ここではパイナップルの美味しい食べ方について解説していきます。パイナップルは生で食べると、爽やかな酸味と甘さがあり美味しいのは知っているよな?しかし海外では焼いたり炒めたりと、さまざまな料理に使われることがあるんです。今回は美味しい食べ方と一緒に、切り方や保存方法についてもフードアナリストのコナパパと一緒にみていきます。

ライター/コナパパ

フードアナリストのコナパパと申します。エスニック料理店で働いていた経験があり、東南アジアに旅行に行くのが大好です。常夏のその土地で食べる南国フルーツ達は格別に美味しく感じるんですよね。今回は、日本ではおなじみの南国フルーツ、パイナップルについてご紹介しますので、ぜひご覧ください。

パイナップルの切り方は?

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パイナップルは、どうやって切って良いのかわからず、購入するのをためらってしまう人はいませんか?ここでは、基本の切り方からおしゃれに切るコツをご紹介していきます。ふだん捨ててしまうであろう、中の芯に使い方についても解説しますね。

1.基本の切り方ときれいに切れるコツ

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基本的な切り方を順番に解説します。

1.パイナップルの上下を1cm〜2cmほど切り落とす。
2.縦半分の2等分に切り分け、それを寝かせ、縦に3〜4等分に切り分ける。
3.皮と果肉の間に包丁をいれていき、皮と果肉が分かれたら、あとは果肉を一口サイズにカットして完成。

そのまま皮の上に乗せれば、見栄えもきれいで洗い物も少なくて済むのでおすすめですよ。

2.お洒落に切るには?

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パイナップルは切り方をちょっと変えると、とてもおしゃれな一皿になります。ではどうしたらお洒落になるのでしょうか?それは葉や皮の部分をうまく使うことです!

パイナップルの皮を全部むいて、果肉だけにすると、黄色の単色になってしまいます。しかし中をくり抜き、皮の部分を容器代わりにしてみたり、葉の部分を残し皮をボートのようにして盛り付けると、葉の緑や皮の部分が入ることで、単独で盛るよりも、お皿に色合いが出て美味しそうに見えますね。

家で食べる際は、わざわざお洒落に盛る必要はないかもしれませんが、ちょっとしたホームパーティーやイベントなどで、葉と皮をうまく使うと、盛り付けでお洒落感が格段にアップしますよ。

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中の芯は何かに使えるの?

パイナップルの芯はどうしてますか?硬いので食べずに捨ててしまう人が多いのではないでしょうか。ミキサーやジューサーなどでスムージーにすればもちろん美味しいですが、ここでは簡単な芯の使い方をご紹介します。

それは、ずばりパイナップルウォーターです。作り方はミネラルウォーターにパイナップルの芯を漬けるだけ。水1リットルに対してパイナップルの芯1玉分を2〜3時間漬けるだけで香りが移り、爽やかなミネラルウォーターに変わります。お好みでレモンやミント、ローズマリーなどのハーブを加えると、より爽やかさが増しビタミンが摂取できたり、デトックス効果の期待できるお水にさま変わりしますよ。

パイナップルのおすすめの食べ方は?

日本人だとパイナップルは、皮を向いて生で食べるのがほとんどではないでしょうか?しかし、パイナップルを栽培している現地の国では、生で食べるほかにも、焼いたり炒めたりして料理に使われることもあるんですよ。ここではさまざまなパイナップルの食べ方をご紹介していきます。

1.やっぱり生でフレッシュに!

日本人の感覚だと果物はフレッシュな状態で食べるのが美味しいと思いますよね。栄養的にも一番おすすめな食べ方がフレッシュなんです!これから料理での使い方などをご紹介しますが、ぜひ生で食べるのが一番良いと覚えておいてくだいね。

パイナップルは60℃を越えてしまうと、ブロメラインという肉の消化を助ける酵素が失われてしまうのですが、60℃以下の生に近い状態で食べると、栄養素を損なわずに吸収できるんです。

2.タイで愛されるパイナップルチャーハン

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パイナップルとチャーハンなんてミスマッチと思うかもしれませんが、タイの国では実際にある料理なんです。

タイではパイナップルを半分に切り、中身をくり抜き、器にしてこのチャーハンが提供されることが多いんですよ。見た目のインパクトもあり、日本ではあまり見かけないので、もしタイに旅行に行かれた際は、ぜひチャレンジしてほしいですね。チャーハンにパイナップルの爽やかさがマッチした人気のタイ料理なんですよ。

3.シュラスコには欠かせない、焼きパイナップル

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焼いたパイナップルを食べたことはありますか?意外かもしれませんが美味しいんですよ。

ブラジル風のバーベキュー、シュラスコには焼きパイナップルが欠かせない存在で、お肉にも負けないほどの人気があるとか。肉と一緒に食べることで、肉の消化を助けたり、肉の油をパイナップルの酸味でリセットしてくれたり、パイナップルとお肉はとても相性が良い組み合わせなんですよ。

\次のページで「酢豚にパイナップルが入っているのはなぜ?」を解説!/

酢豚にパイナップルが入っているのはなぜ?

酢豚にパイナップルはありか?なしか?人によって好き嫌いがかなり分かれますよね。ではなぜ酢豚にパイナップルが入っているのかご紹介します。

パイナップルは今では手に入りやすい果物ですが、昔は高級食材とされていました。中国ではもともと酢豚にパイナップルは入っていなかったのですが、ヨーロッパから人々が訪れるようになり、その人々に向けて高級感を出すために入れるようになったとされています。

また、パイナップルには甘みもありますが酸味もありますよね?唐揚げに甘酢をかけても美味しいのと一緒で、酢豚にパイナップルが入ると、揚げた豚肉の油っぽさをパイナップルの甘みと酸味が中和する作用も期待できるので、美味しくなるといえるんですね。今まで酢豚のパイナップルを避けてた人は、そんな事を思いながら食べてみたら、新しい発見があるかもしれませんよ。

パイナップルが長持ちする保存方法は?

