休止状態とスリープの違いとは?使い分けやメリット・デメリットも元社内SEがわかりやすく解説
今回はそんな休止状態とスリープの違いを、どんな場面で使用したらいいのかも含めて、元社内SEのライター佐倉晃次郎と一緒に解説していきます。
ライター/佐倉晃次郎
PCの電話サポート、社内SEを経験。現在は企業で記事校正やVBAを使ったプログラミングをしながらWebライターをしている。
休止状態とスリープの違いとは?
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休止状態とスリープ、どちらも「シャットダウンのように電源を切らないで、PCを一旦休止させる操作」と認識している方が多いかと思います。実はPCの中で起きていることは両者で異なり、どういった場面での使用が適切であるのかも異なっているのです。
この2つの中間の状態に当たる「ハイブリッドスリープ」も含めて、まずは、休止状態とスリープはそれぞれPCがどういった状態になる操作なのか、簡単に解説していきましょう。
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休止状態とは?
PCを休止状態にすると、開いているプログラムなどのデータはハードディスクに保存され、電源が切られた状態になります。また、休止状態のことはハイバネーション(hibernation)とも言い、これは英語で「冬眠」の意味を持つ言葉です。
スリープとは?
PCをスリープにした場合、休止状態とは異なり、開いているプログラムなどのデータはメモリに保存され、省電力状態になります。休止状態のように、ハードディスクにデータが保存される場合は、データを保持するのに電源の供給が必要ありませんが、メモリに保存される場合には、保存中のデータを保持するための電力が必要です。
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ハイブリッドスリープって何?
ハイブリッドスリープは、言葉の意味の通り、休止状態とスリープの中間の状態です。PCをハイブリッドスリープにすると、データはハードディスクに保存され、省電力状態になります。主として、ノートPCのようにバッテリーを持っていない、デスクトップパソコン向けの機能です。
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