この記事では小松菜の旬や種類、選び方のコツについて解説していきます。小松菜はお浸しやナムルとったメニューで使われることが多い人気の野菜ですね。スーパーの野菜コーナーでは一年を通して並んでいるイメージがあるかもしれないが、実は小松菜にも旬の時期がある。旬の小松菜は味が濃くておいしいぞ。また、小松菜にはたくさんの種類がありそれぞれ特徴がある。今回はそんな小松菜の旬や種類、そして選び方のコツなどをフリーランスの管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

フリーランスの管理栄養士兼Webライター。最近はまっているのは、お気に入りのオーガニックの食材を使用して作り置き料理をつくること。時間短縮可能な献立や調理法を研究中。食に関する知識をいかし、わかりやすく紹介していく。

小松菜の旬と主な産地

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ここからは小松菜の旬の時期と日本の主な産地についてみていきましょう。小松菜に限らず旬の時期の野菜は味が濃くておいしいのが特徴です。小松菜の旬の時期を知って、ぜひそのおいしさを味わってみてくださいね。主な産地とあわせてご紹介していきます。

小松菜の旬はいつ?

小松菜はハウス栽培などの普及もあり一年を通して収穫されている野菜ですが、旬があります。小松菜の旬は主に11月から3月にかけての寒い時期です。小松菜は寒さに強く「冬菜」や「雪菜」とも呼ばれることがありますよ。霜が降りるくらいの寒さを耐えた小松菜は甘さが増すとも言われています。

主な産地 

小松菜は関東や北関東などで盛んに栽培されています。小松菜の産地として有名なのは茨木県、埼玉県、福岡県、東京都です。とくに茨木県は海沿いの温暖な気候かつ小松菜の栽培に適した土壌のため小松菜の生産量が日本一となっています。

小松菜にはどんな種類があるの?

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ここからは小松菜の種類についてみていきましょう。小松菜は全国的に栽培されている品種から、地方種と呼ばれるその地方特有の品種までたくさんの種類があります。それぞれの特徴についてくわしく解説していきますね。

\次のページで「1.うま味が濃い「ちぢみ小松菜」」を解説!/

1.うま味が濃い「ちぢみ小松菜」

先ほど解説したように小松菜は一年を通して生産されている野菜ですが、ちぢみ小松菜という品種は冬季限定で収穫されている小松菜です。ちぢみ小松菜の特徴はうま味が濃くて甘みが感じられること。冬の霜が降りるような寒さにさらされることで、葉がちぢれたようになり、甘みが増すそうです。

ちぢみ小松菜を使った中華スープのレシピをご紹介します。ちぢみ小松菜以外の小松菜でも作れますので、よければ献立の参考にしてみてくだい。

小松菜の中華スープ(2人分)
<材料>
・小松菜 1/2束
・卵 1個  
・水 2cup(400cc)
・鶏がらスープの素 小さじ1/2
・しょうゆ 小さじ1/2
・ごま油 小さじ2
・塩こしょう 適量
<作り方>
1.小松菜はきれいに水洗いし、食べやすい大きさに切る。卵は溶いておく。
2.鍋に水を入れ中火で煮立たせ、鶏がらスープの素、しょうゆ、小松菜を入れる。
3.小松菜に火が通り柔らかくなった弱火にし、溶き卵を加える。
4.最後に塩こしょうとごま油を加え器に盛る

2.大きくて食感がよい「ジャンボ小松菜」

小松菜には「ジャンボ小松菜」という一般的な小松菜よりもサイズが大きい品種があります。大きいものでは50cm近くあるそうです。ジャンボ小松菜はシャキシャキとした食感が特徴。その食感をいかして炒め物にして食べるのがおすすめですよ。塩こしょうなどの調味料でシンプルに味をつけていただくと、ご飯によく合いおいしいです。

3やわらかくて食べやすい「うぐいす菜」

うぐいす菜は1~2月のうぐいすが鳴きはじめる頃に出回るのでその名前がついたそうです。うぐいす菜の特徴は葉や茎の部分がやわらかく食べやすいところ。味のクセも少ないので、離乳食や幼児食などの子ども向けの食材としてもおすすめですよ。

4.「女池菜」や「信夫菜」などの地方品種

小松菜は全国各地で栽培されている野菜ですが、地方ブランドとして栽培されている品種もあります。たとえば、新潟市の鳥屋野地区の女池菜(めいけな)、福島県の中通り北部の信夫菜(しのぶな)などがありますよ。

