この記事ではブルーベリーの旬や種類、選び方、おいしい食べ方、保存方法を解説していきます。ブルーベリーといえば、ジャムやお菓子の材料としてよく使われているフルーツですね。そんなブルーベリーは実は生でも食べることができることを知っているか?輸入品だけでなく国産のブルーベリーもあるぞ。今回はブルーベリーの食べ方から保存方法まで、フリーランスの管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

フリーランスの管理栄養士兼Webライター。最近はまっているのは冷凍のブルーベリーで手作りジャムやソースをつくること。時間短縮調理やレシピの研究中。食に関する知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

ブルーベリーの特徴は?

image by iStockphoto

ここからはブルーベリーの特徴について解説します。ブルーベリーの歴史や国内の産地、旬の時期などについて、くわしく見ていきましょう。

ブルーベリーの歴史

ブルーベリーはツツジ科スノキ属の果樹で、原産地は北アメリカです。ブルーベリーの歴史は古く、100年以上前から現地の人々に食べられてきたそう。日本にブルーベリーがやってきたのは1951年だと言われています。

ブルーベリーの日本の産地はどこ?

ブルーベリーの生産量が日本で一番多いのは長野県です。続いて東京都、群馬県となっています。長野県でブルーベリー栽培が盛んなのは、原産地である北アメリカと緯度が同じくらいだからだそうです。寒冷な気候を好む品種の場合、長野県の冬の寒さは栽培に適しているそうですよ。

ブルーベリーの旬はいつ?

ブルーベリーは世界各地で栽培されていて、国によって旬の時期が異なります。日本のブルーベリーの旬は6~8月の夏の時期です。北アメリカでは4~8月、メキシコやオーストラリア10~3月ごろが旬にあたるそう。ブルーベリーは糖度が高くなる朝の時間帯に収穫するとよりおいしく食べられるそうです。

ブルーベリーの種類

image by iStockphoto

ブルーベリーの種類はおもにノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、ラビットアイ系の3つに分かれます。それぞれの特徴は次のとおりです。

\次のページで「ブルーベリーの選び方」を解説!/

ノーザンハイブッシュ系
アメリカ北東部の野生のブルーベリーを品種改良して生まれたもので、寒さに強く暑さに弱いことが特徴です。そのため、日本では関東以北の寒い地方で栽培されています。大粒で品質や味のバランスが良いものが多いそうです。

サザンハイブッシュ系
ノーザンハイブッシュ系を品種改良したもの。暑さに強い反面寒さや乾燥に弱い特徴があります。暖かい地方でも栽培可能なため、全国各地で栽培されている品種です。

ラビットアイ系
アメリカ南部の野生種を品種改良したもので、暑さに強くやや寒さや乾燥に弱い品種。日本では関東以南で栽培されています。土壌に対する適応性が高く、作りやすいのが特徴です。

ブルーベリーの選び方

ブルーベリーを選ぶ時は皮のハリと色を見ましょう。皮にハリがありふっくらとしていて大きいものがおいしいブルーベリーの証拠。皮がしわしわのものは鮮度が落ちていることがあります。ブルーベリーは赤紫色のものより黒に近い青紫色のものが甘いといわれていますよ。

ブルーベリーのおいしい食べ方4選

image by iStockphoto

ここからはブルーベリーのおいしい食べ方をご紹介します。ブルーベリーといえばジャムのイメージがあるかもしれませんね。ジャム以外の食べ方もご紹介しますので、ぜひブルーベリーを食べるときの参考にしてみてください。

1.そのまま食べる

ブルーベリーは生のまま皮ごと食べられるフルーツです。果皮にはアントシアニンというポリフェノールの一種の色素成分が多く含まれていて、目によい効果や抗酸化作用などの健康効果が注目されています。

2.ジャムとしてパンやヨーグルトに

フルーツジャムの中でも特に人気があるブルーベリージャム。ブルーベリージャムはパンに塗ったり、ケーキなどのトッピングとして使ったりすることができます。また、ヨーグルトやクリームチーズとも好相性。バリエーション豊富な食べ方ができるのがブルーベリージャムの魅力です。

\次のページで「3.お菓子づくりの材料に」を解説!/

3.お菓子づくりの材料に

ブルーベリーはお菓子づくりの材料としても相性が抜群です。スコーンやマフィン、タルトやゼリーといったさまざまなスイーツに重宝されています。鮮やかな色合いと適度な甘酸っぱさがブルーベリーのスイーツが好まれる理由かもしれませんね。

