ホタテは刺身や焼いて食べると、特有の甘みがあり美味しいのは知っていますね。また、活きたホタテを網の上にのせて貝殻ごと焼くと、ホタテのさまざまな部位から旨味が出て、さらに美味しくなるんです。しかし、貝殻に入った状態のホタテを触ったことがある人は、あまりいないんじゃないか?そこで今回はホタテの下処理の仕方や食べ方、保存方法についてフードアナリストのコナパパと一緒にみていきます。

ライター/コナパパ

フードアナリスト。元コックで、さまざまな食材に対する知識がある。今回は貝の中でも人気のあるホタテについて解説していく。

ホタテの下処理と解凍方法

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活きたホタテが手に入ったら、なるべく新鮮な状態でおいしく食べたいですよね。しかし、一般家庭では活きたホタテを下処理する機会はないのがふつうです。頂いてもどのように下処理をしたら良いか分からなかったり、購入をためらってしまうこともあるのではないでしょうか。

ここでは、活きたホタテが手に入ったときにどのような下処理をすればよいのかご紹介します。スーパーなどで売っているホタテの貝柱の下処理、解凍方法についても解説しますね。

殻付きホタテの下処理は?

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殻付きホタテの下処理は一見すると難しそうに思いますが、一度コツを掴んでしまえばそれほど難しいものではないんですよ。ここで殻付きホタテの下処理と剥き方の手順をご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてください。

  1. まず、殻の表面には雑菌や汚れがついているので、たわしなどで洗剤は使わずにこすり洗いをする。                                                        
  2. 殻の汚れが取れたら、二枚の貝の平らな方の殻を下にして間にナイフを差し込み、そのまま下の殻の沿ってナイフを動かし、殻と貝柱がくっついている部分を切り離す
  3. 片方の殻が外れたら、上下をひっくり返し同じように殻から貝柱を外す。ヒモと内臓は軽く引っ張ると簡単に取れることができる。
  4. 全て外したらウロと呼ばれる黒い部分は取り除き、真水で水洗いをして塩水にくぐらせる。ヒモには汚れがたまっているのでよく洗う。 

 

水洗いしたあとに塩水にくぐらせることで、嫌な磯臭さを取り除くことができるんですよ。また殻から外すには、茹でるか蒸して加熱するのも手段の一つです。ただ加熱されてしまうので用途に合わせて下処理の方法を変えてくださいね。殻の端はギザギザしていて危険なので、慣れてない人は軍手をして殻を開けるようにしましょう。

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ホタテの貝柱の下処理は?

スーパーなどでお刺身用のホタテ貝柱が売られているのをよく見かけますが、ホタテの貝柱を料理する前に一度洗うべきなのか、それともそのまま使っても大丈夫なのか考えたことはありませんか?答えはネット検索すると両方が出てくるんです。結局どちらが良いのかわからないと思いますので私なりの見解を説明させて頂きます。

まず、一度洗うことを推奨しているのは、どこでどのようにパック詰めされているのかわからないので、一度真水で洗うことによって菌や汚れを取り除くのが目的です。逆にそのまま使うことを推奨している理由は、ホタテの旨味成分も洗い流れてしまうのでそのままの方が美味しいという意見。

どちらも理にかなっているのですが、食に携わっている立場としては前者を推奨します。それはなぜか?いくら美味しい料理を提供しても直接口に入れる食材なので、美味しさよりも安全のほうが大事だからです。

冷凍ホタテの上手な解凍方法は?

冷凍ホタテは、冷蔵庫に移し、半日ほどかけてゆっくりと解凍してください。これは冷凍貝柱、冷凍ボイルホタテの両方に共通します。急いで解凍をする場合は、ビニール袋に冷凍ホタテをいれ流水にあてて解凍するのが良いでしょう。しかし、真水に浸しすぎると水っぽくなるので注意して下さいね。

少し手間はかかりますが、冷凍貝柱のおすすめの解凍方法をご紹介しますね。まず、ボウルに氷を入れ、塩を少々振りかけます。この中に冷凍貝柱を入れて常温に置き解凍する方法です。ポイントは氷の中で解凍することで0℃に近い状況で解凍が出来ることと、氷に塩を振ることでホタテの旨味が逃げないんですよ。

ホタテのおすすめの食べ方3選

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ホタテは和食だけでなく、中華や洋食でも使われる大人気の食材なんですよ。今回はその中でも家庭で作ることの出来る、おすすめ料理を3つご紹介します。

1.前菜の定番カルパッチョ

お刺身で食べるのも美味しいですが、ワインに合わせるならカルパッチョがおすすめですよ。特に白ワインとの相性は抜群なんです!ホタテは上品な甘さのある貝なので、レモンなどの柑橘類やトマトといった酸味を効かせたソースと相性が良いんですよ。

また、ホタテはお刺身でも食べられる魚介類なので、醤油ベースのソースでも美味しく食べれますよ。おすすめはオリーブオイルとポン酢を合わせたソースです。ポン酢には柑橘系の果汁が入っているので、お刺身とカルパッチョの良いところを楽しめるソースになるんですよ。

2.殻付きで食べる浜焼き

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殻付きの新鮮なホタテが手に入ったらぜひチャレンジしてみてください。浜焼きとは、殻付きのままホタテを網の上にのせて加熱する料理です。バーベキューでは、肉がメインになってしまいがちですが肉が苦手な人、肉だけだと飽きてしまう人にはおすすめですよ。殻付きのホタテは大きさもあり、加熱することで殻が開く姿は見ているのも面白いです。

家庭では網焼きは難しいですが、フライパンにアルミホイルを敷き、ホタテからでる旨味を楽しんで下さいね!

