小麦粉ってどう選ぶの?種類や価格のしくみも管理栄養士が詳しくわかりやすく解説
小麦粉の価格はどうやって決まっている?
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近ごろ小麦粉の価格高騰が続いていますよね。そもそもどのようにして価格が決められているのかというと、まず政府が輸入小麦を買い付けて国内の製粉会社へ売り渡しています。そして製粉会社が小麦粉へ加工し、食品メーカーへと卸しているのですよ。日本の小麦粉は約9割が外国産なので世界情勢が表れやすい食材ですね。
政府が製粉会社へ売り渡す価格を改定するのは年2回。4月と10月に行っています。製粉会社は小麦を備蓄しているので価格が市場に反映されるのは約2ヶ月後です。価格高騰の要因はいくつかありますが、円高や原産国の不作などが挙げられますよ。
用途に合わせて小麦粉を使い分けよう!
この記事では小麦粉の種類や選び方、価格の仕組みについて解説しました。小麦粉の種類にはそれぞれ異なる特徴があります。代用もできますが、特徴を生かした料理を作るためにも用途に合わせて小麦粉は使い分けてくださいね。さらに同じ種類の小麦粉でも製品によって出来上がりが変わってきます。出来上がりをイメージした上でご自分の好みによって選んでみましょう。使い分けで料理の失敗が減り、フードロス削減にも繋がりますよ。昨今の価格高騰にも大切に使う事で家計へのダメージを減らしてくださいね。