この記事では、キャベツの旬や種類・選び方についてみていきます。スーパーや八百屋でいつも見かけるキャベツ。サラダにしても、炒め物にしても美味しいよな。そんなキャベツですが、種類はあるのでしょうか。また旬の時期や、美味しいキャベツの選び方についても確認しておきたいところです。今回はそんなキャベツの豆知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

キャベツに種類はあるの?

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一年中販売されているキャベツ。お弁当や作り置きにも使える、家庭のお助けアイテムですね。しかし、いつも同じ種類しか置いていないような気がします。種類はあるのでしょうか。詳しく解説していきます。

1.最も一般的な冬キャベツ

最も一般的な種類が冬キャベツです。夏に種を蒔き、冬に収穫する品種ですよ。寒い時期に収穫されるので、寒玉と呼ばれることもあります。平べったい形をしていて、色が薄いのが特徴。煮崩れしにくいため、煮物やスープにおすすめの種類です。

2.柔らかくて食べやすい春キャベツ

次によく見かけるのが春キャベツ。秋に種を蒔き、春に収穫する品種です。冬キャベツに比べて、丸っこい形をしていて巻きが緩めですよ。葉が柔らかいため、サラダなど生で食べるのがおすすめです。

珍しい種類のキャベツ

最も市場に出回っているキャベツは冬キャベツで、生で食べて美味しいのが春キャベツということがわかりました。次は、珍しい種類のキャベツを紹介しますよ。

その1.彩り豊かな紫キャベツ

濃い紫色が特徴なのが紫キャベツです。紫色なのは、抗酸化作用のあるアントシアニンが原因とのこと。アントシアニンは美容に効果的ですよ。冬キャベツと比較するとサイズはやや小さめですが、密度が濃くぎゅっと詰まっています。葉に厚みがあるのが特徴です。スライスして、サラダに入れるのがおすすめですよ。綺麗な紫色をしているので、彩りも豊かになります。

\次のページで「その2.小さくて可愛い芽キャベツ」を解説!/

その2.小さくて可愛い芽キャベツ

小さくて可愛らしい芽キャベツを紹介します。3~4cmほどのキャベツですよ。芽キャベツは成長しても、普通のキャベツのように大きくはなりません。なぜなら、成長の過程が違うからです。1つずつ生育するのではなく、バナナのように茎からたくさんの芽が出て成長します。1つの茎に50個から60個も芽キャベツができるそうですよ。興味深いですね。

キャベツの旬はいつ?

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一般的なキャベツの種類や、珍しいキャベツについて理解できましたね。そもそも、キャベツの旬はいつなのでしょうか。詳しく解説していきます。

種類によって異なる旬

キャベツの旬は、種類によって異なります。春キャベツは4月~6月、冬キャベツは11月~3月にかけてですよ。キャベツといえば群馬県の嬬恋村が有名ですが、このキャベツは夏頃に収穫されるそうです。このようにキャベツは種類によって旬が異なるため、一年中美味しいものを楽しめるようですね。

キャベツの産地はどこ?

キャベツの旬は一年中という、驚きの結果でした。美味しいキャベツがいつでも食べられるというのは、とても嬉しいことですね。次は産地についてみてきます。キャベツの輸入国や、輸入ものと国産の割合についても解説していきますよ。

国内生産は愛知や群馬

キャベツの国内生産量を、1位から4位までみてきましょう。

\次のページで「輸入ものは中国産がほとんど」を解説!/

キャベツの国内生産量
1位 愛知県 262,300t 18.29%
2位 群馬県 256,500t 17.89%
3位 千葉県 119,500t 8.33%
4位 茨城県 105,800t 7.38%

愛知県と群馬県が二大生産地のようですね。今回のデータでは愛知県が1位ですが、年によって2位の群馬と入れ替わることもあるようです。キャベツの上位産地は、比較的大都市に近いですね。東京や大阪などにも、採れたての新鮮なキャベツが運ばれているということですね。

輸入ものは中国産がほとんど

輸入キャベツのほとんどは中国産です。その割合は、なんと99%にものぼります。残りはアメリカや韓国・ベトナムなどです。そもそも、キャベツはほとんどを国産でまかなっています。輸入ものはわずか1~2%だそうですよ。

美味しいキャベツの選び方は?

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キャベツの国内生産は、愛知県や群馬県が上位ということがわかりました。また、輸入ものは中国産がほとんどでしたね。次は、キャベツの選び方についてみてきます。ポイントは3つありますよ。意外なチェック点もあります。詳しく解説していきましょう。

1.外側の葉っぱを確認しよう

まずは、外側の葉っぱの状態を確認しましょう。みずみずしくてツヤがあり、パリッとしてそうなものを選びましょう。また緑色が濃いものが美味しいキャベツです。色が濃いと栄養価も高いですよ。その一方で黄色く変色しているものは、熟し過ぎている証拠です。避けるようにしましょう。

\次のページで「2.重みがあるものを選ぼう」を解説!/

2.重みがあるものを選ぼう

ずっしりと重みがあるものを選びましょう。重みがあるということは、中の葉がしっかり詰まっている証になります。また冬キャベツの場合は、葉の巻きが強そうなものを選びましょう。

3.芯の状態も重要

盲点ですが、芯の状態のチェックも重要です。まずは、新鮮かどうか確認しましょう。芯の色が白いものが美味しいキャベツです。黒くなっていたり、茶色く変色しているものは避けましょう。また芯の太さもチェックしましょう。太すぎるものは、中の軸の部分も固いようです。芯の太さは、500円玉ぐらいの大きさが丁度良いでしょう。

旬や種類を理解して、美味しいキャベツを選べるようになろう

キャベツは、一年を通して美味しいものが出回っていることがわかりました。しかし種類によって旬の時期が違うので、確認しておきましょう。キャベツの種類についても理解できましたね。春キャベツは生食として、冬キャベツは火を通して食べると美味しくいただけます。また美味しいキャベツの選び方のポイントは、葉っぱ・重さ・芯でした。今回学んだ知識を活かして、キャベツを日常的に取り入れましょう。

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家庭科

キャベツの旬は一年中?産地や種類・選び方もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説

その2.小さくて可愛い芽キャベツ

小さくて可愛らしい芽キャベツを紹介します。3~4cmほどのキャベツですよ。芽キャベツは成長しても、普通のキャベツのように大きくはなりません。なぜなら、成長の過程が違うからです。1つずつ生育するのではなく、バナナのように茎からたくさんの芽が出て成長します。1つの茎に50個から60個も芽キャベツができるそうですよ。興味深いですね。

キャベツの旬はいつ?

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一般的なキャベツの種類や、珍しいキャベツについて理解できましたね。そもそも、キャベツの旬はいつなのでしょうか。詳しく解説していきます。

種類によって異なる旬

キャベツの旬は、種類によって異なります。春キャベツは4月~6月、冬キャベツは11月~3月にかけてですよ。キャベツといえば群馬県の嬬恋村が有名ですが、このキャベツは夏頃に収穫されるそうです。このようにキャベツは種類によって旬が異なるため、一年中美味しいものを楽しめるようですね。

キャベツの産地はどこ?

キャベツの旬は一年中という、驚きの結果でした。美味しいキャベツがいつでも食べられるというのは、とても嬉しいことですね。次は産地についてみてきます。キャベツの輸入国や、輸入ものと国産の割合についても解説していきますよ。

国内生産は愛知や群馬

キャベツの国内生産量を、1位から4位までみてきましょう。

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