干し芋に旬はあるの?選び方や種類もフードアナリストが詳しくわかりやすく解説
干し芋の選び方と注意点
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近年は、干し芋がダイエットに良い食品として注目を集めたことから、需要が増え輸入品も増えてきました。ここでは、どのような干し芋を選んだら良いのか、表面についている白い粉は大丈夫なのかなど注意点について解説します。
どんな干し芋が良いの?
近年、干し芋は輸入品が多くありますが、やはり国産の干し芋は味や質が良いとされています。輸入品は工場化が進み大量に生産されていることで安価で売られていますが、国産のものは輸入品と比べると生産量が少ないうえに、手作業で作られていることが多く、価格も倍以上することも珍しくありません。
しかしどんなに高価でも、国産の干し芋はその美味しさから人気があるんですよ。
どんなさつまいもが甘いの?
甘いさつまいもを見つけるには品種、温度、加熱時間が重要です。まず、品種についてですが一番甘いとされているのは紅はるかで、その次に甘いのが安納芋になります。この2つの品種は甘みが強いのと、ねっとりとした食感が特徴でさつまいもを使ったスイーツにもよく使われる品種なんですよ。
次に温度と加熱時間です。買った焼き芋は甘いのに、家庭のレンジで加熱したさつまいもは甘くないと感じたことはありませんか?この違いは、焼き芋はじっくりと時間をかけて加熱していくのに対し、レンジは短時間で加熱するという大きな違いがあります。さつまいものでんぷん質が糖分に変わるのが60~75℃付近で、この温度帯を保ちながらじっくりと加熱することで甘みが増すのです。焼き芋が甘くなる理由もじっくり加熱しているからなんですよ。
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干し芋に添加物は入っているの?
国産の干し芋は、原料のさつまいも以外に何か加えられていることはほぼありません。中国産はよく農薬が懸念されていますが、輸入される際にしっかり検査されているので日本での基準を越える農薬も使われていることは、ほぼないと言えるでしょう。
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