\次のページで「小松菜とのかけ合わせでつくられた野菜2選」を解説!/

小松菜とのかけ合わせでつくられた野菜2選

ここからは小松菜とのかけ合わせでつくられた野菜をご紹介します。めずらしい野菜なので、スーパーや八百屋で目にすることは少ないかもしれませんね。もし見かけた時は、購入してぜひ小松菜と食べ比べてみてください。

1.千宝菜(小松菜×キャベツ)

千宝菜(せんぽいうさい)は小松菜とキャベツのかけ合わせで生まれた野菜です。小松菜よりも濃い緑色で肉厚な葉が特徴。アクが少ないため味にクセがなく、やわらかいのでお浸しや炒め物におすすめです。

2.友好菜(小松菜×チンゲン菜)

友好菜(ゆうこうな)は小松菜とチンゲン菜のかけ合わせで生まれました。チンゲン菜は茎の部分が太くやや硬い印象がありますが、友好菜は小松菜とのかけ合わせなので、茎の部分はやわらかくて食べやすいそうです。

小松菜を選ぶ時のポイントは?

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ここからは小松菜を選ぶ時のポイントについて解説していきます。葉、茎、根それぞれのどういうところを見るとよいかをお伝えしますので、小松菜を選ぶときの参考にしてみてください。

その1.葉の色がよく厚みがある

葉は鮮やかな緑色をしていてハリがあるものを選びましょう。葉が肉厚でやわらかく、丸みのある形をしているとおいしい小松菜の証。葉の部分がしなびていたり、黄色くなっていたりするものは鮮度が落ちている可能性があるので注意してください。

\次のページで「その2.茎が太い」を解説!/

その2.茎が太い

茎の部分は太くてしっかりしているものを選ぶとよいでしょう。とくに根元に近い部分がしっかりとハリがあるものがよいといわれています。茎の色は白っぽいものではなく薄い緑色をしているものを選びましょう。

その3.根がしっかりとしている

小松菜はスーパーでは根が切り落とされた状態で販売されていますが、農産物の直売所などで根がついたままの小松菜を購入する場合は、根がしっかりとしていて長いものを選びましょう。根が長い小松菜はやわらかい土で育った証でおいしいそうですよ。

旬や選び方を知って小松菜をおいしく食べよう

この記事では小松菜の旬や種類、選び方について解説しました。小松菜の旬は冬で寒さに耐えた小松菜は味が濃くておいしいということがわかりましたね。また、小松菜にはいろいろな種類があることも知っていただけたと思います。小松菜の選び方を参考にして、ぜひ毎日の食生活に小松菜をとり入れてみてくださいね。

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家庭科

小松菜の旬はいつ?種類や選び方のコツもフリーランス管理栄養士がくわしくわかりやすく解説

この記事では小松菜の旬や種類、選び方のコツについて解説していきます。小松菜はお浸しやナムルとったメニューで使われることが多い人気の野菜ですね。スーパーの野菜コーナーでは一年を通して並んでいるイメージがあるかもしれないが、実は小松菜にも旬の時期がある。旬の小松菜は味が濃くておいしいぞ。また、小松菜にはたくさんの種類がありそれぞれ特徴がある。今回はそんな小松菜の旬や種類、そして選び方のコツなどをフリーランスの管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

フリーランスの管理栄養士兼Webライター。最近はまっているのは、お気に入りのオーガニックの食材を使用して作り置き料理をつくること。時間短縮可能な献立や調理法を研究中。食に関する知識をいかし、わかりやすく紹介していく。

小松菜の旬と主な産地

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ここからは小松菜の旬の時期と日本の主な産地についてみていきましょう。小松菜に限らず旬の時期の野菜は味が濃くておいしいのが特徴です。小松菜の旬の時期を知って、ぜひそのおいしさを味わってみてくださいね。主な産地とあわせてご紹介していきます。

小松菜の旬はいつ?

小松菜はハウス栽培などの普及もあり一年を通して収穫されている野菜ですが、旬があります。小松菜の旬は主に11月から3月にかけての寒い時期です。小松菜は寒さに強く「冬菜」や「雪菜」とも呼ばれることがありますよ。霜が降りるくらいの寒さを耐えた小松菜は甘さが増すとも言われています。

主な産地 

小松菜は関東や北関東などで盛んに栽培されています。小松菜の産地として有名なのは茨木県、埼玉県、福岡県、東京都です。とくに茨木県は海沿いの温暖な気候かつ小松菜の栽培に適した土壌のため小松菜の生産量が日本一となっています。

小松菜にはどんな種類があるの?

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ここからは小松菜の種類についてみていきましょう。小松菜は全国的に栽培されている品種から、地方種と呼ばれるその地方特有の品種までたくさんの種類があります。それぞれの特徴についてくわしく解説していきますね。

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