この記事では豆乳の旬や種類、おいしい飲み方や調理方法、保存方法について見ていきます。豆乳は牛乳に比べてあっさりしていてヘルシーな飲み物というイメージかもしれない。人によっては豆乳独特のクセのある味が苦手かもしれませんね。そこで今回は豆乳をおいしく飲む方法や豆乳を使った料理の紹介をしていこうと思う。他にも豆乳の旬や種類、保存方法についてもフリーランスの管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経てフリーランスの管理栄養士兼Webライターへ。趣味はオーガニックの食材で料理をつくること。栄養についての知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

豆乳に旬はあるの?

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スーパーやコンビニなどで牛乳と一緒に並んでいることが多い豆乳。豆乳に旬はあるの?と思われるかもしれませんね。豆乳は大豆を原料としてつくられているので、ここでは大豆の旬について解説します。国産の大豆の旬は秋から冬にかけて。この時期に収穫した大豆は貯蔵、乾燥させることで実が引きしまるそうです。乾燥大豆は長期保存が可能なので、旬の時期以外でもスーパーなどで購入することができますよ。

豆乳の種類

ここからは豆乳の種類について解説です。豆乳は大豆固形分(水分を取りのぞいて残った大豆の量)によって無調整豆乳、調整豆乳、豆乳飲料の3種類にわかれます。それぞれの特徴を知り、豆乳を選ぶときの参考にしてみてくだい。

1.原料は大豆だけの「無調整豆乳」

無調整豆乳は大豆固形分が8%以上のものとされています。原料は大豆のみでほかの添加物は加えられていないため、大豆本来の味を楽しむことができますよ。砂糖などの甘味が入っていないため、ダイエット中の方や糖分を気にされている方におすすめです。

\次のページで「2.甘みが添加されている「調整豆乳」」を解説!/

2.甘みが添加されている「調整豆乳」

調整豆乳は大豆固形分が6%以上のものとされています。調整豆乳は砂糖や塩などの添加物が入っているため、大豆のみでつくられている無調整豆乳よりも飲みやすいことが特徴です。豆乳は飲みたいけれど、無調整豆乳は少し飲みづらいと感じる方は、調整豆乳の方が飲みやすいかもしれません。

3.フレーバー豊富な「豆乳飲料」

豆乳飲料は大豆固形分が2%以上で果汁が入っているものまたは大豆固形分が4%以上で果汁が入っていないものとされています。豆乳飲料は野菜や果物、コーヒー、紅茶、抹茶といったさまざまな味を楽しむことができるのが魅力です。含まれている大豆の量が少ないので、大豆特有の青臭さが苦手な人にもおすすめですよ。

豆乳のおいしい飲み方4選

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そのまま飲んでもおいしい豆乳ですが、毎日飲んでいると飽きがくることも。そんな時はご家庭にある身近な食材を加えることで味に変化をもたせて飲むこともできますよ。ここからは豆乳のおいしい飲み方をご紹介します。

1.豆乳×コーヒー

豆乳はコーヒーとの相性がよく、牛乳の代わりに使われることも。コーヒー店などではよく、エスプレッソに温めた豆乳を加えて「ソイラテ」として提供されています。豆乳を使っているので、乳製品にアレルギーがある人でも安心して飲むことができますよ。無調整豆乳を使ってご家庭で作る場合は、甘さが足りないかもしれないのでお好みで砂糖やはちみつで甘味を足すとよいでしょう。

2.豆乳×ココア

豆乳とココアの組み合わせもおすすめです。ココアはカルシウムや鉄分、食物繊維が豊富。豆乳も大豆からつくられた植物性の食品で体にやさしくヘルシーです。ココア×豆乳は栄養面から見てもとてもおすすめな組み合わせ。豆乳は牛乳よりも低カロリーなので、ダイエット中の方にもおすすめの飲み方です。

3.豆乳×きな粉

豆乳もきな粉も同じ「大豆」が原料なので相性も抜群です。アイス・ホットどちらでもおいしく飲むことができますよ。甘味が足りないときは砂糖やはちみつ以外に黒蜜もおすすめ。黒蜜を使うとコクが加わりおいしい和風ドリンクになります。

4.豆乳×フルーツ

バナナやいちご、キウイといったお好みのフルーツと豆乳をミキサーにかけて、スムージーとして飲む方法もおすすめです。フルーツの甘味があるので、無調整豆乳の場合でも砂糖などを使わずにヘルシーに飲むこともできますよ。小松菜などの野菜を一緒に入れると、野菜の栄養もとれるのでおすすめです。

