この記事では、里芋の下処理や食べ方・保存方法についてみていきます。里芋はまろやかでホクホクとした食感が美味しいが、下処理が面倒です。特に難しいと言われる、皮むきの方法も教えるぞ。定番のレシピや、おかずにもなる食べ方も知りたいところです。また、里芋はどんな保存方法ができるのでしょうか。今回はそんな里芋の豆知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

里芋の洗い方や皮むき方法は?

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里芋は、汁物にしても炒め物にしても美味しい食材。しかし、下処理方法がいまいち分からないですよね。今回は基本的な洗い方や皮むきの方法について、詳しく解説していきます。

1.里芋の洗い方

里芋は泥が付いている野菜です。まずはしっかりと洗いましょう。大きめのボウルに水を溜めて、30秒ほど里芋を浸します。水に浸けておくことで泥が浮き、汚れが落としやすくなりますよ。その後、タワシや指を使って泥を洗い流してください。ボウルの水がにごらなくなるまで、この作業を繰り返しましょう。

2.里芋の皮むき方法

実は、皮むき前の下準備がとても重要です。きれいに洗った里芋は、しっかりと水分を拭き取り乾かしましょう。拭き取りは、キッチンペーパーやふきんで行うと良いでしょう。里芋は水分を含むと、ぬめりが発生しやすい野菜です。ぬめりがあると皮むきの時に怪我をしやすくなります。怪我を防止するためにも、しっかりと乾かすことが重要です。

乾かしたら、いよいよ皮むきに移ります。包丁で里芋の両端を切り落としましょう。里芋の端から端にかけて皮をむけば、きれいな白い中身が見えてきます。

レンジを使ってラクラク皮むき

包丁でむくよりも、簡単な皮むき方法を紹介します。まずは里芋をしっかり洗いましょう。洗った里芋の真ん中に1周切り込みを入れます。耐熱容器に里芋を並べ、水を少し加えましょう。電子レンジに入れ600Wで4分ほど温め、竹串がスッと入れば加熱完了です。そして少し冷ました里芋の皮を、両端から摘めばつるんと皮がむけます。

このやり方だと、里芋を柔らかくしつつ皮をむくことができますよ。まさに一石二鳥の方法ですね。

\次のページで「里芋の下茹で方法は?」を解説!/

里芋の下茹で方法は?

里芋の洗い方や皮むき方法がわかりました。特にレンジを使っての皮むきは、小さいお子さんもお手伝いできるやり方ですね。次は、里芋の下茹で方法について解説していきます。

里芋の茹で方

里芋の下茹で方法について、みていきましょう。

里芋の下茹で方法
1.里芋は泥を落とすように洗い、皮をむく
2.ざるに里芋を入れ、ひとつまみの塩で塩もみする
3.里芋を鍋に入れ、ひたひたになるぐらいまで水を入れ火にかける
4.沸騰後5分ほど煮る
5.ザルにとり水ですすぐ

ポイントは、手順2番目の塩もみ。塩もみをすることで、汚れとぬめりを一緒に落とすことができますよ。下茹でをすれば、後々の調理時間を短縮できます。また里芋に火を通すために煮詰めすぎる心配もないので、調味料の風味が落ちにくいですよ。ぜひ下茹でを取り入れてみましょう。

美味しい里芋のレシピは?

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里芋の下処理方法について解説しました。次はいよいよ、人気の食べ方について紹介していきます。定番のレシピや、おかずにもなるみんな大好きなレシピを紹介していきますよ。

\次のページで「その1.定番の煮っ転がし」を解説!/

その1.定番の煮っ転がし

里芋といえば、煮っ転がしですね。まずは皮をむき、大きいものは半分に切りましょう。お鍋にひたひたになるぐらいまで水を入れ、里芋を投入します。沸騰後、5分を目安に下茹でしてください。下茹でした里芋はしっかり水気を切り、醤油・みりん・砂糖と一緒に鍋に入れます。15分ほど煮て、柔らかくなれば完成です。甘じょっぱい味わいがたまらない、里芋の定番レシピですよ。

その2.ごはんが進む里芋と鶏肉の炒め物

次は、里芋と鶏肉の炒め物を紹介しますよ。里芋はしっかりと洗い、皮にぐるりと切り込みを入れます。電子レンジで5分間加熱しましょう。その後里芋の皮をむき、半分にカットします。

切った里芋・鶏肉・さやいんげんをフライパンに入れ、一緒に炒めましょう。醤油・酒・砂糖で絡めて、汁気がなくなれば完成です。タンパク質も炭水化物もしっかり摂れる、ごはんが進む立派なおかずですね。一度作れば、家庭の定番おかずになるでしょう。

里芋の保存方法は?

