「胸に聞く」の使い方・例文
「胸に聞く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.その答えは自分の胸に聞いたら分かるはずだ。
2.俺の言ってることが間違いか、自分の胸に聞いてみろ。
3.どうして彼女が出ていったのか、その理由は自分の胸に聞くといい。
「胸に聞く」は例文のように、心の中でよく考えることを表して使われている言葉です。特に「自分の胸に聞け」といった形で、相手に対し心の中でもう一度よく考えることを要求する際に使われることが多いですね。相手に責任の所在があるにも関わらず、当の本人が気づいていない振る舞いをする。
こうした場面において、暗に自分でよく分かっているはずだろうと伝える意味で使われることもあります。例文から「胸に聞く」の実際の使用場面をイメージし、自身でも使用することができるようにしていきましょう。
「胸に聞く」の類義語は?違いは?
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続いて類義語・違いについて確認していきましょう。類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「胸に聞く」という言葉の機能をより深く理解することができます。
その1「胸に手を置く」:落ち着いて考えるため胸に手をあてがう
「胸に手を置く」は心を静め、落ち着いて考えるために両手を胸にあてがうことを意味する言葉です。こちらもよく思案することを意味する言葉となっており、「胸に聞く」と似た意味をもった類義語となっています。ほかに、胸に手を置いて寝たときの息苦しい思いを表す意味もあるため注意しましょう。
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