この記事では「身を潜める」について解説する。

端的に言えば身を潜めるの意味は「見つからないように隠れる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「身を潜める」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

「身を潜める」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「身を潜める」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「身を潜める」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。

「身を潜める」の意味は?

「身を潜める」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「Weblio辞書」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。

1.人に見つからないよう身を隠すこと。

出典:実用日本語表現辞典「身を潜める」

「身を潜める」は人に見つからないように身を隠すことを意味する慣用句です。視界に入らないよう、物陰などに身体を隠すことを意味するほか、より抽象的に世間の目から逃れ目立たないようにするという意味でも用いられています。隠れる行為を表すという点に注意して覚えておきましょう。

「身を潜める」は書籍・新聞等の文章中を中心として使われている言葉です。小説等の情景描写中、物陰に身を隠し、相手に気づかれないようにするといった場面を表現する際に使われることがあります。この機会に「身を潜める」の意味・用法を覚えておき、自身の語彙力を高めていきましょう。

「身を潜める」の語源は?

次に語源を確認しておきましょう。残念ながら語源は現在はっきりとはしていません。「身を潜める」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。身を潜めるは「身」・「潜める」という2種類の単語を組み合わせて生まれています。

「身」はそのまま肉体・からだを表す単語です。「潜める」は人の目につかないよう姿を隠すこと、目立たなくなることを意味する単語となっています。「身を潜める」はこれら2種類の単語を組み合わせて、自身のからだが目につかないよう姿を隠すことを意味する言葉となりました。こちらも覚えておきましょう。

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「身を潜める」の使い方・例文

「身を潜める」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.犯人はこの街のどこかに身を潜めている。
2.じっと物陰に身を潜める。
3.暗がりに身を潜め、相手が来るのを待つ。

「身を潜める」は例文のように、見つからないよう身を隠すことを表す言葉です。街のどこかに隠れる。視界に入らないよう物陰に隠れる。暗い部屋で姿を隠し、相手を待つ。「身を潜める」はこうした身を隠す行為を表して使われている言葉です。

人に見つからないように隠れることを表す言葉には、他にも「息を潜める」・「鳴りを潜める」・「潜伏」などもあります。それぞれ使用場面・細かいニュアンスに違いがあるため、注意して使い分けましょう。例文から「身を潜める」の実際の使用場面をイメージし、自身でも使用することができるようにしていきましょう。

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「身を潜める」の類義語は?違いは?

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続いて類義語・違いについて確認していきましょう。類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「身を潜める」という言葉の機能をより深く理解することができます。

その1「身を隠す」:目につかないよう姿を隠す

「身を隠す」は人の目につかないよう姿を隠すことを意味する言葉です。こちらも姿を隠すことを意味する言葉となっており、「身を潜める」と似た意味をもった類義語となっています。こちらは他に身元・素性を隠すことを表す意味ももっているため、注意して使い分けましょう。

その2「人目を忍ぶ(ひとめをしのぶ)」:他人に見られないよう心を配る

「人目を忍ぶ」は他人に見られないよう心を配ること、人に知られないようにすることを意味する言葉です。こちらも見つからないようにすることを意味する言葉となっており、「身を潜める」と似た意味をもった類義語となっています。細かいニュアンスに違いがあるため、注意して使い分けましょう。

その3「雲隠れ(くもがくれ)」:姿を隠して見えなくなる

「雲隠れ」は姿を隠して見えなくなること、行方をくらませることを意味する言葉です。こちらも姿を隠すことを意味する言葉となっており、「身を潜める」と似た意味をもった類義語となっています。他に雲の中に隠れること、高貴な人が死ぬことを表す意味ももっているため、違いに注意しましょう。

その4「韜晦(とうかい)」:身を隠す

「韜晦」とは身を隠すこと、姿をくらませることを意味する言葉です。こちらも身を隠すことを意味する言葉となっており、「身を潜める」と似た意味をもった類義語となっています。他に自身の本心・地位・才能を隠すことを表す意味もっているため、こちらの違いに注意して覚えておきましょう。

その5「隠伏(いんぷく)」:人目を避けて隠れている

「隠伏」は人目を避けて隠れていることを意味する言葉です。こちらも身を隠すことを意味する言葉となっており、「身を潜める」と似た意味をもった類義語となっています。古風な表現となっており、現在はあまり使用されていない表現となっているため注意しましょう。

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「身を潜める」の対義語は?

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つづいて対義語についても確認していきましょう。「身を潜める」には明確に対義語とされている語はありません。しかしその意味から連想してみると次の単語が思い浮かびます。

「注意を引く」:人々の注意を引き付ける

「注意を引く」は人々の注意を引き付けることを意味する言葉です。「身を潜める」が人に見つからないように身を隠すことを意味していたのに対し、こちらは人の注意を引き付けることを意味しています。反対の意味を表す対義語として、こちらの表現についてもあわせて覚えておきましょう。

「身を潜める」を使いこなそう

この記事では「身を潜める」の意味・使い方・類語などを説明しました。「身を潜める」は見つからないように身を隠すことを意味する慣用句です。隠れる行為を表す言葉となっており、物陰などに物理的に隠れることを表すほか、より抽象的に世間の目から逃れひっそりと隠れて暮らすといった意味も表すため注意しましょう。

また類義語には「身を隠す」、「人目を忍ぶ」、「雲隠れ」、「韜晦」、「隠伏」などがありました。それぞれ少しづつニュアンスが違うため、細かい意味や使われる場面を確認しつつ、使い分けていきましょう。今回の記事が皆さんの参考になっていれば幸いです。

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国語言葉の意味

【慣用句】「身を潜める」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

「身を潜める」の使い方・例文

「身を潜める」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.犯人はこの街のどこかに身を潜めている。
2.じっと物陰に身を潜める。
3.暗がりに身を潜め、相手が来るのを待つ。

「身を潜める」は例文のように、見つからないよう身を隠すことを表す言葉です。街のどこかに隠れる。視界に入らないよう物陰に隠れる。暗い部屋で姿を隠し、相手を待つ。「身を潜める」はこうした身を隠す行為を表して使われている言葉です。

人に見つからないように隠れることを表す言葉には、他にも「息を潜める」・「鳴りを潜める」・「潜伏」などもあります。それぞれ使用場面・細かいニュアンスに違いがあるため、注意して使い分けましょう。例文から「身を潜める」の実際の使用場面をイメージし、自身でも使用することができるようにしていきましょう。

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