
3分でわかる!ハムとソーセージの違い!加工肉は体に悪い?雑学好きライターがわかりやすく解説
この2つ、おなじみの食材ですが違いを説明できるでしょうか?また、ハムやソーセージを食べ続けると癌リスクが高まる、などという噂を聞いたことはないか?この答えは、ずばり肉と製造方法にあるようです。
今回は、ハムとソーセージの違い、そして本当に体に悪いのか?について雑学好きの元ツアーコンダクター、きさらぎ と解説していきます。

ライター/如月(きさらぎ)
「見たい」「知りたい」「食べたい」の好奇心を胸に世界中を飛び回ってきた、元ツアーコンダクターの食いしん坊ライター。
ハムとソーセージのざっくりした違いは?

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どちらも加工肉ですが、使用する肉の形状、製造方法が違います。加工肉とは、保存のために加工処理をした肉製品のこと。ハムは、原料を肉塊のまま加工する商品。ソーセージは、ひき肉を香辛料や調味料と混ぜ合わせてケーシング(食べられる袋状のもの)などに詰めスモークやボイルなどをした商品です。
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ハムとソーセージの違いを詳しく知ろう!
ここから、ハムとソーセージの違いについて詳しく解説していきます。
違いその1 原材料と製造方法
まずは、原材料となる肉ですが、使用する種類と部位、形状に違いがあります。ハムに使われるのは、主に豚(もも肉、ロース)塊肉。ソーセージに使われるのは、豚、牛、羊の主に腕部分の肉で、これをひき肉にしたもの。次に製造方法ですが、ソーセージはハムの作業工程に、「肉を挽く」「細切・混和」「袋状のものに詰める」の3つを加えます
もう一つの代表的な加工肉であるベーコンは、豚のばら肉を利用し、ハムと同じ製法で作ったものです。
《製造方法》
1.整形…原料肉のスジや余分な脂肪を取り除き、大きさを整える
ソーセージは「肉挽き」(ひき肉にする)
2.塩漬…原料肉に、塩、発色剤などを加えて漬け込む
ソーセージは「細切・混和」(調味料などを加えて細切、均一に混ぜる)
3.充填…型につめて形を整える
ソーセージは「袋状の皮(ケーシング)に詰める」
4.燻製・乾燥…煙で燻製し、良い香りと色を付け、保存性を高める
5.蒸煮or湯煮…中心まで十分加熱する
6.冷却…冷却して細菌の増殖を防ぐ
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