パイナップルはお店に並んでいる状態が食べ頃なので、あまり日持ちはしないのが正直なところです。ここではなるべく長持ちさせられる保存方法を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめの保存方法

まるごとパイナップルを保存する場合は、新聞紙に果実を包んで冷蔵庫で保存しましょう。このとき、上の葉がついていると、冷蔵庫の中で邪魔になるので、切り落としてしまって構いませんよ。無理やり手で葉をちぎってしまうと、そこから痛む原因になるので、なるべく包丁で切り落としましょう。新聞紙で包むのは乾燥から防ぐためなんです。

カットして冷蔵庫に入れておいても2日ほどは保存できますが、カットした時点であまり日持ちはしません。もし食べきれないなら、早めに冷凍しておくのがおすすめですよ。

冷凍する際は、一度大きなバットに、カットしたパイナップル同士がくっつかないように広げて凍らせてください。一度凍らせたものをバットから冷凍用保存袋に移してあげると、いざ解凍して食べるときに一つずつがくっつかないので使いやすくなりますよ。解凍せずに使えばシャーベット状になり、それもまた美味しいです。

逆さにすると良いって本当?

「パイナップル逆さにしておくと美味しくなる」と聞いたことはありませんか?残念ながら、逆さにすることで美味しさが増すことはありません。

では、なぜ逆さにするのかというと、パイナップルは果実の下側に糖分が集まります。それを逆さにすることで下側に集まった糖分を、下から上へ均等にすることが出来るんですよ。ただ、パイナップルの糖分は幹にくっついている状態で作られるので、糖分が増している訳ではないのです。

なぜ缶詰は賞味期限が長いの?

缶詰の賞味期限が長い理由は2つあって、1つ目は密封状態だからです。密封してから缶詰は加熱殺菌されているので、中は無菌状態になるんですよ。

2つ目がシロップです。缶詰の中のシロップを味見したことはありますか?生のフルーツよりも甘くなっているのがほとんどですよね。これにはわけがあって、糖分の高い液体につけておくと微生物が生まれにくい環境になり、菌の増殖を遅らせてくれるんです。あまったシロップは、糖度が高すぎるので飲むのはおすすめしませんよ。

\次のページで「パイナップルは生で食べる以外にも様々な料理に使える!」を解説!/

パイナップルは生で食べる以外にも様々な料理に使える!

日本人だとフルーツを料理に使う文化はあまりないですよね?今回はパイナップルの生以外の食べ方もご紹介してきました。日本人の感覚だとデザートというイメージが強いですが、海外だと料理に使われることも多くあるんですよ。パイナップル以外のフルーツも料理に使われていることはよくあるので、そんな時は迷わずチャレンジしてみてください!新しい相性の発見に出会えるかもしれません。

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家庭科

パイナップルの美味しい食べ方は?切り方や保存方法もフードアナリストが詳しくわかりやすく解説

ここではパイナップルの美味しい食べ方について解説していきます。パイナップルは生で食べると、爽やかな酸味と甘さがあり美味しいのは知っているよな?しかし海外では焼いたり炒めたりと、さまざまな料理に使われることがあるんです。今回は美味しい食べ方と一緒に、切り方や保存方法についてもフードアナリストのコナパパと一緒にみていきます。

ライター/コナパパ

フードアナリストのコナパパと申します。エスニック料理店で働いていた経験があり、東南アジアに旅行に行くのが大好です。常夏のその土地で食べる南国フルーツ達は格別に美味しく感じるんですよね。今回は、日本ではおなじみの南国フルーツ、パイナップルについてご紹介しますので、ぜひご覧ください。

パイナップルの切り方は?

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パイナップルは、どうやって切って良いのかわからず、購入するのをためらってしまう人はいませんか?ここでは、基本の切り方からおしゃれに切るコツをご紹介していきます。ふだん捨ててしまうであろう、中の芯に使い方についても解説しますね。

1.基本の切り方ときれいに切れるコツ

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基本的な切り方を順番に解説します。

1.パイナップルの上下を1cm〜2cmほど切り落とす。
2.縦半分の2等分に切り分け、それを寝かせ、縦に3〜4等分に切り分ける。
3.皮と果肉の間に包丁をいれていき、皮と果肉が分かれたら、あとは果肉を一口サイズにカットして完成。

そのまま皮の上に乗せれば、見栄えもきれいで洗い物も少なくて済むのでおすすめですよ。

2.お洒落に切るには?

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パイナップルは切り方をちょっと変えると、とてもおしゃれな一皿になります。ではどうしたらお洒落になるのでしょうか?それは葉や皮の部分をうまく使うことです!

パイナップルの皮を全部むいて、果肉だけにすると、黄色の単色になってしまいます。しかし中をくり抜き、皮の部分を容器代わりにしてみたり、葉の部分を残し皮をボートのようにして盛り付けると、葉の緑や皮の部分が入ることで、単独で盛るよりも、お皿に色合いが出て美味しそうに見えますね。

家で食べる際は、わざわざお洒落に盛る必要はないかもしれませんが、ちょっとしたホームパーティーやイベントなどで、葉と皮をうまく使うと、盛り付けでお洒落感が格段にアップしますよ。

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