4.ジュースなどの飲み物に

ジュースなどの飲み物の材料としてもブルーベリーはよく合います。市販のジュースの場合、ブルーベリー果汁100%のものを選ぶとビタミンやミネラルといった栄養もたくさんとれるのでおすすめです。ご家庭でブルーベリードリンクをつくるなら、ブルーベリーと牛乳やヨーグルトをミキサーにかけてスムージーにして飲むとおいしくいただけますよ。

ブルーベリーの保存方法と注意点

ここからはブルーベリーの保存方法について解説していきます。ブルーベリーは追熟(収穫してしばらく置いておくと甘くなる)しないフルーツなので常温保存は不向きです。ブルーベリーを保存する場合は冷蔵か冷凍をおすすめします。それぞれの保存方法をくわしく見ていきましょう。

冷蔵保存する場合

ブルーベリーを1週間以内に食べきる場合は冷蔵で保存することができます。水洗いすると果実に傷がついて腐りやすくなるので、洗わずに保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。ブルーベリーは傷みやすいので、なるべく新鮮なうちに食べることをおすすめします。

冷凍保存する場合

1週間で食べきれない場合は冷凍保存がおすすめです。ボウルに水を張り、ブルーベリーを入れて傷をつけないようにそっと洗いましょう。この時、傷んでいるものがあれば取りのぞいてください。水を切ってキッチンペーパーでやさしく水気をふきとり保存袋へ入れて冷凍庫で保存しましょう。ブルーベリーは冷凍保存することで6か月程度日持ちすると言われています。

\次のページで「そのままでも加工してもおいしいブルーベリーをいろいろな方法で味わってみて」を解説!/

そのままでも加工してもおいしいブルーベリーをいろいろな方法で味わってみて

この記事ではブルーベリーの特徴やおいしい食べ方、選び方、保存方法について解説しました。ブルーベリーはジャムだけでなく、そのまま食べたり、お菓子やジュースの材料として使ったりできることを知っていただけたと思います。おいしい食べ方や保存方法を参考にして、ぜひご家庭でもブルーベリーのおいしさをたくさん味わってみてください。

" /> ブルーベリーの旬はいつ?おすすめの食べ方や種類・選び方・保存方法もフリーランス管理栄養士がくわしくわかりやすく解説 – Study-Z
家庭科

ブルーベリーの旬はいつ?おすすめの食べ方や種類・選び方・保存方法もフリーランス管理栄養士がくわしくわかりやすく解説

この記事ではブルーベリーの旬や種類、選び方、おいしい食べ方、保存方法を解説していきます。ブルーベリーといえば、ジャムやお菓子の材料としてよく使われているフルーツですね。そんなブルーベリーは実は生でも食べることができることを知っているか?輸入品だけでなく国産のブルーベリーもあるぞ。今回はブルーベリーの食べ方から保存方法まで、フリーランスの管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

フリーランスの管理栄養士兼Webライター。最近はまっているのは冷凍のブルーベリーで手作りジャムやソースをつくること。時間短縮調理やレシピの研究中。食に関する知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

ブルーベリーの特徴は?

image by iStockphoto

ここからはブルーベリーの特徴について解説します。ブルーベリーの歴史や国内の産地、旬の時期などについて、くわしく見ていきましょう。

ブルーベリーの歴史

ブルーベリーはツツジ科スノキ属の果樹で、原産地は北アメリカです。ブルーベリーの歴史は古く、100年以上前から現地の人々に食べられてきたそう。日本にブルーベリーがやってきたのは1951年だと言われています。

ブルーベリーの日本の産地はどこ?

ブルーベリーの生産量が日本で一番多いのは長野県です。続いて東京都、群馬県となっています。長野県でブルーベリー栽培が盛んなのは、原産地である北アメリカと緯度が同じくらいだからだそうです。寒冷な気候を好む品種の場合、長野県の冬の寒さは栽培に適しているそうですよ。

ブルーベリーの旬はいつ?

ブルーベリーは世界各地で栽培されていて、国によって旬の時期が異なります。日本のブルーベリーの旬は6~8月の夏の時期です。北アメリカでは4~8月、メキシコやオーストラリア10~3月ごろが旬にあたるそう。ブルーベリーは糖度が高くなる朝の時間帯に収穫するとよりおいしく食べられるそうです。

ブルーベリーの種類

image by iStockphoto

ブルーベリーの種類はおもにノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、ラビットアイ系の3つに分かれます。それぞれの特徴は次のとおりです。

\次のページで「ブルーベリーの選び方」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: