
3分で分かるもみじとかえでの違い!葉が色づくのが由来?正式な名称はどちら?おすすめの紅葉狩りスポットも文学部卒ライターがわかりやすく解説
2.東京都「高尾山」
東京近郊から行きやすい紅葉狩りの名所といえば、行楽地でも有名な高尾山です。かえでの葉が赤く染まるだけでなく、ブナなどの樹木もあるため黄色にも染まります。常緑樹の緑とも相まって赤や黃、緑といったパッチワークのような彩色がされているような感じです。見頃は11月中旬~12月上旬。登山をしてもいいですし、運動に自信のない方はケーブルカーから眺めてもきれいな風景が広がります。
3.愛知県「香嵐渓」
中部エリアで紅葉狩りをするなら愛知県の香嵐渓がおすすめ。もみじの名所として有名で、巴川(ともえがわ)に映る景色も楽しめるということ。約4,000本のさまざまな赤いかえでや黄色い樹木の葉のグラデーションが美しく、巴川にかかる待月橋(たいげつきょう)から鑑賞するのもおすすめです。見頃は11月中旬~下旬頃ということですよ。
「紅葉狩り」の語源:もみじを見に行った説と枝を刈り取って鑑賞したという説
ところで、もみじを鑑賞するという意味で使う「紅葉狩り」、なぜ「狩り」と付くのか不思議に感じたことはありませんか。「狩り」は本来、狩猟のため鳥類や哺乳類を捕まえること。貴族がわざわざ出向いてもみじを見に行ったのを「狩り」に例えた説や、枝を折り取って鑑賞するのを「狩り」に見立てたという説があります。
ただ、1つ注意したいのは、現代ではもみじの枝を許可なく折り取る行為は犯罪となりますので、絶対にしないでくださいね。
もみじは色の変化、かえでは形から名前が付いたという点で違いがある
もみじとかえでの違いは、もみじが色の変化から、かえでは色や形から名前がついたという点です。また、かえでのほうが植物学的な名前となり、もみじは日本独特の名前となります。