梅にも種類があるの?旬や美味しい梅の選び方も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!
ライター/いわ さゆこ
4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。梅の時期になると畑の梅の木からいい香りが漂ってきます。梅の甘い香りが大好きで、自家製の梅酒が楽しみの一つです。梅干しも好きで、ごはんのお供によく食べます。
梅には種類があるの?
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梅は園芸上、花を観賞する梅(花梅)と果実の収穫を目的とする梅(実梅)に分けられます。花梅と実梅は、それぞれが全く別のものと思われる方も多いですが、花が美しく、実も収穫できる品種が多いので、厳格な区別はありません。実梅は大きく分けて3種類。主に梅酒などに使われる「青梅」、梅干しに使われる「完熟梅」、粒の小さな「小梅」に分けられます。
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1.完熟する前の青い梅(青梅)
青梅は梅が熟す前なので爽やかな酸味と風味があるのが特徴になります。梅干しにするには果肉が固すぎるので、梅酒や梅シロップなどに向いていますよ。青梅は、未熟なうちに収穫した梅で、固くてつぶれにくいですが、梅エキスは十分に抽出できるのです。梅の追熟は早く、収穫して数日のうちに色が変わり、完熟梅へと変化するので収穫や購入後早めに加工しましょう。
2.青梅が完熟したもの(完熟梅)
完熟梅は、黄色味を帯びているので黄梅とも呼ばれています。若い時は緑色の青梅ですが、収穫せずに日数を置くことで色が黄色や赤色に変化していくのです。また、 青梅として収穫した梅を常温で数日間置いておくと追熟して完熟梅になります。追熟した梅を放置するとさらに柔らかくなり、腐敗して食べられなくなってしまいますので、いい頃合いを見はからって使用してください。
果肉が柔らかいので、梅干しや梅ジャムなどに加工するといいですね。梅シロップや梅酒にも使え、香りは甘くなり、よりフルーティーに仕上がりますが、青梅よりもつぶれやすいので注意が必要です。
3.小さい梅(小梅)
小梅とは小さい梅のことです。しかし、小梅とは小さい梅の実をつける品種の総称であって、小粒の梅のことを小梅とは呼びません。花も葉も実もすべて普通の梅より小さく、果実は直径1cmほどで、種が小さく肉厚で食べやすいのが特徴です。梅酒や梅シロップなどの加工にも使用できますが、抽出できるエキスが少量なので、カリカリ梅に向いています。コロコロした見た目が可愛いですよね。
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