今回の記事はカニについてです。みんなはカニが好きか?日本人はカニ好きの人が多のです。カニ鍋やかに玉、スープや焼きガニなど様々な調理法で堪能できるよな。
そんなカニの栄養価については知らない人も多いんじゃないか?効果・効能や注意点についても料理が趣味の主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。家族みんなカニが好きですが、頻繁には食べられません。家族のお気に入りは、カニ鍋です。出汁の出たスープでつくる雑炊が最高ですね!

カニってどんな食材?

カニは、十脚目短尾下目に属する甲殻類の総称ですが、タラバガニやヤシガニなどは十脚目異尾下目に属しています。十脚目短尾下目のカニも十脚目異尾下目のカニも、漁業や流通等の産業上は全て「カニ」として扱われているようです。

世界には、およそ5,000種類、日本国内でも1,000種類以上が生息していますが、食用にされているカニはほんのわずかで、代表的なのはズワイガニタラバガニ毛ガニの3種類になります。様々な調理法で美味しく食べることができ、日本では高級な食材として扱われているのがカニなのです。

カニにはどんな栄養があるの?

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カニは高タンパクで、脂肪も糖分も少なく低カロリーな食材といえます。カニの種類によって多少栄養成分の違いはありますが、基本的にはビタミンB1、B2、B12、亜鉛、鉄、銅などのビタミンミやネラルも豊富で、複数の栄養を摂取できる健康的な食材です。その中でも、特に注目したい栄養素について紹介します。

その1.ビタミンB群

カニにはビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB1はエネルギー代謝の一部で補酵素としての働きを持っているのです。糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し、疲労回復に役立ちます。

ビタミンB2は細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に作用しており、発育のビタミンとも言われ発育促進に欠かせない栄養素です。ビタミンB12は、神経および血液細胞を健康に保ち、全細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助ける役割を担っています。

その2.タウリン

タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きを活発にする機能や消化器官の中でコレステロールの吸収を抑える働きがあります。タウリンは、人の体重の0.1%を占めており、体内のいたるところに使われている成分です。

また、疲労や体力低下を引き起こす貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防にも役立ちます。タウリンは水溶性の栄養素なので、タウリンが多く含まれている食材を煮て調理した際は、煮汁も一緒に飲むと効率よく摂取できますよ。

その3.カルシウム

カルシウムは広く知られている有名な栄養素です。骨や歯を丈夫にするだけではなく、イライラ予防にも効果が期待できます。また、カルシウムは細胞分裂や神経の伝達にも関与するので積極的に摂りたい栄養素です。

\次のページで「その4.アスタキサンチン」を解説!/

その4.アスタキサンチン

アスタキサンチンは赤色の天然色素で、非常に高い抗酸化作用があるため、体の酸化を防ぐ働きがあります。そのため、アスタキサンチンには酸化が原因となる動脈硬化などを予防する効果が期待できるのです。また、紫外線によるダメージから皮膚を守っています。

カニを食べるとどんな効果・効能があるの?

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カニを食べると私たちの体にはどんないい影響があるのでしょうか?効果や効能についてみていきましょう。

1.筋肉を作る

カニには、タンパク質が含まれています。たんぱく質は、健康維持に欠かせない三大栄養素の一つです。筋トレ前後にたんぱく質を摂ることでより効率的に筋肉を増やせます。

筋肉を付けたい方は、筋トレ運動だけでなく、同時にたんぱく質を摂取することを意識するといいでしょう。健康的な体づくりを目指している方や、体を鍛えたい方には特にタンパク質の摂取を意識することをおすすめします。

2.肝機能を高める効果 

カニにはタウリンが含まれています。タウリンは肝細胞の再生を促進する働きや、肝臓で胆汁の分泌を助ける役割を担っているのです。胆汁は肝臓で作られる液体で、脂肪の分解や脂溶性ビタミンの消化と吸収を助ける働きがあります。タウリンを摂取することによって、より健康的な生活を目指しましょう。

3.美肌効果 

カニには抗酸化物質であるアスタキサンチンが含まれています。抗酸化物質には、紫外線を浴びることが原因で生じるシミやシワを予防する効果が期待できるのです。酸化による老化現象などから体を守り、肌を若々しく保つことが期待できるのは嬉しいポイントですね。

\次のページで「カニを食べる時に気を付けることは?」を解説!/

はい、カニはマルチな栄養素を含んでおり、その栄養素によって得られる効果や効能はご説明した通りですが、いくつか注意点がありますよ。

カニを食べる時に気を付けることは?

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日本人にはカニ好きの人が多く、高級食材として人気がありますよね。カニを美味しく、安全に食べるために注意するべき点をお伝えします。

食べ合わせが悪い食材はあるの?

