この記事ではココアの旬や種類、飲み方、選び方、保存方法などをみていきます。飲み物としておなじみのココアには、実は種類があることを知っているか?ココアの種類を知っておくと、用途によってどの種類のココアを使えばいいのかわかるようになるぞ。他にも意外と知られていないココアの旬やおいしい飲み方などについても、フリーランス管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経てフリーランスの管理栄養士兼Webライターへ。趣味はオーガニックの食材で料理をつくること。栄養についての知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

ココアってどんな食べ物?

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ココアは誰でも一度は口にしたことがある身近な食材ですよね。しかし、ココアは何からできているかご存じですか?ここからはココアの原料やココアの旬ついてくわしくみていきましょう。

ココアの原料はカカオ豆

ココアはカカオ豆を原料として作られています。カカオ豆からはココアだけでなくチョコレートも作られていますよ。カカオ豆の学名はTheobroma cacao(テオブロマ・カカオ)。これはギリシャ語で「神の食べ物」という意味があるそうです。昔は王様や貴族などの裕福な人たちの食べ物だったため、このように呼ばれるようになったそうですよ。

ココアに旬ってあるの?

ココアの原料はカカオ豆なので、ここではカカオ豆の旬(収穫時期)についてみていきましょう。カカオ豆の原産地は中南米やアフリカで、収穫期は一般的に5月と11月の2回あるそうです。カカオ豆は機械などを使わずに、手でもいだりハサミを使ったりして、手作業で丁寧に収穫しているそうですよ。

ココアの種類

ここからはココアの種類について解説していきますね。ココアに種類なんてあるの?と思われるかもしれませんが、実はココアは2種類あります。それぞれの種類や用途をくわしくみていきましょう。

1.甘さがないピュアココア

ココアの種類の一つがピュアココアです。ココアはカカオ豆をすりつぶしてペースト状にし、そこからカカオバターの油分を取り除いて粉末状にしてつくられます。この状態がピュアココアです。ピュアココアは「純ココア」や「ココアパウダー」と呼ばれることも。添加物等は加えられていないので、甘さはなくカカオの本来のほろ苦さがさをしっかりと味わうことができます

\次のページで「2.甘さがある調整ココア」を解説!/

2.甘さがある調整ココア

ココアのもう一つの種類は調整ココアです。調整ココアはピュアココアに砂糖やミルクなどを加えてつくられています。調整ココアはスーパーのココア売り場で「ミルクココア」として売られていることも。ピュアココアと違い、甘さがあり飲みやすいのが特徴です。

ココアの選び方は?

ココア選びのポイントを、お菓子作りの場合、手軽に飲みたい場合、ダイエット中の場合の3つの用途別にまとめました。ぜひ参考にしてみてくたさい。

・お菓子作りの場合は「ピュアココア」
ピュアココアは砂糖やミルクといった添加物が入っておらず、カカオの本来の風味をいかせることから、お菓子作りにおすすめです。


・手軽に飲みたい場合は「調整ココア」
調整ココアには甘味がついていて、水や牛乳などの水分を加えるだけですぐに飲むことができます。スティックタイプのものなどは1回分になっていることが多く、便利で使いやすいです。


・ダイエット中の場合には「ピュアココア」
ダイエット中でカロリーや糖質、脂肪などが気になる方は、ピュアココアに水や牛乳を入れて飲むことをおすすめします。甘さが足りない時は、砂糖やはちみつを少量加えてみてください。調整ココアを飲むよりエネルギーを抑えることができます。

ココアのおいしい飲み方4選

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ここからはココアのおいしい飲み方をご紹介します。ピュアココア、調整ココアどちらの種類でもお試しいただける飲み方です。ピュアココアを使って甘さが足りない場合は、砂糖やはちみつ等の甘味を足してみてください。

1.ココア×牛乳

ココアと牛乳の組み合わせは定番ですね。アイスココアでもホットココアでもおいしくいただけます。牛乳には骨を強くして骨粗鬆症を予防するカルシウムが豊富。栄養面からみても牛乳とココアの組み合わせはおすすめです。ピュアココアと牛乳でつくるホットココアのレシピをご紹介しますので、もしよければ作ってみてください。

ピュアココアと牛乳でつくるホットココア(1杯分)
<材料>
・ピュアココア  小さじ2  
・牛乳 10cc(練る用)
・牛乳 170cc
・砂糖 お好みで小さじ1~2
<作り方>
1.小鍋にココア、牛乳(練る用)、お好みで砂糖を入れてよく練ってペースト状にする
2.ペースト状にしたものに牛乳を加えて火にかける
3.沸騰しないように気をつけながら中火であたためる

2.ココア×豆乳

豆乳は牛乳より低カロリー。糖質や脂質も牛乳よりも低いのでダイエット中の方に試してほしい飲み方です。また、豆乳には女性ホルモンであるエストロゲンと似たような作用があるイソフラボンという成分が含まれているので、女性にもココア×豆乳の飲み方がおすすめですよ。

3.ココア×はちみつ

ココアに加える甘味を砂糖ではなく、はちみつに代えるのもおすすめです。はちみつには体力回復や風邪予防の効果があります。少し体力が落ちているときは、あたたかいココアにはちみつを加えて飲むとよいでしょう。ただし、はちみつは乳児ボツリヌス症の危険性があるため、子どもに与えるのは1歳を過ぎてからとされています。1歳未満の子どもにはちみつを与えるのは控えましょう。

4.ココア×ウイスキー

ココアのおいしい飲み方のラストはちょっと大人の飲み方をご紹介。少し意外かもしれませんが、ココアとウイスキー組み合わせもよく合います。お湯とウイスキー、ココア、お好みで砂糖などをよく混ぜて簡単につくることができるそうですよ。

ココアの保存方法と注意点は?

