ココアは栄養の宝庫!特徴や効果効能・注意点もフリーランス管理栄養士がわかりやすく解説
4.おなかの調子を整えるリグニン
ココアには便秘改善が期待できるリグニンという食物繊維が含まれています。リグニンは水に溶けない不溶性の食物繊維で、便のかさを増やし排便を促す作用がありますよ。便秘気味の方やおなかの調子を整えたい方は積極的にとり入れてほしい栄養素です。
5.貧血を予防する鉄
ココアにはミネラルの鉄が豊富に含まれています。鉄は赤血球の中にあるヘモグロビンという赤い色素をつくるために重要な栄養素です。鉄が不足すると貧血を引き起こすことも。鉄が多く含まれているココアは、貧血が気になる方の強い味方と言えますね。
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ココアの注意点
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ココアは栄養価が高く、体によい効能がたくさんあることがわかりました。そんな栄養豊富なココアでも、体にとり入れる上で注意すべきポイントがあります。ここからはココアの注意点について詳しくみていきましょう。
飲みすぎに気をつけよう
ココアにはピュアココアと調整ココアの2種類があります。ピュアココアは無糖ですが、調整ココアの方には砂糖やミルクなどの添加物が多く含まれているので注意が必要です。調整ココアを飲みすぎると糖分や脂肪の摂りすぎで健康を損なう可能性があるので、飲みすぎないように気をつけましょう。目安としては1日1~2杯(200mi)程度とされています。
妊娠中は摂っても大丈夫?子どもはいつからOK?
ココアはコーヒーと違いそれほどカフェインが含まれていないので、妊娠中でも摂ってもよいそうです。ただ、先ほど解説したように調整ココアには砂糖やミルクが多く含まれています。目安量(1日1~2杯)を参考にして飲みすぎは控えましょう。
子どもに与える場合は、離乳食が進んだ1歳くらいからがよいとされています。ココアは食物繊維が多いので、体質によって下痢などを引き起こす可能性も。最初は丁寧に様子を観察しながら、少しずつ与えるようにしましょう。
アレルギーを引きおこすことも
ココアの原料であるカカオにはニッケルという成分が含まれているため、人によってはニッケルに反応してアレルギーを引きおこすことがあります。ニッケルアレルギーの症状としは吐き気や蕁麻疹などがあるそうです。ココアを口にして体に異変が出た場合は、アレルギーの疑いがありますので医師に相談しましょう。
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