この記事ではアスパラの下処理や保存方法・美味しい食べ方についてみていきます。アスパラは固い根元や筋の下処理が難しいな。そこで、簡単な下ごしらえの方法を教えるぞ。また保存方法においては、冷凍と冷蔵のどちらが適しているのでしょうか。さらに、アスパラの人気レシピも紹介していきます。今回はそんなアスパラの役立つ知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。お気に入りのレシピは、ジューシーで歯ごたえも最高なアスパラベーコン。

アスパラの下処理方法は?

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アスパラは彩りも良く、どんどん取り入れていきたい野菜ですね。しかし、下処理が難しいのが難点。自己流のやり方で失敗した、なんてこともあるかもしれません。今回はアスパラの基本的な下ごしらえについて、詳しく解説していきます。

固い部分や筋を取り除こう

アスパラの下ごしらえのポイントは、根元の固い部分と筋を取り除くことです。まずは根元の処理から。下から2~3cmぐらいのところを、両手でポキっと割りましょう。意外ときれいに折ることができますよ。ちょうど折れるところが、固くて食べられない部分と食べられる部分の境目です。

きちんと折れるか心配な場合は、別の方法もあります。根元から少しずつ、包丁の刃を当ててみてください。下の方は固くて刃が入りにくいですが、途中でスパッと切れるところがありますよ。

固い部分を切り落としたら、筋を取りましょう。ピーラーを使って剥くのがおすすめ。根元から3分の1ほどを剥くと良いです。ちなみに、穂先は下処理なしで食べることができますよ。

アスパラを柔らかくする方法

アスパラの固い部分や筋取りのやり方が分かりましたね。次は、アスパラを食べやすいように柔らかくする方法を紹介します。

1.茹でて柔らかくする

アスパラを、茹でて柔らかくする方法を説明します。

アスパラを柔らかくする方法 〜茹でる編〜
1.アスパラが丸ごと入る大きめの鍋やフライパンで、お湯を沸かす
2.根元の部分だけ20秒から30秒ほどお湯に入れる
3.全体をお湯に入れて、2~3分ほど茹でる
4.根元部分にスッと竹串が入ればOK

※アスパラは切らずに、丸ごと使いましょう

ここでのポイントは2つです。1つ目は切る前に茹でるということ。アスパラは繊細な食材なので、切ってしまうと水っぽくなります。丸ごと茹でましょう。2つ目のポイントは、根元と穂先を時間差で茹でること。アスパラの根元は固いので、火が通りにくいです。先に根元を茹で始めて、後から穂先まで茹でていきましょう。

\次のページで「2.電子レンジを使って柔らかくする」を解説!/

2.電子レンジを使って柔らかくする

次は、電子レンジを使って柔らかくする方法について説明します。

アスパラを柔らかくする方法 〜電子レンジ編〜
1. 筋取りが済んだアスパラを、3等分もしくは4等分にする
2. 耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかける
3. 500Wで1分程度温める
4. 固い場合は、30秒ほど追加して温める

電子レンジでの調理はとても簡単。耐熱容器に入れて、ラップをして温めるだけです。レンジで柔らかくする場合は、栄養を閉じ込めたまま調理ができます。ぜひ試してみてください。

アスパラの人気レシピ

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アスパラの下処理方法がわかりましたね。次は、アスパラの美味しい食べ方を紹介します。まずは人気の巻き巻きレシピからです。

1.アスパラベーコン

アスパラの1番人気レシピがアスパラベーコンです。作り方はとても簡単。先ほど紹介したアスパラの下処理を済ませておきます。次に、ベーコンの幅よりも少し長めにアスパラをカットしましょう。ベーコンをアスパラに巻きつけ、爪楊枝を使って固定します。油を引かずに蒸し焼きにしましょう。最後に、お好みで塩こしょうや醤油で味を整えて完成です。お弁当にも入れられる万能レシピですよ。

2.アスパラ肉巻き

アスパラの肉巻きも人気です。使う肉は、冷蔵庫に余っている肉で大丈夫。豚バラや牛バラ、しゃぶしゃぶ用のお肉などが相性抜群です。3等分に切ったアスパラに、お肉をくるくると巻いていきましょう。油を引いたフライパンに並べて焼きます。最後に醤油・みりん・砂糖を同じ割合で合わせたものを、回し入れて完成です。

甘じょっぱさがなんとも言えない美味しさですよ。一度作れば、家庭の定番おかずになりそうです。

\次のページで「簡単にすぐできるアスパラレシピ」を解説!/

簡単にすぐできるアスパラレシピ

人気の巻き巻きレシピの次は、簡単にすぐできるレシピを紹介します。レンジで温めたり、ただ焼くだけでも立派な副菜になりますよ。

その1.レンジでアスパラのごま和え

ひとつめはレンジで簡単に作れるアスパラのごま和えを紹介します。下処理が済んだアスパラを、3~4cm幅に斜め切りにしましょう。レンジで2~3分ほど温めて、柔らかくします。醤油とすりごまで和えて完成です。時間がない時でも、ただ和えるだけですぐに出来ますよ。

その2.焼くだけアスパラステーキ

次は、焼くだけで簡単なアスパラステーキを紹介しますよ。オリーブオイルを引いたフライパンに、アスパラを丸ごと入れます。中火で1分焼き、蓋をして蒸し焼きにしましょう。塩こしょうで味を整えて完成です。トッピングとして温泉卵を乗せたり、粉チーズをかけるのもおすすめですよ。

アスパラの保存方法は?