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里芋の人気レシピについて解説しました。早速作ってみたいレシピが満載でしたね。次は、里芋の保存方法をみていきましょう。里芋は冷やし過ぎないことがポイントなようです。

常温保存は泥付きで

里芋は常温保存が可能です。日光に当たらない涼しい場所で保管しましょう。1ヶ月程度保存できます。常温保存の場合は、泥付きのままがおすすめです。里芋は傷みやすく、乾燥に弱い食材。泥が付いたままだと、日持ちがしますよ。さらに新聞紙やキッチンペーパーで包めば、完璧です。基本的には常温保存が望ましいですが、夏場の気温が上がる時期は冷蔵庫で保管しましょう。

冷蔵保存は冷やし過ぎに注意

冷蔵保存の場合は、冷やし過ぎに注意しましょう。里芋は寒さに弱い食材です。寒すぎる環境は、低温障害を引き起こすこともあります。新聞紙やキッチンペーパーに包み、さらにポリ袋に入れると冷やしすぎと乾燥を予防できるでしょう。冷蔵で、2週間程度保存できます。

\次のページで「冷凍の場合は皮付きでもOK!」を解説!/

冷凍の場合は皮付きでもOK!

里芋は冷凍保存が可能です。なんと、丸ごと皮付きでも保存ができるとのこと。1ヶ月程度保存できますよ。丸ごと保存する場合は、ラップに包んで密閉容器に入れると良いでしょう。解凍時はそのまま電子レンジで加熱すれば、解凍できます。またカットした里芋も冷凍保存できますよ。カットしておくと、そのまま調理に取り掛かれるので、時間短縮になりますね。

腐っている里芋の見分け方は?

里芋を保存していたけれど、腐っているかもしれないという場合はありませんか。最後に、腐っている里芋の見分け方を紹介します。

触感や色をチェックしよう

触感や色をチェックしましょう。触るとぐにゃぐにゃとしていたり、ドロドロと溶けているものは食べない方が良さそうです。また、全体が茶色や黒に変色している場合も悪くなっていると考えられるでしょう。

下処理や保存方法を理解して、人気のレシピを作ってみよう

里芋は泥をきれいに落とすことが重要でした。皮むきの際はしっかり乾かすことで、怪我を予防できそうですね。丸ごとで冷凍保存できるとは、驚きでした。食品ロスを減らすためにも、様々な保存方法を活用していきましょう。里芋は大人も子供も大好きな食材。人気のレシピを作って、食卓を楽しく囲みましょう。

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家庭科

里芋は甘じょっぱいレシピが人気!下処理や食べ方・保存方法もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説

この記事では、里芋の下処理や食べ方・保存方法についてみていきます。里芋はまろやかでホクホクとした食感が美味しいが、下処理が面倒です。特に難しいと言われる、皮むきの方法も教えるぞ。定番のレシピや、おかずにもなる食べ方も知りたいところです。また、里芋はどんな保存方法ができるのでしょうか。今回はそんな里芋の豆知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

里芋の洗い方や皮むき方法は?

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里芋は、汁物にしても炒め物にしても美味しい食材。しかし、下処理方法がいまいち分からないですよね。今回は基本的な洗い方や皮むきの方法について、詳しく解説していきます。

1.里芋の洗い方

里芋は泥が付いている野菜です。まずはしっかりと洗いましょう。大きめのボウルに水を溜めて、30秒ほど里芋を浸します。水に浸けておくことで泥が浮き、汚れが落としやすくなりますよ。その後、タワシや指を使って泥を洗い流してください。ボウルの水がにごらなくなるまで、この作業を繰り返しましょう。

2.里芋の皮むき方法

実は、皮むき前の下準備がとても重要です。きれいに洗った里芋は、しっかりと水分を拭き取り乾かしましょう。拭き取りは、キッチンペーパーやふきんで行うと良いでしょう。里芋は水分を含むと、ぬめりが発生しやすい野菜です。ぬめりがあると皮むきの時に怪我をしやすくなります。怪我を防止するためにも、しっかりと乾かすことが重要です。

乾かしたら、いよいよ皮むきに移ります。包丁で里芋の両端を切り落としましょう。里芋の端から端にかけて皮をむけば、きれいな白い中身が見えてきます。

レンジを使ってラクラク皮むき

包丁でむくよりも、簡単な皮むき方法を紹介します。まずは里芋をしっかり洗いましょう。洗った里芋の真ん中に1周切り込みを入れます。耐熱容器に里芋を並べ、水を少し加えましょう。電子レンジに入れ600Wで4分ほど温め、竹串がスッと入れば加熱完了です。そして少し冷ました里芋の皮を、両端から摘めばつるんと皮がむけます。

このやり方だと、里芋を柔らかくしつつ皮をむくことができますよ。まさに一石二鳥の方法ですね。

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