赤魚と呼ばれる魚は何種類ある?旬の時期や選び方のコツも現役料理人が詳しくわかりやすく解説
赤魚の旬と産地
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ほとんどが冷凍輸入の赤魚にも旬の時期があります。旬の赤魚は脂が乗り、冷凍物といえど美味です。産地(漁獲海域)は赤魚の種類によって異なり、中国などの加工国を経由して日本に輸入されます。
赤魚の旬はいつ?
赤魚の旬は秋から春ごろで、種類によって多少異なります。外国産赤魚の旬は4〜6月ごろ。遠くから運ばれるため、日本の店頭に並ぶまでに旬の時期がずれます。鮮魚の状態で水揚げされることは少なく、旬を感じにくい魚です。
国産のアコウダイの旬は秋から冬で、とくに関東周辺で獲れる近海物には高値が付きます。料亭や高級寿司店などで取り扱われるため、一般の小売店で見かけることはほぼありません。
主な産地は?
赤魚の産地(漁獲海域)は、大きく2つにわかれます。
・北太平洋‥アメリカ、カナダ、ロシア、北海道、青森など。
・北大西洋‥グリーンランド、アイスランド、ノルウェー、スペインなど。
オホーツク海や太平洋沿岸、ベーリング海やアラスカ湾で大量に獲れたアラスカメヌケは、数年前から漁獲量が減少しました。北大西洋ではモトアカウオ(タイセイヨウアカウオ)やチヒロアカウオが、安定した漁獲量を保っています。日本近海でまれに水揚げされるのは、北海道根室のアラスカメヌケや静岡県沼津のアコウダイです。
赤魚の輸入量
2021年1月~12月の流通量はおよそ19トンで、ほぼすべて輸入物です。かつては日本の漁船で大量に漁獲されていたものが、アメリカ産やロシア産に切り替わりました。現在はノルウェー産やアイスランド産など、北大西洋で獲れる赤魚が主流です。輸入物の赤魚には原産国のほかに、加工した国名が表示されます。
例:ノルウェー産(漁場:北大西洋)加工国:中国
新鮮な赤魚の選び方のコツは?
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日本近海では滅多に獲れない赤魚が、鮮魚(生)の状態で小売店に入荷することはほぼありません。仮に獲れたとしても希少価値の高さから、料亭や高級寿司店に買われていきます。
とはいえ、生鮮食品である以上鮮度は重要です。ここでは、スーパーで売られている赤魚の選び方を解説します。解凍時に身が反り返るような赤魚は、新鮮な証拠です。死後硬直が解ける前に冷凍されているため、筋肉が収縮するほど身に張りがあります。
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