この記事では水菜の旬や美味しい食べ方、選び方、保存方法について解説していきます。水菜は鍋料理やサラダに使用することが多い人気の食材です。スーパーに行けば、季節を問わず葉物野菜のコーナーに並んでいるイメージがある。そんな水菜にも旬の時期があるんです。旬の水菜はおいしいぞ。選び方や保存方法のコツ、おいしい食べ方も知り、ぜひ活用してほしい。今回は水菜の魅力をフリーランス管理栄養士の宮本ゆかと一緒に、くわしく解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経て、現在はフリーランス管理栄養士兼Webライター。最近は時短料理の献立作成や作り置きレシピを開発中。栄養や調理に関連する情報をわかりやすくお届けします。

水菜の旬と産地

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ここからは水菜の特徴についてみていきましょう。水菜が収穫される時期や生産地について解説していきます。あまり知られていない水菜の特徴を知ることができるかもしれません。

水菜の収穫はいつ?

水菜の旬は一般的に10月~3月といわれています。これは露地で栽培した場合で、ハウス栽培では1年を通じて収穫可能です。基本的に水菜は寒い気候に適しており、冬に収穫される水菜はおいしいといわれています。特に霜が降りるような寒い時期の水菜は甘味が増しておいしいそうです。

水菜の主な産地はどこ?

水菜の生産地として有名な都道府県は、生産量が多い順に茨木県、福岡県、京都府となっています。茨木県は暖かい気候と豊富な水が水菜の栽培に適しているため、生産量が多いそうです。茨木県の鹿行地区では水菜を小株の時に早めに収とれる穫するので、やわらかくてクセが少なく食べやすい水菜がとれるそうですよ。

水菜の選び方

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ここからは水菜の選び方についてみていきましょう。水菜の鮮度を見極める方法を知って、ぜひ水菜を選ぶ時の参考にしてみてくだい。

新鮮な水菜の特徴

新鮮な水菜は葉がギザギザしています。葉先にハリがあり、鮮やかな緑色のものを選ぶとよいでしょう。茎は白くてまっすぐ伸びているものが鮮度が高いそうです。株(根元)の部分は、水耕栽培のものは小ぶりなものを、露地栽培のものは大きめのものを選びましょう。

\次のページで「鮮度が落ちている水菜の特徴」を解説!/

鮮度が落ちている水菜の特徴

鮮度がよい水菜は葉が鮮やかな緑色をしていますが、鮮度が落ちている水菜は黄色や茶色っぽい色をしています。また、葉や茎にハリがなくふにゃふにゃしていることも特徴です。ぬるぬるした水分が出ていたり、葉が枯れている場合は腐り始めているサイン。このような状態の水菜は食べないようにしましょう。

水菜のおいしい食べ方5選

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ここからはおいしい水菜の食べ方をご紹介します。水菜は栄養価が高く、比較的お手頃な価格で手に入る野菜なので、いろいろな料理で取り入れたい野菜です。おいしい食べ方を参考にして、ぜひご家庭でも、水菜を使った料理をつくってみてください。

1.さっと火を通すだけでOK「炒めもの」

水菜はお好みの具材と一緒に、さっと火で炒めて食べるとおいしいですよ。水菜はすぐに火が通るので料理時間の短縮にもなります。オリーブオイルでにんにくやベーコンと一緒に炒めて洋風の炒め物にしたり、ごま油で卵や豚肉と一緒に炒めて中華風にしたりと、いろいろなバージョンの炒め方ができるので、おすすめの食べ方です。

2.和風でも洋風でも合う「パスタ」

水菜とパスタも好相性です。しらす、刻みのり、小口ネギを使って和風パスタにしたり、オリーブオイルでにんにくや鷹の爪と一緒に炒めてペペロンチーノ風にしたりと、和風でも洋風でも合います

3.定番でおいしい「鍋」

水菜を鍋料理の具材として使う方も多いかもしれませんね。水菜は味にクセがなく、味噌鍋、キムチ鍋、つみれ鍋、海鮮鍋といった定番の鍋から湯豆腐まで、どんな鍋料理にも合います。水菜に火を通しすぎないようにすると、シャキシャキとした食感を残すことができますよ。

4.バリエーション豊富な「スープ」

スープの具材として水菜を使うと、汁ごと水菜の栄養が摂取できるのでおすすめです。味噌、しょうゆ、だし汁、コンソメ、中華スープの素など、加える調味料によってガラリと味に変化を出すことができますよ。

