この記事では、キャベツの食べ方や下処理・保存方法についてみていきます。キャベツはどんな調味料にも合う野菜ですが、下処理が面倒です。簡単な下処理方法や保存方法について説明していきます。また、キャベツの人気レシピも紹介します。大量消費におすすめのレシピが満載です。今回はすぐに使えるキャベツの知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

キャベツの解体方法は?

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キャベツは手頃な価格で、栄養も豊富な野菜。しかし下処理が大変ですよね。丸ごと買ってきても、いまいちうまく分けられないなんてことも。基本的なキャベツの下ごしらえについて紹介します。

根元から葉を取ろう!

キャベツ丸ごとの場合の、解体方法についてみていきましょう。

キャベツの解体方法
1. 外側の大きな葉っぱを2~3枚むく
2. 芯に包丁で切り込みを入れる
3. 綺麗に葉を外側から外す
4. 2~3を繰り返す
5. 芯の根元が見えてきたら、芯ごと切り取ってから葉を外す

キャベツは根元から葉を切り取って使うと、傷みにくい食材です。軸の部分に切り込みを入れ、上手に1枚ずつ剥がしていきましょう。中心の芯が付いているところまで見えてきたら、芯ごと取り外して使いましょう。芯の部分も食べることができます。芯は固めですが、みじん切りにしたり千切りにして活用しましょう。

キャベツの洗い方や切り方は?

キャベツの解体方法がわかりましたね。次は、キャベツの洗い方や切り方について解説していきます。それぞれ大切なポイントがありますよ。

キャベツの洗い方

キャベツを洗う時は、葉の根元を中心に洗いましょう。葉っぱが入る大きめのボウルを用意し、水を張ります。根元は泥が残っていることが多いです。泥を落とすように擦りましょう。

そもそも、キャベツは洗う必要があるのか疑問に思う人もいるかもしれません。外側の大きな葉っぱ以外は、洗わなくても食べられるという説もあります。しかし中に泥が残っていたり、虫が入っている場合もあるので、できるだけ洗うようにしましょう。特に、生で食べる場合は洗うと安心です。

\次のページで「キャベツの千切り方法」を解説!/

キャベツの千切り方法

次は、キャベツの千切りについて説明します。

キャベツの千切り方法
1. 根元から葉っぱを取り外す
2. 葉脈の根元の固い部分を切り取る
3. 中央の葉脈を境目に半分に切り、葉を2等分する
4. 葉を重ねてくるくると巻く
5. 大きい繊維を垂直に断つように、千切りにしていく
6. 切ったキャベツを水に浸す

ポイントは2つ。1つ目は、葉の中心の固い葉脈を切り取ることです。2つ目は、繊維に対して垂直に切っていくということ。これらのポイントを押さえることで、歯触りが良い千切りキャベツが出来上がります。ゴワゴワしない、繊細な味わいになりますよ。「野菜の味は切り方で決まる」と言われることもありますが、まさにその通りですね。

美味しいキャベツの食べ方は?

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キャベツの洗い方や千切り方法についてわかりましたね。次は学んだ下処理の知識を活かせる、人気レシピを解説していきます。大満足できるサラダや、取り合いになるおかずを紹介しますよ。

1.絶品コールスロー

マヨネーズとの相性が抜群の、絶品コールスローです。まずは、キャベツとにんじんを千切りにしておきます。大きなボウルに千切りキャベツを入れて塩を振り、15分程度置いておきましょう。その後、しっかりと絞って水気を切りましょう。

マヨネーズ・お酢・砂糖を入れて混ぜ合わせます。塩こしょうで味を整えて完成です。お好みでハムやコーン・茹で卵を入れても美味しく食べられるでしょう。水気を切ると、かなりカサが減ります。材料を多めに切っておくことをおすすめしますよ。

2.ご飯が進むホイコーロー

次はご飯が進む大満足の主菜、ホイコーローです。まずはキャベツを手でちぎります。ピーマンと豚バラ肉を食べやすい大きさにカットしておきましょう。油を引いたフライパンに材料を入れて、強火で一気に炒めます。オイスターソース・豆板醤・醤油・みりん・味噌を混ぜた調味ダレを入れて完成です。

これだけでも十分満足できますが、さらにボリュームを出したい場合は厚揚げ豆腐を入れてみてください。またコクを出したい場合は、味噌を赤味噌に変更してみましょう。一味違うホイコーローが完成しますよ。

キャベツの保存方法は?

