こちらの記事では「レビュー」と「感想」の違いについてみていきます。2つともある物事に対して自分が思ったことについて、書いたり話したりして伝えようとするイメージがあるよな。日本語であるか外来語であるかということ以外にも違う点があるということです。今回はそんな2つの言葉について、通販の商品レビューを気にする文学部卒のライター海辺のつばくろと一緒に解説していきます。

ライター/海辺のつばくろ

通販で購入したい商品のレビューを見ていて、購入者の感想とどう違うのか気になった文学部卒ライター。

レビューとは日本では「再調査・批評」

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レビューは外来語で、英語にすると”review”。見直しをする、復習する、反省する、再調査するなどの意味です。また、本や映画などの芸術作品を批評したり、新聞や雑誌などの記事で論評を書いたりすることもいいます。

このうち、日本では、再調査や再検討新聞などの批評記事や文化芸術作品への評論物事や出来事への論評が載せられた雑誌についても使われることがあるようです。

レビューが使われる例

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レビューが使われるのはどのような場合でしょうか。再調査は、対象の物事の中身を再度詳細に確認すること。見極めて、改善すべき点をあげることもあるかもしれません。批評するという点から、分析をした上で長所や短所をあげることがうかがえます。代表的な例は以下の通りです。

1.レビューサイト(口コミサイト)

レビューサイトは、実際に体験した人が良かった所や悪い所を入力して、遠慮なく改善してもらいたい点まではっきりと述べています。分かりやすく5段階評価などの形で星の数や点数が付けられていることも。

化粧品や美容関連などのある分野に特化したサイトは、女性の利用が多くみられます。総合的なレビューサイトもあり、家電やスマートフォンなど商品やサービス別に分類してまとめられている形で探しやすいです。購入者に質問もでき、利用や購入する前に参考にしている人もいるようですよ。

ちなみに、レビューサイトは口コミサイトと呼ばれることも。良いことも悪いことも人から人に伝わる口コミを、サイト上で気軽に書き込みして人の目を引き広く伝わることになぞらえているようです。

2.商品レビュー

商品レビューは、通販サイトに開設されていることがほとんど。商品について、その店舗で実際に購入した利用者が自由に良し悪しを記入する機能です。店頭ではなかなか販売されていない商品や、高価な品物を買うのに参考になることがメリット。ただ、サクラレビューが問題となることもあるのです。

サクラレビューとは、第三者から依頼を受けて、実際に購入していないのに不当に商品をほめる書き込みをして良い物だと思わせること。購入者にとっては、高評価につられて商品を買わされる羽目になり社会的な問題となっています。

\次のページで「3.ブックレビュー」を解説!/

3.ブックレビュー

ブックレビューとは、書評書籍についての批評)のこと。新聞や雑誌などで書籍を紹介する記事欄があり、話題の新刊本や既刊本でも売れ行きの良いものについて、ブックレビューが書かれているケースが多いです。ブックレビューはテーマが決められていない限り、あらゆるジャンルの本が対象となります。

論者が興味のある本や好きな作家を取り上げてレビューを書いている場合は、本の特徴や内容について良いところを挙げていることが多いかもしれません。しかし、文芸誌などでは、内容などの悪いところや表現したりないところも述べることも。作者への期待を込めて、もっと改善すべきところを鋭く指摘している場合もあります。

感想とは自分が思ったこと

感想は、ある物事に対して自分が心の中に思ったことや心に響いたことどのように心が動かされたか述べる時に使われることも多いです。「感」は物事に接してみて心に受けること、もしくは、心に響くこと。「想」は思うことや、考えることなどをいいます。感想という熟語は、似たような意味の漢字を並べて、心に深く思うことを強調しているのかもしれません。

感想が使われる例

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感想は、レビューのように良し悪しを判断する冷静な立場で語られることはあまりありません。あくまでも自分がどのように思ったのか、心に受けた印象的なことを述べることが主になっているようです。感想が使われる例は以下の通り。

1.読書感想文

「読書感想文」は、頭を悩まされる夏休みの宿題の1つかもしれません。本来であれば、読書感想文は、本を読み終わった後で印象に残ったこと、心に思ったことを文章で書き記すこと。別に格好良いことを書く必要はないのです。無理やり感想を書こうとして『良い本だと思います』と一文で止まってしまうこともしばしば。読書がすっかり嫌になってしまい、苦い思い出を引きずる方もいるでしょう。