5.シャキシャキ食感を楽しめる「サラダ」

水菜は加熱せず生食できる野菜なので、サラダに最適です。水菜自体に強いクセがないので、和風、洋風、中華といったどんなドレッシングでもおいしくいただけます。

水菜をサラダにする場合、きれいに水洗いして食べやすい大きさに切り、水を張ったボウルに入れて5~10分ほど浸けておくと、シャキッとした食感になりますよ。長時間水に浸けておくと、ビタミンなどの栄養素が水中に流れ出てしまうので気をつけてください。

\次のページで「水菜の保存方法」を解説!/

水菜の保存方法

ここからは水菜を長持ちさせる保存方法について解説していきますね。水菜の保存方法には冷蔵保存と冷凍保存があります。短期間に食べきれる場合は冷蔵保存、しばらく日持ちさせたい場合は冷凍保存というふうに、用途によって保存方法を使い分けてみてくださいね。それではくわしく見ていきましょう。

1.冷蔵で保存する

水菜を冷蔵で保存する場合は、水で洗わずそのままの状態で、ぺーバータオルなどで全体をくるみます。根元の部分だけに少量の水をかけて湿らせたら、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。適度に根元に水分を含ませ、ポリ袋に入れて乾燥を防ぐことで、冷蔵保存でも比較的長持ちさせることができます。この方法で保存するとおよそ10日ほど日持ちするそうです。

2.冷凍で保存する

水菜を短期間に食べきれない場合には冷凍保存がおすすめです。冷凍することで1か月程度日持ちするといわれています。冷凍する場合は水菜を水洗いして食べやすい大きさにカットして、ぺーバータオルで水気を拭きとりましょう。冷凍用の保存袋に入れてしっかり空気を抜いて封をして冷凍庫へ。冷凍した水菜は解凍せずにそのまま炒め物やスープなどに使えるので便利ですよ。

毎日の食生活にぜひ水菜をとり入れてみて

この記事では水菜の旬やおいしい食べ方、保存方法について解説しました。水菜は一年中流通している野菜ですが、露地栽培のものは冬が旬でおいしいということがわかりましたね。また、水菜はシャキシャキとした食感が魅力で、いろいろな料理との相性がとよいことも知っていただけたと思います。長持ちする保存方法を活用して、ぜひ水菜を毎日の食生活にとり入れてみてくださいね。

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家庭科

水菜の旬はいつ?おいしい食べ方や選び方、保存方法もフリーランス管理栄養士がくわしくわかりやすく解説

この記事では水菜の旬や美味しい食べ方、選び方、保存方法について解説していきます。水菜は鍋料理やサラダに使用することが多い人気の食材です。スーパーに行けば、季節を問わず葉物野菜のコーナーに並んでいるイメージがある。そんな水菜にも旬の時期があるんです。旬の水菜はおいしいぞ。選び方や保存方法のコツ、おいしい食べ方も知り、ぜひ活用してほしい。今回は水菜の魅力をフリーランス管理栄養士の宮本ゆかと一緒に、くわしく解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経て、現在はフリーランス管理栄養士兼Webライター。最近は時短料理の献立作成や作り置きレシピを開発中。栄養や調理に関連する情報をわかりやすくお届けします。

水菜の旬と産地

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ここからは水菜の特徴についてみていきましょう。水菜が収穫される時期や生産地について解説していきます。あまり知られていない水菜の特徴を知ることができるかもしれません。

水菜の収穫はいつ?

水菜の旬は一般的に10月~3月といわれています。これは露地で栽培した場合で、ハウス栽培では1年を通じて収穫可能です。基本的に水菜は寒い気候に適しており、冬に収穫される水菜はおいしいといわれています。特に霜が降りるような寒い時期の水菜は甘味が増しておいしいそうです。

水菜の主な産地はどこ?

水菜の生産地として有名な都道府県は、生産量が多い順に茨木県、福岡県、京都府となっています。茨木県は暖かい気候と豊富な水が水菜の栽培に適しているため、生産量が多いそうです。茨木県の鹿行地区では水菜を小株の時に早めに収とれる穫するので、やわらかくてクセが少なく食べやすい水菜がとれるそうですよ。

水菜の選び方

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ここからは水菜の選び方についてみていきましょう。水菜の鮮度を見極める方法を知って、ぜひ水菜を選ぶ時の参考にしてみてくだい。

新鮮な水菜の特徴

新鮮な水菜は葉がギザギザしています。葉先にハリがあり、鮮やかな緑色のものを選ぶとよいでしょう。茎は白くてまっすぐ伸びているものが鮮度が高いそうです。株(根元)の部分は、水耕栽培のものは小ぶりなものを、露地栽培のものは大きめのものを選びましょう。

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