おからはどうやって食べるの?下処理と日持ちする保存方法も元保育士がわかりやすく解説
ライター/榎木えふ
現在は我が子の育児を楽しむ元保育士。おからを使ったヘルシーなお菓子を作って満腹に食べてしまうタイプ。長らく食育に携わった経験を踏まえて食に関する知識をわかりやすく発信していく。
おからの下処理は必要?どんな方法がある?
image by iStockphoto
生おからはレシピによっても下処理の有無がまちまちなので、するべきなのかしなくてもよいのか迷ってしまうかと思います。下処理の役割から、必要性を確認してみましょう。
下処理をしてよりおいしく食べよう
昔、おからは商品として利用されることは少なく、廃棄物や家畜のエサ・肥料として扱われていました。そのため、食品として扱ううえで洗うという下処理がされていたとも言われています。しかし現在は衛生管理がなされたうえで食用に販売されているため「汚れを落とす」という意味の下処理は不要とも考えられるようです。あえて下処理をする目的は主に以下の3つになります。
1.豆独特の臭みをおさえる
2.味を染み込みやすくする
3.水気でべちゃっとするのを防ぐ
いずれもより食べやすくするため・おいしく食べるためのひと手間と言えますね。煮物を作るのであれば味を染み込みやすくするため、お菓子作りやひき肉料理のかさましに使うのであれば水気を飛ばすためと、用途によって下処理をした方がよりよい場合もあるでしょう。
おからの下処理方法
生おからは加熱して水分を飛ばす下処理をしますが、方法は2通りです。1つ目は、フライパンで乾煎りをする方法。フライパンに生おからを入れたら、焦げやすいので絶えず混ぜ続けながら炒めて水分を飛ばします。2つ目は電子レンジを使う手軽な方法です。生おからを耐熱ボウルなどに入れてほぐし、80g程度あたり600wで2分30秒ほどレンジにかければOKですよ。
おからの量や、用途によってサラサラになるまで水分を飛ばす・しっとり感を残すといった加減ができるので、加熱時間を減らしたり追加したりと調節してください。特に、保存するためには水分をしっかり飛ばすのがよいでしょう。
こちらの記事もおすすめ
スキレットと鉄フライパンの違いは?特徴やメリット・デメリットまで料理好きライターが詳しくわかりやすく解説
\次のページで「おからを活用する食べ方」を解説!/