」と「観る」はどう違う?

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「見る」と「観る」の違いについてご存知でしょうか?正しい意味や使い分け方を知らずに使っていませんか?この違いが分かると文章作成の際や、本を読む際の理解が深まるでしょう。では早速、「見る」と「観る」の違いについて解説していきます。

「見る」:無意識に視界に入ること

「見る」は無意識に視界に入っていることを表します。ものや文字、景色など「みよう」という意図に関係なく、視界にとらえている状態です。さらに「見る」には、視覚のみでなくさまざまな感覚を使って物事をとらえ、調べるという意味も持っています。例えば、「味を見る」や「体調を見る」などです。「味を見る」は味の良し悪しを調べる、「体調を見る」は体調を調べるという意味合いで使われます。

「観る」:意識的に目を向けること

「観る」は意識的に目を向けていることを表します。自分の意志で意識を集中させて、視線を集中させている状態です。「観光」や「観賞」などに「観」が使われているように、自分自身が主体的に体を動かし足を運んで「みる」状況で使います。

「見る」と「観る」の使い分け方

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ざっくり「見る」と「観る」の違いが分かりました。では具体的にどのように使い分ければいいのか気になりますね?ここからは具体例と共に、細かい意味の違いまで解説します。それでは詳しく見ていきましょう。

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テレビを「みる」は状況で使い分ける

テレビを「みる」は、自分自身の意識や状況で使い分けることが重要です。勉強や家事などをしながらテレビを流して、番組の内容をあまり覚えていないのであれば「見る」を使い、集中して意図的にテレビをみて、番組の内容を把握している場合は「観る」が適します。集中してテレビをとらえているかどうかで使い分けるといいでしょう。

映画やスポーツは「観る」

映画やスポーツをみる時は、「観る」を使います。映画のために自身で映画館に行ったり、スポーツ観戦のために会場まで足を運んだり、意図してみているからです。例えば、「正月は家族で箱根駅伝を観るのが恒例です」「夏休みに甲子園で高校野球を観た」などのように使います。

景色や写真は「観る」

景色や写真をみる時は、「観る」を使います。旅行や旅先、美術館のなどで景色や写真を楽しむために、自ら足を運んでいるからです。例えば、「家族で人気の観光スポットを観に行った」「親子でアニメのイラストを観にイベントに出かけた」などのように使います。観光、観賞、観劇などのように、「観」の漢字で表現できる場面で「観る」を使うといいでしょう。

他にもある「みる」を表す漢字

「見る」と「観る」以外にも「みる」を表現する漢字があります。どんな意味を持ち、どのように使い分ければいいのでしょうか。「視る」、「診る」、「看る」の3つの「みる」について見ていきましょう。

「視る」:調査や視察で使う

「視る」はより注意を向けてじっくりみる場面で使います。「被災地の状況を視る」「客観的に視る」などのように、調査や視察をする時に使うといいでしょう。自分の意志でみているので能動的な意味を持ちます。

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「診る」:健康状態を調べるときに使う

「診る」は医療の現場で使われることが多いです。「医者が患者の様子を診る」「脈を診る」などのように、健康状態を調べる場面で使われます。医療に関する限定的な状況で使うことがほとんどでしょう。

「看る」:世話をするときに使う

「看る」は世話をする場面で使われます。「子供の面倒を看る」「病人の家族を看る」などのように、目の前のものを見守ったり、世話をしたりする時に使うといいでしょう。世話をするという限定的な状況で使うことがほとんどです。

「見る」と「観る」の英語表記は?

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ここまで日本語の「みる」について見てきましたが、英語の「みる」にも違いはあるのでしょうか。実は英語には3つの「みる」があります。うまく使い分けることで、微妙なニュアンスの差を伝えることができるでしょう。

「見る」:「See」

日本語の「見る」は英語の「See」にあたります。「See」は、たまたま視界に入ってきたという意味合いを持っているのです。つまり無意識でみているため、日本語の「見る」で表現することができます。

「観る」:「Look」か「Watch」

日本語の「観る」は英語の「Look」か「Watch」で表現することができます。「Look」は注意して止まっているものをみるという意味を、「Watch」は注意して動いているものをみるという意味を持っているのです。つまり意識的に視線を向けているため、日本語の「観る」で表現することができます。

迷ったら「見る」を使おう

「見る」と「観る」の違いは、意識の差です。無意識な時は「見る」、意識を集中させている時は「観る」を使いましょう。それでもどちらを使えばいいか迷った時は、「見る」がおすすめです。「見る」と「観る」を正しく使い分けて、表現の幅を広げていきましょう。

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雑学

3分で分かる「見る」と「観る」の違い!「視る」・「診る」・「看る」の意味や使い分けも雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説

この記事では「見る」と「観る」の違いについて見ていきます。どちらも何かをみる時に使う漢字ですが、違いを説明できる人は少ないんじゃないか。違いはずばり意識の差のようですが、よく調べてみると使い方・表現などいろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんな「見る」と「観る」の違いから、使い分け方、他の「みる」漢字、英語表記の違いまで雑学好きライターのよっこいと一緒に解説していきます。

ライター/よっこい

飲食業、映像職、エンジニアを経てwebライターへ。さまざまな職を経験した観点から、雑学の知識を分かりやすく解説していく。

「見る」と「観る」はどう違う?

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「見る」と「観る」の違いについてご存知でしょうか?正しい意味や使い分け方を知らずに使っていませんか?この違いが分かると文章作成の際や、本を読む際の理解が深まるでしょう。では早速、「見る」と「観る」の違いについて解説していきます。

「見る」:無意識に視界に入ること

「見る」は無意識に視界に入っていることを表します。ものや文字、景色など「みよう」という意図に関係なく、視界にとらえている状態です。さらに「見る」には、視覚のみでなくさまざまな感覚を使って物事をとらえ、調べるという意味も持っています。例えば、「味を見る」や「体調を見る」などです。「味を見る」は味の良し悪しを調べる、「体調を見る」は体調を調べるという意味合いで使われます。

「観る」:意識的に目を向けること

「観る」は意識的に目を向けていることを表します。自分の意志で意識を集中させて、視線を集中させている状態です。「観光」や「観賞」などに「観」が使われているように、自分自身が主体的に体を動かし足を運んで「みる」状況で使います。

「見る」と「観る」の使い分け方

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ざっくり「見る」と「観る」の違いが分かりました。では具体的にどのように使い分ければいいのか気になりますね?ここからは具体例と共に、細かい意味の違いまで解説します。それでは詳しく見ていきましょう。

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