メロンの追熟って何?美味しい保存方法は?おしゃれな切り方や加工方法も果物大好きパティシエが詳しくわかりやすく解説
美味しいメロンの食べ方
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溢れる果汁と濃厚な甘みのメロンは、そのままで立派なデザートになります。まさにメロンの王道の食し方!しかし、実は簡単なアレンジで、少し違った魅力も楽しめますよ。では、カットしたメロンの美味しい食べ方のコツと、様々な加工について見ていきましょう。
1.フレッシュを生で
食べ頃のメロンは、まずはフレッシュでそのままいただきたいですね!香り・甘み・食感、すべて丸ごと味わえます。食べる2~3時間ほど前に冷蔵庫に入れ、程よく冷やすと一層美味しさが際立ちますよ。くし形にカットしてお皿に乗せれば立派なデザートになりますし、半分に切っただけでワタを取り出し、そのままスプーンですくえば、果汁も漏らさず食べられますね。
また、ジューサーにかけ、フレッシュジュースにするのもおすすめです。リッチな味わいはそのままに、どこでも片手でメロンが楽しめます。簡単なアレンジなら、ブランデーをかけて、大人向けの味わいに。ほかにも、メロンと相性の良い生ハムをプラスして、生ハムメロンなど前菜やおつまみにも活用できますよ。
2.大量消費なら加工して
大量消費するなら、メロンをジューサーにかけ、ピューレ状にしてしまいましょう。もちろんそのまま飲んでもOKですが、ゼリーやムースなど他のメニューへ加工の幅が広がりますよ。
加工のおすすめはメロンのソルベやグラニテ!冷凍なので長く保存でき、加熱不要なのでメロンの風味はそのまま楽しめます。甘みが少ないメロンの場合は、ガムシロップなどをプラスしましょう。他にも、ピューレをそのままソース代わりにして、かき氷やヨーグルトににかけたり、デザートに添えても良いでしょう。反対に、メロンはペクチンの含有量が少ないため、ジャム作りには適していません。水っぽいため、焼き菓子への使用も不向きです。ご注意を。
「ワタ」や「種」も食べられる
メロンをカットする時に取り除く「ワタ」や「種」、実は食べられることをご存じでしょうか?
捨ててしまう人も多い「ワタ」や「種」ですが、とっても栄養があるのです。ワタには「美肌ビタミン」と呼ばれるビタミンCや整腸効果が期待される食物繊維、赤肉メロンの場合はβカロテンも入っており、種には意外にもカルシウムがたくさん含まれています。
もちろんそのまま食べても良いですが、食べづらい場合は果肉と一緒にミキサーで回し、ジュースにしてしまいましょう!メロンは種の周りが最も甘いので、ジュースに混ぜるのが最適です。もし、種の食感が気になる方は、ジュースにした後に濾すか、種は別に調理します。種の加工には水分を飛ばした「ドライ種」がおすすめ。乾かした種を炒めたり、素揚げにすると美味しく食べられますよ。
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