ドラゴンフルーツは鮮やかな果皮と独特の形が特徴の南国の果物です。意外にも果皮は柔らかく、簡単に切ることが出来るんです。果肉は、インパクトのある見た目からは想像できない繊細な味わいです。ぜひその風味や食感を生かして食べてもらいたい。この記事では、スーパーフードとしても注目を浴びるドラゴンフルーツのおすすめの食べ方、切り方、保存方法を果物大好きパティシエのmei.mと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/mei.m

15年近くウェディングケーキを作ってきたパティシエで、現在は2児のママ。フルーツが大好きで、味見と称して様々な果物を食べてきました。ドラゴンフルーツは、果物盛り合わせの華!

ドラゴンフルーツはどこで買うのがおすすめ?

ドラゴンフルーツがどこで購入できるのか疑問な方もいるのではないでしょうか?

数は少ないですが大きめのスーパーや青果店の店頭に、輸入品を中心に並んでいますよ。贈答用のフルーツ籠に添えられるような高品質のものなら、果物専門店がおすすめです。国産のドラゴンフルーツの価格相場は、1個あたり500~700円くらい。高級品だと1000円以上にも。

沖縄などの名産地では、パイナップルやマンゴーと同じようにポピュラーなフルーツとして販売されています。完熟のドラゴンフルーツはあまり日持ちしないため、輸入のドラゴンフルーツは輸送を考慮して未熟なままで収穫されますが、国内の旬の時期に現地や産地直送などで購入すると完熟のものが食べられますよ。完熟のドラゴンフルーツは糖度が大変高く、しっかりとした甘さが感じられます。名産地でぜひ一度食べてみてください。

ドラゴンフルーツの切り方

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ゴツゴツした見た目のドラゴンフルーツ、どうやって食べるかご存じですか?外見からは硬そうで、中もどんなふうになっているか想像もつきませんよね。それが、意外にも簡単に食べられるのです!ここでは、簡単な切り方を2種類ご紹介します。

食べる前に冷蔵庫で少し冷やして、流水でしっかり洗ってから作業しましょう。赤肉種の場合は、色素が服やまな板に付くと落ちにくいので気を付けて!

1.基本のカット

どうやって切り始めるか迷う形ですが、ドラゴンフルーツカットの基本は、先に切ってから、皮を剥きます。皮や果肉は柔らかいので、包丁はあまり力を入れずに入りますよ。以下に手順をまとめました。

準備するもの:ドラゴンフルーツ・包丁・まな板
1.ドラゴンフルーツをまな板の上に縦に置く
2.縦半分に切る
3.さらに縦半分に切る
4.皮の先端を持ち、反り返らすように手で皮を剥く
5.好みの大きさに切り分ける

食卓に映えるように少しおしゃれに盛り付けるなら、ドラゴンフルーツの特徴である果皮を残したまま切り終えましょう。皮は剥きながら食べれば問題ありません。他にはない色鮮やかな皮が、特別感を演出してくれますよ!

また、完熟でジューシーなドラゴンフルーツは、縦に半分に切ったまま皿に乗せ、スプーンで果肉をすくって食べるのもおすすめです。

\次のページで「2.簡単な輪切り」を解説!/

2.簡単な輪切り

さらに簡単なのが、輪切りにする方法です。皮は硬そうに見えますが、手で簡単に剥けます。まずは、ドラゴンフルーツの皮を手で剥き、果皮が取れた状態でまな板に乗せ、お好きな厚さにカットするだけ。皮もないので食べやすく、包丁の苦手な方でも仕上げやすいですね。

ただ、ドラゴンフルーツの良さのひとつである皮を全部取り除いてしまうことで、見た目の華やかさが失われてしまう事、また、赤肉種の場合、手やまな板を汚しやすい、などのデメリットがあります。

ドラゴンフルーツの美味しい食べ方

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ドラゴンフルーツは果皮も果肉もカラフルで、独特の果肉と種の食感があります。そのため、味わいだけでなく、見た目や歯触りも楽しめますね。とはいえ、一般的にはあまり馴染みのないフルーツ。どのように食べることが出来るでしょうか?おすすめの食べ方やアレンジをご紹介します。