本について感じたことだけでなく、『〇〇の部分を××のようにすると内容がさらに良くなったのでは』『主人公の心情が表現しきれていない』など、内容の良し悪しにまで踏み込むと書評(ブックレビュー)に当たるのではないでしょうか。

\次のページで「2.お客様の感想」を解説!/

2.お客様の感想

主にサプリメントなどのCMなどで「お客様の感想」が流れていることがあります。著名人や一般の利用者など、商品を購入した方が飲用してみて体調が良くなった、ダイエットができたなどと述べているようなイメージの動画です。但し書きで「感想には個人差があります」と表示されることも。

利用者はサプリメントが自分にとってどのように良かったかを述べています。(広告ですので、あまり悪くいう内容は入らないかもしれません。)しかし、サプリの成分内容について全てを吟味して、客観的に判断して「○○の成分が効いた」と評価しているわけではありません。レビューではなく感想のほうがふさわしいでしょう。

レビューは批評をすること、感想は思ったままを述べるという点で違う

レビューは物事の中身を吟味して良し悪しを評価して筋道を立てて述べること。一方、感想は自分が心に思ったこと、考えたことをそのまま述べることをいいます。レビューのほうが客観的な事実を積み重ね冷静に判断するのに対し、感想のほうは主観的に自分の価値や基準で良し悪しを考えるため、個人差が出ることが多いです。

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雑学

レビューと感想の違いは外来語か日本語かだけ?意味や使用例も文学部卒のライターが詳しくわかりやすく解説

こちらの記事では「レビュー」と「感想」の違いについてみていきます。2つともある物事に対して自分が思ったことについて、書いたり話したりして伝えようとするイメージがあるよな。日本語であるか外来語であるかということ以外にも違う点があるということです。今回はそんな2つの言葉について、通販の商品レビューを気にする文学部卒のライター海辺のつばくろと一緒に解説していきます。

ライター/海辺のつばくろ

通販で購入したい商品のレビューを見ていて、購入者の感想とどう違うのか気になった文学部卒ライター。

レビューとは日本では「再調査・批評」

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レビューは外来語で、英語にすると”review”。見直しをする、復習する、反省する、再調査するなどの意味です。また、本や映画などの芸術作品を批評したり、新聞や雑誌などの記事で論評を書いたりすることもいいます。

このうち、日本では、再調査や再検討新聞などの批評記事や文化芸術作品への評論物事や出来事への論評が載せられた雑誌についても使われることがあるようです。

レビューが使われる例

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レビューが使われるのはどのような場合でしょうか。再調査は、対象の物事の中身を再度詳細に確認すること。見極めて、改善すべき点をあげることもあるかもしれません。批評するという点から、分析をした上で長所や短所をあげることがうかがえます。代表的な例は以下の通りです。

1.レビューサイト(口コミサイト)

レビューサイトは、実際に体験した人が良かった所や悪い所を入力して、遠慮なく改善してもらいたい点まではっきりと述べています。分かりやすく5段階評価などの形で星の数や点数が付けられていることも。

化粧品や美容関連などのある分野に特化したサイトは、女性の利用が多くみられます。総合的なレビューサイトもあり、家電やスマートフォンなど商品やサービス別に分類してまとめられている形で探しやすいです。購入者に質問もでき、利用や購入する前に参考にしている人もいるようですよ。

ちなみに、レビューサイトは口コミサイトと呼ばれることも。良いことも悪いことも人から人に伝わる口コミを、サイト上で気軽に書き込みして人の目を引き広く伝わることになぞらえているようです。

2.商品レビュー

商品レビューは、通販サイトに開設されていることがほとんど。商品について、その店舗で実際に購入した利用者が自由に良し悪しを記入する機能です。店頭ではなかなか販売されていない商品や、高価な品物を買うのに参考になることがメリット。ただ、サクラレビューが問題となることもあるのです。

サクラレビューとは、第三者から依頼を受けて、実際に購入していないのに不当に商品をほめる書き込みをして良い物だと思わせること。購入者にとっては、高評価につられて商品を買わされる羽目になり社会的な問題となっています。

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