キャベツは、スーパーや八百屋で安売りされていることが多い野菜。しかし、たくさん買っても保存方法に困りますね。どのように保存すればいいのでしょうか。詳しく解説していきます。

丸ごとの場合でも冷蔵庫へ

丸ごと保存の場合でも冷蔵庫へ入れましょう。キャベツは寒い地域で育つ野菜です。保存もなるべく低温の場所で行うのが好ましいですよ。玉ねぎや人参などの野菜は、丸ごとの場合常温保存が可能ですね。キャベツも間違えて常温で保存して、腐らせないようにしましょう。

キャベツを日持ちさせるコツ

キャベツを日持ちさせるコツについて紹介します。芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰めましょう。キャベツは、芯に栄養が取られてしまう野菜です。そのため、芯が付いていると傷みやすくなります。乾燥してみずみずしさが失われないためにも、芯に水分を補給してあげることが重要です。

\次のページで「キャベツは冷凍保存できる?」を解説!/

キャベツは冷凍保存できる?

たくさんキャベツを買ってきたけれど、冷蔵庫がいっぱいで入らないということがありますよね。冷凍保存はできるのでしょうか。詳しく解説してきます。

1ヶ月冷凍できる

キャベツは冷凍保存が可能です。1ヶ月程度保存できますよ。ポイントは3つ。まずは用途に合わせてカットしておきましょう。そして、水分をしっかり拭き取って保存するようにしましょう。水滴が付いたまま保存すると、解凍後の食感が悪くなります。

また、密閉容器に入れて保存するようにしましょう。せっかく下処理をしたのに、冷蔵庫の臭いが付いてしまうと残念です。キャベツは冷凍すると繊維が壊れて、火の通りが早くなります。調理の時間短縮にもなりますよ。煮込み料理やスープなどにおすすめです。逆に、炒め物に冷凍キャベツを入れると水っぽくなってしまいます。

傷んでいるキャベツの見分け方は?

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買ってきたキャベツが悪くなっているかもしれない、と思ったことはありませんか。どのような場合だと、食べない方が良いのでしょうか。詳しく解説してきます。

臭いや感触をチェックしよう

食べられないキャベツの見分け方は、臭いと感触です。酸っぱい臭いや、腐っている臭いがするものはやめましょう。また感触も重要です。ヌルヌルとしていたり、溶けているようなものはやめましょう。芯の部分に白いカビが生えていたり、黒ずんでいる場合も食べない方が良さそうです。使い切れなさそうだな、と思ったら早めに冷凍しておくことをおすすめします。

下処理や保存方法を理解して、人気レシピを作ってみよう

キャベツの下処理は、芯から葉を取り除くことが重要でした。また千切りをする際は、葉脈に対して垂直に切ると食感が良くなります。キャベツは、丸ごとでも冷蔵保存をした方が良い野菜です。冷蔵庫に入らない場合は、冷凍保存も活用してきましょう。キャベツは、老若男女問わず人気なレシピが多いです。今回紹介したレシピをぜひ作ってみてくださいね。

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家庭科

キャベツの人気レシピは?下処理や保存方法もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説

この記事では、キャベツの食べ方や下処理・保存方法についてみていきます。キャベツはどんな調味料にも合う野菜ですが、下処理が面倒です。簡単な下処理方法や保存方法について説明していきます。また、キャベツの人気レシピも紹介します。大量消費におすすめのレシピが満載です。今回はすぐに使えるキャベツの知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

キャベツの解体方法は?

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キャベツは手頃な価格で、栄養も豊富な野菜。しかし下処理が大変ですよね。丸ごと買ってきても、いまいちうまく分けられないなんてことも。基本的なキャベツの下ごしらえについて紹介します。

根元から葉を取ろう!

キャベツ丸ごとの場合の、解体方法についてみていきましょう。

キャベツの解体方法
1. 外側の大きな葉っぱを2~3枚むく
2. 芯に包丁で切り込みを入れる
3. 綺麗に葉を外側から外す
4. 2~3を繰り返す
5. 芯の根元が見えてきたら、芯ごと切り取ってから葉を外す

キャベツは根元から葉を切り取って使うと、傷みにくい食材です。軸の部分に切り込みを入れ、上手に1枚ずつ剥がしていきましょう。中心の芯が付いているところまで見えてきたら、芯ごと取り外して使いましょう。芯の部分も食べることができます。芯は固めですが、みじん切りにしたり千切りにして活用しましょう。

キャベツの洗い方や切り方は?

キャベツの解体方法がわかりましたね。次は、キャベツの洗い方や切り方について解説していきます。それぞれ大切なポイントがありますよ。

キャベツの洗い方

キャベツを洗う時は、葉の根元を中心に洗いましょう。葉っぱが入る大きめのボウルを用意し、水を張ります。根元は泥が残っていることが多いです。泥を落とすように擦りましょう。

そもそも、キャベツは洗う必要があるのか疑問に思う人もいるかもしれません。外側の大きな葉っぱ以外は、洗わなくても食べられるという説もあります。しかし中に泥が残っていたり、虫が入っている場合もあるので、できるだけ洗うようにしましょう。特に、生で食べる場合は洗うと安心です。

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