
その2「下衆の勘繰り(げすのかんぐり)」:卑しい人は何かにつけて邪推する
「下衆の勘繰り」は卑しい人は何かにつけて妙な気を回し、邪推をするという意味のことわざです。こちらも下種に関することわざとなっており、「下種の逆恨み」と似た意味をもった類義語となっています。こちらは邪推する人の様子を表した言葉となっているため、違いに注意しましょう。
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その3「下衆の後思案(げすのあとじあん)」:必要な時に知恵が出ず事が終わってから名案が浮かぶ
「下衆の後思案」は愚かな人は必要な時に知恵が出ず、事が終わったあとに名案が浮かぶという意味のことわざです。こちらも下種に関することわざとなっており、「下種の逆恨み」と似た意味をもった類義語となっています。「下種の後知恵」と基本的に同じ意味のことわざとなっているため、あわせて覚えておきましょう。
その4「下種は槌で使え(げすはつちでつかえ)」:下賤の者は道理を説くよりビシビシ叩いて働かせるのが良い
「下種は槌で使え」は下賤の者を使うには、道理を説くよりもビシビシ叩かないとよく働かないという意味のことわざです。こちらも下種に関することわざとなっており、「下種の逆恨み」と似た意味をもった類義語となっています。意味に大きな違いがあるため、意味の違いに注意して使い分けていきましょう。
その5「下種の謗り食い(げすのそしりぐい)」:下賤の者はまずいまずい言いながら多く食べる
「下種の謗り食い」は下賤の者は物を食べるのに、まずいまずいと言いながらも多く食べることを意味することわざです。こちらも下種に関することわざとなっており、「下衆の勘繰り」と似た意味をもった類義語となっています。古い書籍等に稀に登場する表現となっているため、注意して覚えておきましょう。
「下種の逆恨み」の対義語は?

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つづいて「下種の逆恨み」の対義語についても確認していきましょう。「下種の逆恨み」には明確に対義語とされている語はありません。「下種の逆恨み」は卑しい人が他人の親切を悪い意味で受け取り逆に恨むことを意味する言葉となっており、反対の意味を定義することは難しくなっています。対義語はないと覚えておきましょう。
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