甘酒はアルコールゼロ!どんな栄養が豊富なの?特徴や効能も管理栄養士が詳しくわかりやすく解説
4.ビタミンB群で美肌効果
甘酒には、美肌効果のあるビタミンB₁・B₂・ナイアシン・B₆・葉酸が含まれています。ビタミンB群の役割は、たんぱく質の代謝を助けることや皮膚や粘膜の代謝です。老廃物を流しやすくし肌の代謝も上がり、美肌効果が期待できます。また、美白や美髪効果も認められているのでうれしい美容効果がたくさんありますね。
5.食物繊維で便秘改善
甘酒に含まれるのは、腸内環境を整える効果のある食物繊維やオリゴ糖です。腸内環境が整うことで便秘改善効果があります。食物繊維は便となって老廃物を一緒に排出してくれるので、便秘改善効果やお腹のハリをなくしてくれるでしょう。
便秘は肌荒れにもつながるので、便秘解消でも美肌効果が得られます。お腹を冷やすと腸の活動が悪くなるので、温かい甘酒を頂くのがおすすめです。
飲みすぎるとどうなる?
甘酒はダイエットを助ける効果がありますが、たくさん飲むと逆に肥満や高血糖になる恐れもあり注意が必要です。
甘酒は甘くておいしいですが、意外とカロリーが高く糖質も多く含まれています。甘酒は1日に200gまでがおすすめです。2回に分けて飲むか、夕飯の主食を抜く代わりに飲むと良いでしょう。ブドウ糖はすぐにエネルギー源として利用できるので、使う分以上に摂りすぎると身体に貯蓄し肥満の原因にもなります。
また、市販されている甘酒には砂糖が多く添加されているかもしれません。自分で作れば、砂糖を入れなくてもドウ糖の甘みを生かし、甘みのある甘酒ができるのでおすすめです。市販の甘酒でも砂糖不使用のものもあるので、意識的に選んでみるのも良いでしょう。
妊娠中は飲んでも大丈夫?
甘酒は栄養満点ですので、妊娠中もおすすめします。しかし、酒粕から作られている甘酒にはアルコールが含まれるので注意が必要です。
妊娠中にアルコールを摂取すると、胎児に悪影響が出る恐れがあります。米麹から作られている甘酒ならアルコールが含まれていないので、こちらを選んでください。甘酒を購入するときには、しっかり商品の表示を確認しましょう。
もし酒粕から作られている甘酒を飲んでしまっても影響は少ないので焦らないでください。アルコール摂取量が1日15ml以下なら胎児への影響は少ないとされていますが、アルコール1%未満の甘酒を200ml飲んでもアルコール分は2ml以下です。もちろん少量でも飲まないのがベストなので気を付けましょう。
\次のページで「栄養満点の甘酒で美容と健康を手に入れよう!」を解説!/