洋梨の美味しい食べ方って?上手な皮の剥き方や鮮度を保つ保存方法も果物大好きパティシエが詳しくわかりやすく解説
家庭でできる追熟方法
もし、かたい洋梨に出会ったら、家庭で追熟させましょう。追熟の方法はとっても簡単!乾燥しないように紙袋に入れ、室温が15~20℃くらいの風通しの良く直射日光を避けた場所に置いておくだけでOK。
追熟する時は室温が重要です。高すぎると追熟が上手く行えず、色付きや食感、香りなどに障害が出てしまう場合がありますので注意しましょう。室内が高温で心配な場合は、リンゴやバナナを一緒に入れておけば、冷蔵庫に入れても追熟が進みます。
たくさんある場合はすぐに食べる分だけ常温に置き、残りは冷蔵庫に入れて保存しておけば、追熟が抑えられるので長く食べられますよ。残りの分を食べる時も、食べる分だけ冷蔵庫から出し、その都度追熟させましょう。
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美味しい洋梨の食べ方
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食べごろのみずみずしい洋梨はぜひフレッシュで食べたいですが、様々なアレンジで違った魅力も楽しめます。意外かもしれませんが、洋梨はお料理にも使われる素材なのです。組み合わせや調理法を変えて、色々なシーンで活用できますよ。下記を参考に、色々な食べ方を試してみてはいかがでしょう。
1.そのまま食べる
完熟の洋梨が手に入ったら、何といってもまずはそのまま生食するのがおすすめです。洋梨ならではの芳醇な香り・食感・風味を存分に堪能できますよ!2時間ほど冷蔵庫で冷やして、食べる直前にカットしましょう。ひんやりしたフレッシュの洋梨は、カットして盛り付けただけでも素敵なデザートになります。また、薄くスライスして、生ハムやチーズと合わせてサラダのトッピングとしても使えますね。
もし、皮つき丸かじりがお好みなら、洋梨はさっと洗ってそのままでも問題なく食べられますよ。洋梨の果皮にはたくさんの食物繊維が含まれ、さらに皮の近くが一番甘いので、果実の甘みが丸ごと楽しめます。しかし、洋梨の皮は比較的硬く、消化も悪いため、無理して食べることはおすすめしません。皮をむいても、皮ごとでも、美味しいと感じる食べ方で食べてくださいね。
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2.加工して様々に
洋梨は加熱したり、ピューレ状にしても美味しくいただけます。簡単なアレンジなら、お砂糖で作ったキャラメルとバターと共にソテーした「洋梨のキャラメリゼ」がおすすめです。洋梨とキャラメルは好相性の組み合わせですね!また、タルト生地に洋梨を敷き詰め、アーモンドクリームとオーブンで焼く「タルトポワール」も人気のケーキレシピです。
大量に消費したい場合や酸味の強い洋梨は、砂糖とレモン汁を加えて作るジャムやシロップやワインで煮たコンポートがおすすめ!これなら長期保存も出来ますよ。また、ピューレ状にすれば、ムースやゼリーにしたり、お肉料理のソースにも使えます。
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