その1.フレッシュをそのまま

完熟の美味しいドラゴンフルーツは、まずはそのままフレッシュの状態で頂きましょう。食べる1~2時間前に冷蔵庫で冷やし、よく洗ってから、お好みの大きさに切り分けても良いですし、半分に切ったものをスプーンですくって食べても◎。

カットしたドラゴンフルーツをミキサーにかければ、フレッシュなドラゴンフルーツジュースになります。レモン汁を足すと、さらに甘さが際立ちますよ。お料理に使う場合は、薄めに切って、サラダのトッピングがおすすめ。サクッとした食感とさっぱりした風味が、野菜サラダと好相性です。

その2.注目のピタヤボウルにして

ピタヤボウルはハワイで生まれたヘルシーメニューで、一時期ブームを起こしたアサイーボウルに続いて注目を集めています。あっさりとしていて栄養豊富なピタヤボウルは朝食にピッタリ。特にフィトケミカルを含んだ赤肉種で作ると、より健康効果を期待できるでしょう。

作り方は簡単!ドラゴンフルーツとバナナをミキサーでよく攪拌し、シリアルやグラノーラ、ベリーやフルーツと共に容器に盛り付ければ完成。はちみつをかけたり、牛乳やヨーグルトなどを加えてみたり、自分だけのお気に入りピタヤボウルを作ってみてはいかが?

\次のページで「甘くないドラゴンフルーツの食べ方は?」を解説!/

甘くないドラゴンフルーツの食べ方は?

あまり甘くないドラゴンフルーツは、はちみつやヨーグルトに混ぜて食べましょう。ドラゴンフルーツの持つ健康効果はしっかり摂取できますよ。皮を剥いて牛乳や砂糖などを加え、ミキサーで回し、スムージーにも。豆乳やはちみつに変えて、色んなアレンジも楽しめます。

また、ひと手間かけて冷凍してしまうのも手です。カットしたままのドラゴンフルーツを、はちみつやジャムと混ぜて袋に入れて冷凍します。すると、冷凍中に甘みが浸透していきますよ。袋の状態で手で揉んで、果肉とジャムをよく混ぜておけば、まるでシャーベットのように食べられます。

つぼみも食べられる?

意外なのが、ドラゴンフルーツは果実の部分だけでなく、つぼみも美味しいのです。

つぼみが流通するのは6月~8月頃、良いドラゴンフルーツを栽培するために間引かれたつぼみが、生産地などで購入できますよ。5㎝くらいの大きさで、アーティチョークのように皮が重なった形をしています。加熱して食べるのが一般的で、特に天ぷらが美味しいとか。加熱すると柔らかくなり、オクラのようなネバネバした食感があります。

ドラゴンフルーツの保存

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基本的にドラゴンフルーツは追熟しない果物なので、店頭に並んでいる時点が一番の食べ頃です。購入後は出来るだけ早めに食べましょう。すぐ食べない場合に常温に置きっぱなしにすると、どんどん傷んでしまいます。では、どういった保存方法があるのか、保存のコツと共に見ていきましょう。

まずは冷蔵庫の野菜室へ

すぐに食べない場合の保存は冷蔵庫へ。まずは乾燥防止に袋に入れ、空気をしっかり抜きましょう。冷蔵庫の冷蔵室では冷えすぎてしまうので、野菜室に保存を。食べる前には、よりよく冷える冷蔵庫に移動してくださいね。完熟度合いや鮮度にもよりますが、4~5日は日持ちします。

カットしたものはぴったりとラップして、冷蔵室に入れましょう。一度切ってしまうと傷みが早くなるので、1~2日以内には食べ切るように。

冷凍保存も便利

一度に食べきれない場合は、冷凍してしまいましょう。冷凍での保存期間の目安は1か月ほど。

冷凍する場合は、皮を剥き、一度バットなどに広げて凍らせてから袋に入れて保存すると、取り出す時に便利です。冷凍したドラゴンフルーツは、そのままを半解凍でフローズン・ドラゴンフルーツとして食べても良いですし、スムージーやピタヤボウルの素材にしても。半解凍をミキサーで回すだけなので、日常的に食べる場合も、冷凍しておくと効率的ですね。

食卓に色どりを乗せるドラゴンフルーツ!食べ方は意外に簡単!

