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ココアは栄養の宝庫!特徴や効果効能・注意点もフリーランス管理栄養士がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では栄養価が高く体によい効果効能がたくさんあるココアについてみていくぞ。ココアといえば冬の寒い日に飲みたくなる飲み物のひとつだよな。甘くてあたたかいココアを飲んでほっとした経験がある人も多いかもしれない。そんなおいしい飲み物というイメージのココアだが、実は栄養の宝庫と言っていいほど優れた食材なんだ。今回はココアの特徴や栄養素、効果効能、注意点をフリーランス管理栄養士の宮本ゆかと一緒に詳しく解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経てフリーランスの管理栄養士兼ライターへ。趣味はオーガニックの食材で料理をつくること。栄養についての知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

ココアの特徴

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飲み物としておなじみのココア。ココアはカカオ豆を原料としてつくられています。ここでは、カカオ豆の説明をまじえながら、ココアの歴史や製造過程、チョコレートとの違いについてくわしく解説していきますね。

ココアの歴史

ココアの原料であるカカオ豆の原産地は南米のアマゾン川流域からオリノコ川流域です。カカオ豆の歴史は古く、紀元前から食用とされてきたそう。その後、スペイン人がヨーロッパにカカオ豆を持ち帰り、ヨーロッパでもカカオ豆が広く用いられることになりました。そして1828年ごろ、オランダの化学者カスパルス・ヴァン・ホーテンが世界で初めてココアをつくり出す製法を開発したそうです。

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日本人で最初にココアを飲んだのは、15代将軍徳川慶喜の弟である徳川昭武と言われているぞ。フランスに留学中だった1868年ごろに、ホテルでココアを飲んだという記録が残っているそうだ。

ココアはどうやって作られているの?

ここからはココアの製造過程についてみていきましょう。まず、カカオ豆を発酵、乾燥させた後、焙煎しすりつぶします。この状態がカカオマスと呼ばれていますよ。カカオマスにはココアバターが多く含まれているのでドロッとしたペーストの状態です。カカオマスからカカオバターの油分を除き粉末状するとココアができあがります

ココアとチョコレートの違いは?

ココアとチョコレート、似ているけどどう違うの?と思う方も多いかもしれませんね。実は、ココアとチョコレートの原料は同じカカオ豆。製法の違いによりココアとチョコレートに分かれます。カカオマスからココアバターを取り除いたものがココアでしたね。チョコレートは取り除いたココアバターと砂糖やミルクをカカオマスに加えて作られているそうです。

ココアの栄養素と効能

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ここからはココアの栄養素と効能について詳しく解説していきます。ココアには体にうれしい成分がたくさん含まれているんですよ。ココアにはどんな健康効果があるのかを一緒にみていきましょう。

1.動脈硬化を予防するカカオポリフェノール

ココアはカカオポリフェノールが多く含まれていることで有名です。カカオポリフェノールにはLDL(悪玉)コレステロールの酸化を抑制するはたらき(抗酸化作用)があります。LDLコレステロールの酸化が進むと、血液がドロドロになり動脈硬化を引き起こすことも。カカオポリフェノールの強い抗酸化作用は動脈硬化の予防に効果があるといわれています。

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カカオポリフェノールには抗酸化作用のほかにも抗ストレス作用や血行を促進する作用があるぞ。これらの作用は抜け毛や薄毛の予防にも効果を発揮するそうだ。ココアは髪の健康にも欠かせないぞ。

2.血圧を下げるフラバノール

ココアにはフラバノールという成分が含まれていて、血圧を下げる効果が注目されています。フラバノールは血管の拡張を促し、血圧を下げる内皮一酸化窒素の生成を増やすそうです。血圧が気になる方は、普段の飲み物にココアをとり入れてみてはいかがでしょうか。

3.リラックス効果があるテオブロミン

ココアの苦み成分であるテオブロミンは、脳内物質のセロトニンに作用するはたらきがあります。セロトニンは別名「幸せホルモン」と言われていて、増加するとリラックス効果があるそうです。また、テオブロミンには血管拡張作用もあり、カカオポリフェノール同様に動脈硬化を予防する効果が認められています。

\次のページで「4.おなかの調子を整えるリグニン」を解説!/

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