カニにはどんな栄養が含まれてるの?特徴や効能・注意点も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!
そんなカニの栄養価については知らない人も多いんじゃないか?効果・効能や注意点についても料理が趣味の主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。
ライター/いわ さゆこ
4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。家族みんなカニが好きですが、頻繁には食べられません。家族のお気に入りは、カニ鍋です。出汁の出たスープでつくる雑炊が最高ですね!
カニってどんな食材?
カニは、十脚目短尾下目に属する甲殻類の総称ですが、タラバガニやヤシガニなどは十脚目異尾下目に属しています。十脚目短尾下目のカニも十脚目異尾下目のカニも、漁業や流通等の産業上は全て「カニ」として扱われているようです。
世界には、およそ5,000種類、日本国内でも1,000種類以上が生息していますが、食用にされているカニはほんのわずかで、代表的なのはズワイガニ、タラバガニ、毛ガニの3種類になります。様々な調理法で美味しく食べることができ、日本では高級な食材として扱われているのがカニなのです。
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カニにはどんな栄養があるの?
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カニは高タンパクで、脂肪も糖分も少なく低カロリーな食材といえます。カニの種類によって多少栄養成分の違いはありますが、基本的にはビタミンB1、B2、B12、亜鉛、鉄、銅などのビタミンミやネラルも豊富で、複数の栄養を摂取できる健康的な食材です。その中でも、特に注目したい栄養素について紹介します。
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その1.ビタミンB群
カニにはビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB1はエネルギー代謝の一部で補酵素としての働きを持っているのです。糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し、疲労回復に役立ちます。
ビタミンB2は細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に作用しており、発育のビタミンとも言われ発育促進に欠かせない栄養素です。ビタミンB12は、神経および血液細胞を健康に保ち、全細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助ける役割を担っています。
その2.タウリン
タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きを活発にする機能や消化器官の中でコレステロールの吸収を抑える働きがあります。タウリンは、人の体重の0.1%を占めており、体内のいたるところに使われている成分です。
また、疲労や体力低下を引き起こす貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防にも役立ちます。タウリンは水溶性の栄養素なので、タウリンが多く含まれている食材を煮て調理した際は、煮汁も一緒に飲むと効率よく摂取できますよ。
その3.カルシウム
カルシウムは広く知られている有名な栄養素です。骨や歯を丈夫にするだけではなく、イライラ予防にも効果が期待できます。また、カルシウムは細胞分裂や神経の伝達にも関与するので積極的に摂りたい栄養素です。
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