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ココアは基本的に常温での保存が可能です。しかし調整ココアは砂糖やミルクが添加されているため、虫などが入り込んでしまうことも。調整ココアの場合は、開封後はなるべく冷蔵庫や冷凍庫での保存をおすすめします。ピュアココアは冷蔵庫などに入れると湿気を含んでしまう可能性があるので、密閉容器に入れて常温で保存しましょう。

いろんな飲み方でココアのおいしさを味わってみよう

この記事ではココアがカカオ豆からできていることや、おいしい飲み方について説明しました。ココアにはカカオ豆の風味をしっかりと味わえるピュアココアと砂糖やミルク入りの調整ココアの2種類があることもわかりましたね。ご自身の用途に合わせてココアを使い分けて、いろんな飲み方でココアを味わってみてください。

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家庭科

ココアに旬ってあるの?おいしい飲み方や種類・選び方・保存方法もフリーランス管理栄養士がくわしくわかりやすく解説

2.甘さがある調整ココア

ココアのもう一つの種類は調整ココアです。調整ココアはピュアココアに砂糖やミルクなどを加えてつくられています。調整ココアはスーパーのココア売り場で「ミルクココア」として売られていることも。ピュアココアと違い、甘さがあり飲みやすいのが特徴です。

ココアの選び方は?

ココア選びのポイントを、お菓子作りの場合、手軽に飲みたい場合、ダイエット中の場合の3つの用途別にまとめました。ぜひ参考にしてみてくたさい。

・お菓子作りの場合は「ピュアココア」
ピュアココアは砂糖やミルクといった添加物が入っておらず、カカオの本来の風味をいかせることから、お菓子作りにおすすめです。


・手軽に飲みたい場合は「調整ココア」
調整ココアには甘味がついていて、水や牛乳などの水分を加えるだけですぐに飲むことができます。スティックタイプのものなどは1回分になっていることが多く、便利で使いやすいです。


・ダイエット中の場合には「ピュアココア」
ダイエット中でカロリーや糖質、脂肪などが気になる方は、ピュアココアに水や牛乳を入れて飲むことをおすすめします。甘さが足りない時は、砂糖やはちみつを少量加えてみてください。調整ココアを飲むよりエネルギーを抑えることができます。

ココアのおいしい飲み方4選

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ここからはココアのおいしい飲み方をご紹介します。ピュアココア、調整ココアどちらの種類でもお試しいただける飲み方です。ピュアココアを使って甘さが足りない場合は、砂糖やはちみつ等の甘味を足してみてください。

1.ココア×牛乳

ココアと牛乳の組み合わせは定番ですね。アイスココアでもホットココアでもおいしくいただけます。牛乳には骨を強くして骨粗鬆症を予防するカルシウムが豊富。栄養面からみても牛乳とココアの組み合わせはおすすめです。ピュアココアと牛乳でつくるホットココアのレシピをご紹介しますので、もしよければ作ってみてください。

ピュアココアと牛乳でつくるホットココア(1杯分)
<材料>
・ピュアココア  小さじ2  
・牛乳 10cc(練る用)
・牛乳 170cc
・砂糖 お好みで小さじ1~2
<作り方>
1.小鍋にココア、牛乳(練る用)、お好みで砂糖を入れてよく練ってペースト状にする
2.ペースト状にしたものに牛乳を加えて火にかける
3.沸騰しないように気をつけながら中火であたためる

2.ココア×豆乳

豆乳は牛乳より低カロリー。糖質や脂質も牛乳よりも低いのでダイエット中の方に試してほしい飲み方です。また、豆乳には女性ホルモンであるエストロゲンと似たような作用があるイソフラボンという成分が含まれているので、女性にもココア×豆乳の飲み方がおすすめですよ。

3.ココア×はちみつ

ココアに加える甘味を砂糖ではなく、はちみつに代えるのもおすすめです。はちみつには体力回復や風邪予防の効果があります。少し体力が落ちているときは、あたたかいココアにはちみつを加えて飲むとよいでしょう。ただし、はちみつは乳児ボツリヌス症の危険性があるため、子どもに与えるのは1歳を過ぎてからとされています。1歳未満の子どもにはちみつを与えるのは控えましょう。

4.ココア×ウイスキー

ココアのおいしい飲み方のラストはちょっと大人の飲み方をご紹介。少し意外かもしれませんが、ココアとウイスキー組み合わせもよく合います。お湯とウイスキー、ココア、お好みで砂糖などをよく混ぜて簡単につくることができるそうですよ。

ココアの保存方法と注意点は?

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ココアは基本的に常温での保存が可能です。しかし調整ココアは砂糖やミルクが添加されているため、虫などが入り込んでしまうことも。調整ココアの場合は、開封後はなるべく冷蔵庫や冷凍庫での保存をおすすめします。ピュアココアは冷蔵庫などに入れると湿気を含んでしまう可能性があるので、密閉容器に入れて常温で保存しましょう。

いろんな飲み方でココアのおいしさを味わってみよう

この記事ではココアがカカオ豆からできていることや、おいしい飲み方について説明しました。ココアにはカカオ豆の風味をしっかりと味わえるピュアココアと砂糖やミルク入りの調整ココアの2種類があることもわかりましたね。ご自身の用途に合わせてココアを使い分けて、いろんな飲み方でココアを味わってみてください。

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