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アスパラを冷蔵庫で保存していると、乾燥してしなしなしてしまった、という経験があるかもしれません。アスパラはどのような保存方法が適切なのでしょうか。詳しく解説していきます。

冷凍保存が最適なアスパラ

冷蔵保存より冷凍保存がおすすめです。アスパラは、水分の含有量が味や食感に影響しやすい食材。冷蔵保存だとすぐに乾燥しやすく、傷みやすくなります。なるべく冷凍して保管するようにしましょう。

\次のページで「冷凍保存時のポイント」を解説!/

冷凍保存時のポイント

冷凍保存する際のポイントを説明します。まず、あらかじめ下処理をしておくのがおすすめです。筋や固い部分を取り、できれば下茹でをしておきましょう。食べやすい大きさにカットしておくととても便利ですよ。また密閉容器や密閉できる袋に入れ、乾燥を防ぐことも重要です。冷凍で1ヶ月ほど日持ちしますよ。解凍する際は、電子レンジで加熱するか熱湯をかけましょう。

冷蔵庫で保存する場合は乾燥に注意!

冷凍保存が好ましいアスパラですが、できない時は冷蔵庫で保存できます。乾燥しないように十分注意しましょう。濡らしたキッチンペーパーにアスパラを包み、さらに袋に入れて保存しましょう。保管する際は、立てて置きましょう。アスパラは縦に伸びようとする野菜です。横に置くと余計なエネルギーを消費し、傷みが早くなります。冷蔵で3~5日保存できますよ。

アスパラの下処理と保存方法を理解して、人気のレシピを作ってみよう

アスパラの下処理は、筋を取ることや時間差で茹でることがポイントでした。保存方法においては、冷凍すると日持ちが長いですね。アスパラは大人も子供も大好きな食材で、アレンジも自由自在。お弁当や作り置きにもおすすめです。人気の巻き巻きレシピや簡単にできる焼きレシピなど、ぜひ作ってみてくださいね。

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家庭科

アスパラは冷凍保存が最適?おすすめの食べ方や下処理もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説

この記事ではアスパラの下処理や保存方法・美味しい食べ方についてみていきます。アスパラは固い根元や筋の下処理が難しいな。そこで、簡単な下ごしらえの方法を教えるぞ。また保存方法においては、冷凍と冷蔵のどちらが適しているのでしょうか。さらに、アスパラの人気レシピも紹介していきます。今回はそんなアスパラの役立つ知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。お気に入りのレシピは、ジューシーで歯ごたえも最高なアスパラベーコン。

アスパラの下処理方法は?

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アスパラは彩りも良く、どんどん取り入れていきたい野菜ですね。しかし、下処理が難しいのが難点。自己流のやり方で失敗した、なんてこともあるかもしれません。今回はアスパラの基本的な下ごしらえについて、詳しく解説していきます。

固い部分や筋を取り除こう

アスパラの下ごしらえのポイントは、根元の固い部分と筋を取り除くことです。まずは根元の処理から。下から2~3cmぐらいのところを、両手でポキっと割りましょう。意外ときれいに折ることができますよ。ちょうど折れるところが、固くて食べられない部分と食べられる部分の境目です。

きちんと折れるか心配な場合は、別の方法もあります。根元から少しずつ、包丁の刃を当ててみてください。下の方は固くて刃が入りにくいですが、途中でスパッと切れるところがありますよ。

固い部分を切り落としたら、筋を取りましょう。ピーラーを使って剥くのがおすすめ。根元から3分の1ほどを剥くと良いです。ちなみに、穂先は下処理なしで食べることができますよ。

アスパラを柔らかくする方法

アスパラの固い部分や筋取りのやり方が分かりましたね。次は、アスパラを食べやすいように柔らかくする方法を紹介します。

1.茹でて柔らかくする

アスパラを、茹でて柔らかくする方法を説明します。

アスパラを柔らかくする方法 〜茹でる編〜
1.アスパラが丸ごと入る大きめの鍋やフライパンで、お湯を沸かす
2.根元の部分だけ20秒から30秒ほどお湯に入れる
3.全体をお湯に入れて、2~3分ほど茹でる
4.根元部分にスッと竹串が入ればOK

※アスパラは切らずに、丸ごと使いましょう

ここでのポイントは2つです。1つ目は切る前に茹でるということ。アスパラは繊細な食材なので、切ってしまうと水っぽくなります。丸ごと茹でましょう。2つ目のポイントは、根元と穂先を時間差で茹でること。アスパラの根元は固いので、火が通りにくいです。先に根元を茹で始めて、後から穂先まで茹でていきましょう。

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