ドラゴンフルーツの奇抜な見た目は、切り方も食べ方も難しそうに見えますが、実はとてもシンプルで簡単!完熟ならそのままで美味しく、鮮やかな果皮を残してカットすれば華やかなデザートに、冷凍してピタヤボウルのストックにも。ヘルシーフードとして注目を浴びる栄養豊富なドラゴンフルーツを、気軽に日々の食生活に取り入れてみましょう。

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家庭科

ドラゴンフルーツの簡単な切り方って?おすすめの食べ方や保存方法も果物大好きパティシエが詳しくわかりやすく解説

ドラゴンフルーツは鮮やかな果皮と独特の形が特徴の南国の果物です。意外にも果皮は柔らかく、簡単に切ることが出来るんです。果肉は、インパクトのある見た目からは想像できない繊細な味わいです。ぜひその風味や食感を生かして食べてもらいたい。この記事では、スーパーフードとしても注目を浴びるドラゴンフルーツのおすすめの食べ方、切り方、保存方法を果物大好きパティシエのmei.mと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/mei.m

15年近くウェディングケーキを作ってきたパティシエで、現在は2児のママ。フルーツが大好きで、味見と称して様々な果物を食べてきました。ドラゴンフルーツは、果物盛り合わせの華!

ドラゴンフルーツはどこで買うのがおすすめ?

ドラゴンフルーツがどこで購入できるのか疑問な方もいるのではないでしょうか?

数は少ないですが大きめのスーパーや青果店の店頭に、輸入品を中心に並んでいますよ。贈答用のフルーツ籠に添えられるような高品質のものなら、果物専門店がおすすめです。国産のドラゴンフルーツの価格相場は、1個あたり500~700円くらい。高級品だと1000円以上にも。

沖縄などの名産地では、パイナップルやマンゴーと同じようにポピュラーなフルーツとして販売されています。完熟のドラゴンフルーツはあまり日持ちしないため、輸入のドラゴンフルーツは輸送を考慮して未熟なままで収穫されますが、国内の旬の時期に現地や産地直送などで購入すると完熟のものが食べられますよ。完熟のドラゴンフルーツは糖度が大変高く、しっかりとした甘さが感じられます。名産地でぜひ一度食べてみてください。

ドラゴンフルーツの切り方

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ゴツゴツした見た目のドラゴンフルーツ、どうやって食べるかご存じですか?外見からは硬そうで、中もどんなふうになっているか想像もつきませんよね。それが、意外にも簡単に食べられるのです!ここでは、簡単な切り方を2種類ご紹介します。

食べる前に冷蔵庫で少し冷やして、流水でしっかり洗ってから作業しましょう。赤肉種の場合は、色素が服やまな板に付くと落ちにくいので気を付けて!

1.基本のカット

どうやって切り始めるか迷う形ですが、ドラゴンフルーツカットの基本は、先に切ってから、皮を剥きます。皮や果肉は柔らかいので、包丁はあまり力を入れずに入りますよ。以下に手順をまとめました。

準備するもの:ドラゴンフルーツ・包丁・まな板
1.ドラゴンフルーツをまな板の上に縦に置く
2.縦半分に切る
3.さらに縦半分に切る
4.皮の先端を持ち、反り返らすように手で皮を剥く
5.好みの大きさに切り分ける

食卓に映えるように少しおしゃれに盛り付けるなら、ドラゴンフルーツの特徴である果皮を残したまま切り終えましょう。皮は剥きながら食べれば問題ありません。他にはない色鮮やかな皮が、特別感を演出してくれますよ!

また、完熟でジューシーなドラゴンフルーツは、縦に半分に切ったまま皿に乗せ、スプーンで果肉をすくって食べるのもおすすめです。

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