豆乳を使ったおすすめメニュー3選

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豆乳のおいしい飲み方の次は豆乳を使ったおすすめメニューをご紹介します。豆乳は基本的に牛乳を使う料理の代用品として使うことができますよ。豆乳は牛乳よりも低カロリー、低糖質、低脂肪とヘルシーなので、ぜひ豆乳を料理でも使ってみてください。豆乳を料理で使う場合は、大豆本来の味をいかせる無調整豆乳がおすすめです。

1.野菜がたっぷり「豆乳鍋」

豆乳鍋は人気の鍋料理の一つですね。具材はネギや白菜、水菜なのどのお好みの野菜と豚肉や豆腐が好相性です。鍋に水と白だしを入れて煮立て、火の通りにくい具材から加えていきましょう。豆乳は火が通りすぎると分離する可能性があるので、最後に加えてあたためる程度で大丈夫です。

2.お好みの具材と味つけで「豆乳スープ」

豆乳をスープの材料に使うのもおすすめです。お好みの野菜や肉を使えますし、加える調味料によって味に変化をつけることができます。味噌を入れてコクを出したり、鶏がらスープの素を入れて中華風にしたり、コンソメを入れて洋風にしたりと、いろんなバリエーションでつくることができるので料理の幅が広がりますよ。

\次のページで「3.ヘルシーなのにコクもある「豆乳グラタン」」を解説!/

3.ヘルシーなのにコクもある「豆乳グラタン」

牛乳を豆乳に代えて豆乳グラタンをつくることもできます。グラタンは基本的に牛乳やバターを使いますが、代用品として豆乳やオリーブオイルを使えば乳製品不使用のヘルシーなグラタンがつくれますよ。コクが足りないようなら隠し味に味噌を入れるとおいしくなるので、ぜひお試しを。

豆乳の保存方法と注意点

豆乳は未開封であれば常温で保存可能なものもあります。しかし、開封後はすみやかに冷蔵庫で保存して早めに飲み切りましょう。未開封の状態で常温保存する場合は直射日光を避けて冷暗所に置くようにしてください。豆乳は冷凍すると解凍したときに分離して味が落ちてしまうので、冷凍保存はあまり適していません。

飲むだけでなく料理にも使える豆乳をいろんな方法で味わってみて

この記事では豆乳のおいしい飲み方やおすすめの調理法などについて解説しました。豆乳の種類や正しい保存方法もわかっていただけたと思います。豆乳は栄養豊富な食材でもあるので、ぜひいろいろな方法で豆乳を味わってみてください。

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家庭科

豆乳のおいしい飲み方は?旬や種類、調理方法、保存方法もフリーランス管理栄養士がくわしくわかりやすく解説

この記事では豆乳の旬や種類、おいしい飲み方や調理方法、保存方法について見ていきます。豆乳は牛乳に比べてあっさりしていてヘルシーな飲み物というイメージかもしれない。人によっては豆乳独特のクセのある味が苦手かもしれませんね。そこで今回は豆乳をおいしく飲む方法や豆乳を使った料理の紹介をしていこうと思う。他にも豆乳の旬や種類、保存方法についてもフリーランスの管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経てフリーランスの管理栄養士兼Webライターへ。趣味はオーガニックの食材で料理をつくること。栄養についての知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

豆乳に旬はあるの?

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スーパーやコンビニなどで牛乳と一緒に並んでいることが多い豆乳。豆乳に旬はあるの?と思われるかもしれませんね。豆乳は大豆を原料としてつくられているので、ここでは大豆の旬について解説します。国産の大豆の旬は秋から冬にかけて。この時期に収穫した大豆は貯蔵、乾燥させることで実が引きしまるそうです。乾燥大豆は長期保存が可能なので、旬の時期以外でもスーパーなどで購入することができますよ。

豆乳の種類

ここからは豆乳の種類について解説です。豆乳は大豆固形分(水分を取りのぞいて残った大豆の量)によって無調整豆乳、調整豆乳、豆乳飲料の3種類にわかれます。それぞれの特徴を知り、豆乳を選ぶときの参考にしてみてくだい。

1.原料は大豆だけの「無調整豆乳」

無調整豆乳は大豆固形分が8%以上のものとされています。原料は大豆のみでほかの添加物は加えられていないため、大豆本来の味を楽しむことができますよ。砂糖などの甘味が入っていないため、ダイエット中の方や糖分を気にされている方におすすめです。

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