カニと相性の悪い食べ物としてよくあげられる食材が柿ですが、実際はどうなのでしょうか。カニと柿はどちらも体温を下げる効果がある食材です。そのため、一緒に食べると体や胃腸を冷やしてしまうと言う理由から、食べ合わせるとよくないと言われています。

カニと柿を同時に食べたからと言って食中毒を引き起こすようなことはありませんので安心して下さい。しかし、胃腸が弱っている時などは、体を冷やすことによって、体調不良を引き起こすことは考えられますので避けた方がいいですね。

カニは妊娠中に食べても大丈夫?

マカジキや金目鯛など、一部の魚は水銀含有量が多いため、妊婦さんの摂取量には注意が必要ですが、カニの摂取量に関して特に注意点はありません。カニに含まれる亜鉛や葉酸は、妊婦さんに必要な栄養素ですから、むしろ食べた方がいいと言えます。

しかし、偏った食事は赤ちゃんに悪影響を与えてしまう可能性がありますので、様々な食材をバランスよく食べることが大切です。食べる時はしっかり加熱してからいただきましょう。

\次のページで「アレルギーの危険性がある?」を解説!/

アレルギーの危険性がある?

エビやカニをはじめとする甲殻類のアレルギーは小学生以降、成人になるにつれて増える傾向があるのをご存じですか?鶏卵、牛乳、小麦の三大アレルギーは子どもに多く、大人になるにつれて改善するケースもみられますが、甲殻類のアレルギーは大人になっても治らないことが多いといわれています。

特に気にすることがなかった軽度のアレルギーの人が、食べ過ぎによってアレルギー症状が現れたり、アナフィラキシーショックを引き起こすこともありますので注意が必要です。

カニの一日の摂取量は?

カニ一人前の量は400g~600gと言われています。これは甲羅の重さも含んでいるので、カニの身だけになるともっと少なくなりますよ。カニの食べすぎは、体を冷やし代謝の低下や下痢などの症状が現れる可能性があります。カニを購入される場合は大体一人当たりの量を目安として考えましょう。

カニの食べ放題で、一回食べすぎたからと言ってすぐに健康被害が出るわけではありません。長期的に多量の摂取は控えましょう。

食べすぎに注意して、栄養価の高いカニを食べよう!

カニは高タンパクで、低カロリーな食材です。食べすぎなければ体にいい食材と言えるでしょう。カニ鍋やカニしゃぶ、焼きガニなど様々な調理法で楽しむ事ができ、食卓が豪華に彩られること間違いなしですね。家族の団欒にカニを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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カニにはどんな栄養が含まれてるの?特徴や効能・注意点も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!

今回の記事はカニについてです。みんなはカニが好きか?日本人はカニ好きの人が多のです。カニ鍋やかに玉、スープや焼きガニなど様々な調理法で堪能できるよな。
そんなカニの栄養価については知らない人も多いんじゃないか?効果・効能や注意点についても料理が趣味の主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。家族みんなカニが好きですが、頻繁には食べられません。家族のお気に入りは、カニ鍋です。出汁の出たスープでつくる雑炊が最高ですね!

カニってどんな食材?

カニは、十脚目短尾下目に属する甲殻類の総称ですが、タラバガニやヤシガニなどは十脚目異尾下目に属しています。十脚目短尾下目のカニも十脚目異尾下目のカニも、漁業や流通等の産業上は全て「カニ」として扱われているようです。

世界には、およそ5,000種類、日本国内でも1,000種類以上が生息していますが、食用にされているカニはほんのわずかで、代表的なのはズワイガニタラバガニ毛ガニの3種類になります。様々な調理法で美味しく食べることができ、日本では高級な食材として扱われているのがカニなのです。

カニにはどんな栄養があるの?

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カニは高タンパクで、脂肪も糖分も少なく低カロリーな食材といえます。カニの種類によって多少栄養成分の違いはありますが、基本的にはビタミンB1、B2、B12、亜鉛、鉄、銅などのビタミンミやネラルも豊富で、複数の栄養を摂取できる健康的な食材です。その中でも、特に注目したい栄養素について紹介します。

その1.ビタミンB群

カニにはビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB1はエネルギー代謝の一部で補酵素としての働きを持っているのです。糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し、疲労回復に役立ちます。

ビタミンB2は細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に作用しており、発育のビタミンとも言われ発育促進に欠かせない栄養素です。ビタミンB12は、神経および血液細胞を健康に保ち、全細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助ける役割を担っています。

その2.タウリン

タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きを活発にする機能や消化器官の中でコレステロールの吸収を抑える働きがあります。タウリンは、人の体重の0.1%を占めており、体内のいたるところに使われている成分です。

また、疲労や体力低下を引き起こす貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防にも役立ちます。タウリンは水溶性の栄養素なので、タウリンが多く含まれている食材を煮て調理した際は、煮汁も一緒に飲むと効率よく摂取できますよ。

その3.カルシウム

カルシウムは広く知られている有名な栄養素です。骨や歯を丈夫にするだけではなく、イライラ予防にも効果が期待できます。また、カルシウムは細胞分裂や神経の伝達にも関与するので積極的に摂りたい栄養素です。

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