3.ホタテのバター焼き

ホタテの貝柱、ボイルホタテのどちらを使っても作ることの出来るホタテ料理です。バターは焦げ付きやすいので、最初はフライパンにサラダ油やオリーブオイルひいて焼き始め、仕上げにバターと醤油を加えてあげるとバターの風味も立って美味しく仕上がります。また、ホタテの甘みと旨味はバターとの相性が抜群なのでおすすめですよ。

貝柱以外の食べ方は?

殻付きのホタテを入手して、お刺身で食べてしまうと貝柱以外の部位が余ってしまいますよね。そんな時は煮物に入れるかお味噌汁などの汁物にするのがおすすめですよ。もちろんきれいに洗って貝柱と同様にお刺身で食べることも可能ですが、煮物や汁物にするとホタテならではの美味しい出汁が出るんですよ。

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ホタテの保存方法と注意点は?

ホタテは水分を多く含んだ貝なので、保存の仕方によって鮮度が大きく変わるんですよ。ここではホタテの保存方法と注意点について解説していきますね。

殻付きの保存方法は?

まずは、ホタテが入っている発泡スチロールをそのまま使います。ホタテは水温が低い海中に生息しているので、なるべく涼しい場所に置いておきましょう。暑さには弱いので、暑い季節は冷蔵庫内に置いておくか、すぐに殻から外して下処理をしてしまうのも一つの方法です。また、発泡スチロールに入っている塩水は捨てないでください。この塩水は海水に近い塩分濃度になっているので、そのまま使うのがおすすめなんですよ。

殻付きホタテが生きていられるのは、1日から2日程度限界ですので少なくとも2日目には下処理を行いましょう。

むき身の保存方法は?

まずは、ホタテの余分な水分を拭き取ります。とくに解凍したホタテはドリップがよく出て臭みに原因にもなるので、クッキングペーパーなどでしっかり水分を拭き取りましょう。水分を拭き取ったら、ラップでホタテが空気に触れないようにぴっちりと包みます。包んだら保存袋などにいれ、冷蔵庫で保管してください。

食べる際の注意点は?

ホタテを食べる際はウロに注意してください!ウロは貝柱の外側についている黒い部分で中腸腺(ちゅうちょうせん)という消化器官の一つで、海中の毒素を消化、分解する役目があるんですよ。消化や分解しきれなかった毒素は、このウロに溜まってしまいそれが原因で貝毒になるんです。貝毒にかかると下痢や麻痺などの症状がでて、重い症状だと呼吸停止なども起きてしまいます。

漁港などから出荷されているホタテは検査をしているので、あまり心配はいりませんが、いただきものなど入手経路がわからないものは検査されていない可能性もあるので特に注意してくださいね。

ホタテを美味しく料理しよう!

ホタテは保存方法や解凍方法によって鮮度が変わりやすいデリケートな食材なんですね。さまざまな料理に使える食材なので今回ご紹介した下処理を実践して、今までよりもさらに美味しいホタテ料理を作ってください。また、ぜひ一度は殻付きの新鮮なホタテ料理にもチャレンジしてみて下さいね。

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家庭科

ホタテの美味しい食べ方は?下処理や保存方法もフードアナリストが詳しくわかりやすく解説

ホタテは刺身や焼いて食べると、特有の甘みがあり美味しいのは知っていますね。また、活きたホタテを網の上にのせて貝殻ごと焼くと、ホタテのさまざまな部位から旨味が出て、さらに美味しくなるんです。しかし、貝殻に入った状態のホタテを触ったことがある人は、あまりいないんじゃないか?そこで今回はホタテの下処理の仕方や食べ方、保存方法についてフードアナリストのコナパパと一緒にみていきます。

ライター/コナパパ

フードアナリスト。元コックで、さまざまな食材に対する知識がある。今回は貝の中でも人気のあるホタテについて解説していく。

ホタテの下処理と解凍方法

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活きたホタテが手に入ったら、なるべく新鮮な状態でおいしく食べたいですよね。しかし、一般家庭では活きたホタテを下処理する機会はないのがふつうです。頂いてもどのように下処理をしたら良いか分からなかったり、購入をためらってしまうこともあるのではないでしょうか。

ここでは、活きたホタテが手に入ったときにどのような下処理をすればよいのかご紹介します。スーパーなどで売っているホタテの貝柱の下処理、解凍方法についても解説しますね。

殻付きホタテの下処理は?

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殻付きホタテの下処理は一見すると難しそうに思いますが、一度コツを掴んでしまえばそれほど難しいものではないんですよ。ここで殻付きホタテの下処理と剥き方の手順をご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてください。

  1. まず、殻の表面には雑菌や汚れがついているので、たわしなどで洗剤は使わずにこすり洗いをする。                                                        
  2. 殻の汚れが取れたら、二枚の貝の平らな方の殻を下にして間にナイフを差し込み、そのまま下の殻の沿ってナイフを動かし、殻と貝柱がくっついている部分を切り離す
  3. 片方の殻が外れたら、上下をひっくり返し同じように殻から貝柱を外す。ヒモと内臓は軽く引っ張ると簡単に取れることができる。
  4. 全て外したらウロと呼ばれる黒い部分は取り除き、真水で水洗いをして塩水にくぐらせる。ヒモには汚れがたまっているのでよく洗う。 

 

水洗いしたあとに塩水にくぐらせることで、嫌な磯臭さを取り除くことができるんですよ。また殻から外すには、茹でるか蒸して加熱するのも手段の一つです。ただ加熱されてしまうので用途に合わせて下処理の方法を変えてくださいね。殻の端はギザギザしていて危険なので、慣れてない人は軍手をして殻を開けるようにしましょう。

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