この記事では”a lot of”と”lots of”の違いについて掘り下げていきます。2つとも「たくさんの」「多くの」の意味がある熟語で、可算・不可算名詞どちらも修飾できるが、ニュアンスが少し違うことは知っているでしょうか?そのほか、”a lot of”によく似た熟語についても、雑学好きライターthrough-timeと一緒に解説していきます。

ライター/through-time

工学部出身の理系だが、言葉や文学も大好きな雑食系雑学好きWebライター。今回は英語分野にも手を伸ばし、詳しく解説していく。

“a lot of~”と“lots of~”の違い

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中学で習う熟語”a lot of~””a lot "が複数形”lots”になった”lots of~”という表現もあることはご存じでしょうか。どちらも「たくさんの」「多くの」の意味を持ち、可算名詞の複数形・不可算名詞とも修飾できる便利な熟語ですが、使うシチュエーションが少々異なります。

a lot of~:ややカジュアルな表現

”a lot of~”は、比較的カジュアルな表現で、主に話し言葉(口語表現)に使います。ビジネスシーンや改まった場などでも用いられることはありますが、”many”や”much”などのフォーマルな表現に変えた方が無難でしょう。

また、”a lot of+可算名詞複数形”は複数扱い、”a lot of +不可算名詞”は単数扱いになるので注意が必要です。

I'm in a lot of trouble.
すごく困ってるんだ。

A lot of students come here.
たくさんの生徒がここに来るよ。

There was a lot of rain yesterday.
昨日は雨がいっぱい降ったね。

lots of~:さらにカジュアルな表現

image by iStockphoto

"lots of~"は、a lot of~”よりさらにカジュアル度の強い、くだけた表現です。フォーマルな場ではまず使いません。”a lot of~”と同じく、”lots of+可算名詞の複数形”は複数扱い、”lots of +不可算名詞”は単数扱いになります。

\次のページで「a lot:名詞or副詞的な意味」を解説!/

My car use lots of gas.
俺の車すごくガソリンを食うんだ。

There are lots of cats in the room.
その部屋は猫だらけだよ。

It's lots of fun!
とっても楽しい!

a lot:名詞or副詞的な意味

ちなみに、"a lot”だけを使うと、「たくさん」を表す名詞、もしくは「かなり」「ずいぶん」「しょっちゅう」などを表す副詞になります。これらもカジュアル度が強く、副詞の場合は"very much"よりくだけた表現に。

I know a lot about computers.
コンピューターには詳しいよ。

Thanks a lot!
本当にありがとう!

She gets sick a lot.
彼女は病気がちなんだ。

a lot of~に似た英語表現

「たくさんの」「多くの」の意味を持ち、可算・不可算名詞とも修飾できる熟語は数多くあります。中でも代表的な3つについて、詳しく解説しましょう。

その1.a bunch of~:(同じ種類のものが)たくさんの

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"bunch"は、ぶどうやバナナなど果物の「房」、花や鍵などの「束」という意味です。そのため、同じ種類のもの、共通点のあるものがたくさんまとまっている、連なっているというイメージがあります。"a lot of~"よりカジュアルな表現なので、フォーマルな場では使いません。

\次のページで「その2.a ton of~:ものすごくたくさんの」を解説!/

I have a bunch of ideas.
アイディアがたくさんあるんだ。

A bunch of girls were laughing.
大勢の女の子が笑っていた。

その2.a ton of~:ものすごくたくさんの

"ton"はそのものずばり重さのトンで、トン単位で大量にあるというイメージがあります。少々大げさで、カジュアル寄りな表現です。"ton"を複数形にした"tons of"という表現もあり、こちらのほうがよく使われています。

I bought a ton of sweets!
めっちゃお菓子買ったよ!

The actress wears tons of makeup.
あの女優、すっごい厚化粧だね。

その3.a myriad of~:無数の、数えきれない

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”myriad”は「一万」という意味がありますが、現代においてその意味ではほとんど使われません。これまでとは逆にフォーマルな表現で、学術論文などでよく用いられます。

There are a myriad of stars in the galaxy.
銀河系には無数の星があります。

We have a myriad of environmental problems.
我々は数多くの環境問題を抱えています。

\次のページで「”a lot of”と”lots of”の違いはカジュアル度」を解説!/

”a lot of”と”lots of”の違いはカジュアル度

”a lot of~”、”lots of~”の違いはカジュアル度で、”lots of~”の方がよりくだけた表現であることを解説しました。日本語に敬語があるように、英語にもカジュアル・フォーマル表現があります。学校で習う英語はフォーマルなものが多いので、カジュアルな表現を学びたいときは、海外の映画やドラマなどを参考にするといいでしょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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雑学

3分で分かる“a lot of”と“lots of”の違い!ニュアンスや使い分け・よく似た英語表現も雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説

この記事では”a lot of”と”lots of”の違いについて掘り下げていきます。2つとも「たくさんの」「多くの」の意味がある熟語で、可算・不可算名詞どちらも修飾できるが、ニュアンスが少し違うことは知っているでしょうか?そのほか、”a lot of”によく似た熟語についても、雑学好きライターthrough-timeと一緒に解説していきます。

ライター/through-time

工学部出身の理系だが、言葉や文学も大好きな雑食系雑学好きWebライター。今回は英語分野にも手を伸ばし、詳しく解説していく。

“a lot of~”と“lots of~”の違い

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中学で習う熟語”a lot of~””a lot “が複数形”lots”になった”lots of~”という表現もあることはご存じでしょうか。どちらも「たくさんの」「多くの」の意味を持ち、可算名詞の複数形・不可算名詞とも修飾できる便利な熟語ですが、使うシチュエーションが少々異なります。

a lot of~:ややカジュアルな表現

”a lot of~”は、比較的カジュアルな表現で、主に話し言葉(口語表現)に使います。ビジネスシーンや改まった場などでも用いられることはありますが、”many”や”much”などのフォーマルな表現に変えた方が無難でしょう。

また、”a lot of+可算名詞複数形”は複数扱い、”a lot of +不可算名詞”は単数扱いになるので注意が必要です。

I’m in a lot of trouble.
すごく困ってるんだ。

A lot of students come here.
たくさんの生徒がここに来るよ。

There was a lot of rain yesterday.
昨日は雨がいっぱい降ったね。

lots of~:さらにカジュアルな表現

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“lots of~”は、a lot of~”よりさらにカジュアル度の強い、くだけた表現です。フォーマルな場ではまず使いません。”a lot of~”と同じく、”lots of+可算名詞の複数形”は複数扱い、”lots of +不可算名詞”は単数扱いになります。

\次のページで「a lot:名詞or副詞的な意味」を解説!/

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