Office365とOffice2019の違いとは?料金体系やメリットも元社内SEがわかりやすく解説
今回はそんなOfficeのサービスの違いを元社内SEのライター、佐倉晃次郎と一緒に解説していきます。
ライター/佐倉晃次郎
PCの電話サポート、社内SEを経験。現在は企業で記事校正やVBAを使ったプログラミングをしながらWebライターをしている。
Office365とOffice2019の違いとは?
Office365もOffice2019も、Word/Excel/PowerPointといった主要なOfficeアプリケーションを含んだサービスのため、一見するとどちらを使用してもできることは変わらないように見えます。実は両者の間には大きな違いがあるため、まずは3つのポイントから違いをみていきましょう。
違いその1.サブスクリプションか買い切りか
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Office365はサブスクリプション型のライセンスのため、使用したい期間の分だけ料金を支払うことになります。一方で、Office2019は買い切りのライセンスです。一度購入すれば、その後は追加で料金を支払うことなく使用することが可能となっています。
違いその2.サポート体制
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Office365はサービスが続いている限り、常に最新版のOfficeを使用することができ、サポートを受け続けることが可能です。それに対して、Office2019はサポート期限が設けられており、Microsoft社の公式HPではメインストリームサポートの終了日が2023年10月10日、延長サポートの終了日が2025年10月14日と記載されています。(2022年10月現在)
料金体系の違いで、Office2019は一度購入すればその後追加料金なしで使用可能と説明しましたが、サポートの期限があることに留意が必要です。
違いその3.対応OS
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Office365はWindows、MacといったPC向けのOSだけではなく、iOSやAndroidといったスマートフォン・タブレットOSでも使用が可能で、1ユーザーあたり最大5台までインストールが可能となっています。
Office2019は、エディション(「Home & Business」「Professional」など)によって異なりますが、Windows10および11、Macでの使用が可能です。iOSやAndroidなどのスマートフォン・タブレットOSには対応していません。
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Office365とOffice2019、どちらを使えば良い?
Office365とOffice2019の違いをみてきましたが、それではどちらを使用するのが良いのでしょうか。結論から言うと、Officeをどのように使用するかによって変わってきますので、ここでは両者それぞれ、どのような方に向いているのかを解説していきます。
手厚いサービスのOffice365
ここまで説明してきたように、Office365は契約期間中は永続的にサポートが受けられ、対応しているOSも幅広いため、サービスがより手厚いといえるでしょう。使いたい期間だけ料金を支払えば良い点も魅力的ですが、一方で、長く使用し続けるユーザーにとっては月額料金が負担となり、Office2019の買い切りライセンスより割高になる場合があります。
また、Office365は常に最新版へアップデートし続けるため、バージョンの違いにより、今まで使用していた文書のレイアウトが崩れたり、機能がそのまま使えなかったりするケースも考えられるでしょう。
「充実したサービスを受けたい」「短い期間だけ利用したい」というユーザーには向いていそうです。
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