家庭科

甘酒は夏の飲み物だった!種類や選び方について管理栄養士が分かりやすくわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では冬に良く飲まれている甘酒についてみていくぞ。現代では冬に温かい甘酒を飲んで温まるイメージがあるが、驚くことに昔は夏の飲み物だったみたいだ。それに、甘酒は大きく分けて2種類あるって知っていたか?作られ方も全然違うから、選ぶ時の参考にしてみるといい。
今回はそんな栄養満点ドリンク甘酒の、種類や選び方について管理栄養士のミサキと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ミサキ

給食施設で働く現役管理栄養士。おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。子供のころから甘酒が大好きで、特に寒い時期になると良く飲んでいる。

甘酒は夏の飲み物だった

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冬になると温かい甘酒を飲んだり、お正月に神社でふるまわれていたりする甘酒ですが、昔は夏の飲み物だったようです。夏に飲まれていたわけをみていきましょう。

甘酒は夏の季語

現在は冬のイメージの甘酒ですが、甘酒の季語は今でも「夏」です。俳句や連歌の歴史は長いので、昔の印象で決められたものがそのまま現在も続いているためと考えられています。

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最近は俳句がブームになっているようだが、冬のイメージの甘酒をうっかり冬の俳句に使わないようにしないといけないな。気を付けよう。

夏バテにホット甘酒がおすすめな理由は?

夏バテで食欲が落ちたときに、手軽に栄養補給できるドリンクとして甘酒は広がりました。甘酒は奈良時代から存在していて、日本で1000年以上も親しまれてきました。甘酒が一般庶民にも良く飲まれるようになったのは江戸時代の初めころです。甘酒売りがされるようになりましたが、その時代の甘酒と言えば「夏に飲む滋養強壮栄養ドリンク」でした。

現代でも夏に冷たい甘酒を飲む人が増えてきた印象ですが、昔は夏でも温かい甘酒を飲んでいました。夏に冷たいものを食べたり飲んだりするのは、体調不良を招くと考えられていたからです。

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実際、今でも夏にアイスの食べ過ぎでお腹を壊したり、冷たいものの食べ過ぎで逆に夏バテになったりすることもあるよな。だから温かい甘酒を飲むことは、今でもおすすめな甘酒の飲み方なんだ。ぜひ、夏こそホット甘酒を飲んでみてくれ。

甘酒は大きく分けて2種類

甘酒は大きく分けて2種類です。見た目は似ていますが、作られ方が全く違います。どちらも発酵食品で栄養はたっぷりです。

1.米麹から作る一般的な甘酒

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米麹甘酒は、米麹菌が米を発酵させることでできる発酵食品です。米麹と米と水だけで作られます。麹菌は味噌・醤油を発酵させるためにも使う、日本の食生活には欠かせない材料の1つです。

米を発酵させるとでんぷんがブドウ糖に変わるため、米麹甘酒は自然な甘みが特徴となっています。発酵する時間が必要なため、作るのに時間が必要です。

甘酒を飲むときに下に沈んでいる米の粒のようなものが、発酵した米や米麹。私はこれが好きで、子供のころからスプーンなどですくって取って食べていました。栄養たっぷりなので、沈んでいる粒もぜひ食べてください。

2.酒粕から作る簡単甘酒

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酒粕甘酒は、お酒を作る際に余った酒粕を使った甘酒です。お酒は、米と米麹と酵母からできています。米麹と米と水を混ぜて発酵させて、それを酵母によってアルコール発酵させてろ過して作られますが、この時に残るのが酒粕です。酒粕をお湯で割るだけで簡単に甘酒が作れます。お酒っぽい香りが強く甘味が少ないため、砂糖が添加されていることが多いです。

酒粕甘酒と米麹甘酒はほとんど同じ原料ですが、酒粕甘酒は2種類の発酵をしているので栄養価がとても高いと言われています。

甘酒購入時の選び方

甘酒を買うときにどのように選ぶのが良いかわからない方もいると思います。迷ったら参考にしてみてください。

1.体調や目的別で飲み分けよう

2種類どちらの甘酒も栄養が多く含まれていて健康に良い飲み物です。原材料はほどんど同じですが、作る工程が違うので栄養の差があります。

米麹甘酒は、ブドウ糖が多く自然な甘みが感じられるのが特徴です。ブドウ糖によるエネルギー補給をしたい方、アルコールを飲めない妊娠・授乳中などの方、香りが少なく自然な甘みの甘酒が好みの方に米麹甘酒がおすすめとなっています。

酒粕甘酒は発酵を2回しているため、米麴甘酒よりも酵素が多いです。しかし、酵素は50~70度で働かなくなってしまうので、アツアツの甘酒だと酵素の効果が得られません。さまざまな酵素の効果を得たい人にはぬるめか冷たい酒粕甘酒がおすすめです。

\次のページで「2.甘酒でアレンジしたいなら濃縮タイプ」を解説!/

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