
3分でわかる!「創立」と「設立」の違いは?意味や使い方も文学好きライターが詳しくわかりやすく解説
今回は文学や哲学好きのライターKoenamiと一緒に、同じような意味を持つ2つの単語の違いについて解説していきます。
ライター/Koenami
文学や哲学をこよなく愛するライター。言語の意味を調べたり、言葉の成り立ちについて調べたりすることが趣味。頭の中を整理するために散歩に出かけることが日課。
「創立」と「設立」の意味と使い方は?

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創立と設立。似たような響きと意味を持っている単語ですが、具体的にどのような使い分けがされているのでしょうか?「日常生活でよく見かけるけれど、はっきりとした違いはわからない」、そんな疑問を解決するため、まずは2つの言葉の意味について紹介していきます。
創立の意味と使い方
創立とは「組織や機関を初めてつくること」を意味する単語です。ここでいう組織や機関とは会社や学校などを示している場合が多く、例文としては以下のような使い方をすることができます。
1.母校が昨年創立100周年を迎えた
2.今日、会社で創立20周年のパーティを行う
3.創立150年の見地から御社のご意見をお聞かせください
設立の意味と使い方
設立とは「組織・施設・制度などを新しくつくること」を意味する単語です。一見すると創立と同じような意味を持ち、対象も会社などに使われることが多いですが、創立が「組織を初めてつくること」であるのに対し、設立は「組織を新しくつくること」を意味しています。以下の例文を見て使い方を理解していきましょう。
1.このクラウドサービス会社は昨年設立された
2.この病院の設立者は◯◯だ
3.かつて私は数人の同僚と一緒にこの会社を設立しました
「創立」と「設立」はどう違う?

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「創立」と「設立」の意味がわかりましたので、ここからは具体的な違いについて紹介していきます。単語が表す対象を「組織」や「団体」といった抽象的なものから、「会社」に置き換えることによってその違いが明確になってくるでしょう。
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